確かに投資合理性としては、ドルの比重を軽くせざるを得ません。
米カルパースが資産の米国以外へのシフトを検討(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-290783.html
” 米最大の年金基金であるカリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパ
ース)のリード最高投資責任者(CIO)は、資産を米国株式から国際
的な投資にシフトさせることがリターンの改善につながるとの考えを示
した。19日の取締役会で述べた。
CIOは、全体の資産に占める米株投資の割合を40%から24%に減
らすことが選択肢のひとつとして考えられるとした。実現すれば、米株
の保有率は20年超ぶりの低水準となる。
カルパースの広報担当者は27日、現在のポートフォリオの内訳は、約
40%が米株で20%が米国以外の株式だと述べた。
もうひとつの選択肢は、米国と米国以外の株式の保有率をそれぞれ30
%以下で均等にすることで、リードCIOは「今後10年間で米株と米
国以外の株式の保有率を均等にすることは妥当といえる」と述べた。
広報担当者によると、カルパースの取締役会は12月17日に開く会議
で、今後3年間の資産配分について決定する。”
このアナウンス効果はかなり大きいものと思います。
日本の金融界への影響も大きいに違いありません。
個人的にはカルパースがどこに資産をシフトさせるかに興味があります。
商品には既に投資を開始していると聞いていますが、
まさかそれだけではないでしょう。興味津々です。
◇ ◇ ◇ ◇
今週はこれに尽きます。
アブダビ投資庁、シティに75億ドルで資本参加(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-290636.html?C=S
” 米金融大手シティグループは26日、普通株に転換する出資証券75億
ドル相当をアブダビ投資庁(ADIA)に売却することで合意したと発
表した。ADIAの普通株保有率は、シティ・グループの発行済み株式
総数の4.9%以下にとどまる見通し。
シティのビショフ暫定最高経営責任者(CEO)は「この投資で新たな
資本が提供され、シティは事業成長に向け魅力的な機会を追求すること
が可能になる」と述べた。
この発表を受けてドルは対円で1%上昇、米国債は一段安となった。出
資証券の売却により、信用収縮に苦しんでいたシティに新たな資金が流
入するとの見方から、ドルは2年半ぶりの安値から108.45円に上
昇した。”
今週のエントリーでも触れましたが、
アブダビ投資庁はまだ資金を投入できます。
ひとまずはサブプライム問題の第二波は峠を越えた、
と言えるでしょう。
シティが再び巨大なアラブマネーに救われ、
心理的な安心感はやはり大きいです。
為替の反応の仕方も劇的でした。
↓ シティが救われた1度目はこちらです。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。上がりはしましたが、まだまだ。
【コマツ(東証一部 6301)の株価推移】
[6月6日] [11月30日]
3,450円 → 3,350円 ▼ 100(-2.90%)
【丸紅(東証一部 8002)の株価推移】
[6月4日] [11月30日]
897円 → 845円 ▼ 52(-5.80%)
【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】
[6月4日] [11月30日]
4,220円 → 3,970円 ▼ 250(-5.92%)
【トーセイ(JASDAQ 8923)の株価推移】
[9月26日] [11月30日]
69,600円 → 70,700円 △ 1,100(+1.58%)
【インテリックス(JASDAQ 8940)の株価推移】
[9月26日] [11月30日]
199,000円 → 213,000円 △ 14,000(+7.03%)
【竹内製作所(JASDAQ 6432)の株価推移】
[10月3日] [11月30日]
6,370円 → 5,000円 ▼ 1,370(-21.51%)
高まるオイルマネーへの流入期待(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200711290102.html
” オイルマネーの資金流入が注目されている。原油価格の上昇を背景に
潤沢となったこれらの資金が、先行き株式市場で強力な買いセクター
になるとみる関係者は多い。
さらに、中国、ロシアの株式運用がニュースになるなど、今後はオイ
ルマネーだけではなく新興国からのホット資金の買い期待は高まる方
向だ。これらが日本株を買う場合、ターゲットになるのは世界に通用
する国際優良株になるとの見方が出ている。
〔中略〕
オイルマネーや新興国の資金が日本株を買い付ける場合、買いのター
ゲットになるのは国際優良株になるとの見方が出ている。
エース証券・専務の子幡健二氏によると「過去にオイルマネーの流入
が騒がれた80年代は、トヨタ自動車や松下電器産業などの国際優良
株が中心になった経緯があり、今回も同じようになると考えられる」
という。 子幡氏は「欧米の投資家に比べると日本株なじみがないため、
業績内容のほかでは、ネームバリュー、ブランド力が優先されること
になる。ブルドックソースを買う──などといったケースは考えにく
い」と指摘する。
クレディ・スイス証券の市川氏は、オイルマネーが買う日本株に関し
て「中東諸国と同様に資源価格上昇で潤った商社や海運などが今年の
相場で人気化した。しかし、彼らは自分たちと同じベクトルのセクタ
ーを買うとは考えにくいため、これらの銘柄はオイルマネーが買い主
体となりそうな今後の相場で狙いは下がる」とコメントしていた。”
→ うーん、建機は買われませんかね。
新興国のインフラ関連として見ることは可能と思いますが。
いずれにせよ、オイルマネーは何を買っているのか
殆ど分からないので、悩むだけ無駄かもしれません。
これは仮説ですが、ノルウェーのSWFのように
「石油資源を金融資産に替える」のが目的ならば、
「代替エネルギー関連」は絶対に狙ってくる筈です。
あとは……彼らは資金量とリスク許容度が大きいので、
半導体関連の「底値買い」もあるかもしれません。
※ 投資判断は投資家各位で行って頂けますようお願い致します。
~~~~~~~~(2007年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【シーズクリエイト(東証一部 8921)】[9月26日] [10月3日]
23.950円 → 28,500円 △ 4,550(+19.00%)
【クリード(東証一部 8888)】[9月7日] [9月21日]
> ショートポジション 236,000円 → 209,000円 ▽ 27,000(+11.44%)
【インテリックス(JASDAQ 8940)】 [5月21日] [9月7日]
282,000円 → 206,000円 ▼ 74,000(-26.24%)
【トーセイ(東証二部 8923)】 [7月31日] [9月7日]
101,000円 → 70,300円 ▼ 30,700(-30.40%)
【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月1日] [7月31日]
3,110円 → 3,540円 △ 430(+13.83%)
【新日本製鐵(東証一部 5401)】 [4月6日] [5月9日]
> ショートポジション 790円 → 880円 ▲ 90(-11.39%)
【川崎汽船(東証一部 9107)】 [4月6日] [5月9日]
> ショートポジション 1,127円 → 1,455円 ▲ 328(-29.10%)
【新日本建物(JASDAQ 8893)】[1月12日] [4月6日]
679円 → 746円 △ 67(+9.87%)
~~~~~~~~(2006年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【日立建機(東証一部 6305)】 [9月4日] [4月6日]
2,715円 → 3,190円 △ 475(+17.49%)
【トーセイ(東証二部 8923)】 [9月4日] [4月6日]
112,000円 → 118,000円 △ 6,000(+5.36%)
【オークマ(東証一部 6103)】[6月7日] [4月6日]
1,202円 → 1,421円 △ 219(+18.22%)
【丸紅(東証一部 8002)】 [6月7日] [4月6日]
573円 → 704円 △ 131(+22.86%)
【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月7日] [1月12日]
2,220円 → 2,140円 ▼ 80(-3.60%)
【新日本建物(JASDAQ 8893)】[2月7日] [9月1日]
1,200円 → 645円 ▼ 555(-46.25%)
[4月14日] [9月1日]
985円 → 645円 ▼ 340(-34.52%)
~~~~~~~~(2005年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【シーズクリエイト(東証一部 8921)】[11月22日] [5月10日]
※ 2年経過 74,500円 → 67,200円 ▼ 7,300(-9.80%)
【クリード(東証一部 8888)】[12月15日] [9月1日]
578,000円 → 408,000円 ▼ 170,000(-29.41%)
【東誠不動産(JASDAQ 8923)】[12月9日] [2月6日]
105,000円 → 157,000円 △ 52,000(+49.52%)
【オークマ(東証一部 6103)】[11月2日] [4月7日]
1,000円 → 1,631円 △ 631(+63.10%)
【丸紅(東証一部 8002)】 [10月24日] [4月14日]
507円 → 631円 △ 124(+24.46%)
【三菱商事(東証一部 8058)】[10月24日] [4月14日]
2,065円 → 2,740円 △ 675(+32.69%)
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米カルパースが資産の米国以外へのシフトを検討(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-290783.html
” 米最大の年金基金であるカリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパ
ース)のリード最高投資責任者(CIO)は、資産を米国株式から国際
的な投資にシフトさせることがリターンの改善につながるとの考えを示
した。19日の取締役会で述べた。
CIOは、全体の資産に占める米株投資の割合を40%から24%に減
らすことが選択肢のひとつとして考えられるとした。実現すれば、米株
の保有率は20年超ぶりの低水準となる。
カルパースの広報担当者は27日、現在のポートフォリオの内訳は、約
40%が米株で20%が米国以外の株式だと述べた。
もうひとつの選択肢は、米国と米国以外の株式の保有率をそれぞれ30
%以下で均等にすることで、リードCIOは「今後10年間で米株と米
国以外の株式の保有率を均等にすることは妥当といえる」と述べた。
広報担当者によると、カルパースの取締役会は12月17日に開く会議
で、今後3年間の資産配分について決定する。”
このアナウンス効果はかなり大きいものと思います。
日本の金融界への影響も大きいに違いありません。
個人的にはカルパースがどこに資産をシフトさせるかに興味があります。
商品には既に投資を開始していると聞いていますが、
まさかそれだけではないでしょう。興味津々です。
◇ ◇ ◇ ◇
今週はこれに尽きます。
アブダビ投資庁、シティに75億ドルで資本参加(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-290636.html?C=S
” 米金融大手シティグループは26日、普通株に転換する出資証券75億
ドル相当をアブダビ投資庁(ADIA)に売却することで合意したと発
表した。ADIAの普通株保有率は、シティ・グループの発行済み株式
総数の4.9%以下にとどまる見通し。
シティのビショフ暫定最高経営責任者(CEO)は「この投資で新たな
資本が提供され、シティは事業成長に向け魅力的な機会を追求すること
が可能になる」と述べた。
この発表を受けてドルは対円で1%上昇、米国債は一段安となった。出
資証券の売却により、信用収縮に苦しんでいたシティに新たな資金が流
入するとの見方から、ドルは2年半ぶりの安値から108.45円に上
昇した。”
今週のエントリーでも触れましたが、
アブダビ投資庁はまだ資金を投入できます。
ひとまずはサブプライム問題の第二波は峠を越えた、
と言えるでしょう。
シティが再び巨大なアラブマネーに救われ、
心理的な安心感はやはり大きいです。
為替の反応の仕方も劇的でした。
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『アラビアのバフェット-世界第5位の富豪 アルワリード王子の投資手法』(パンローリング) |
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注目銘柄。上がりはしましたが、まだまだ。
【コマツ(東証一部 6301)の株価推移】
[6月6日] [11月30日]
3,450円 → 3,350円 ▼ 100(-2.90%)
【丸紅(東証一部 8002)の株価推移】
[6月4日] [11月30日]
897円 → 845円 ▼ 52(-5.80%)
【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】
[6月4日] [11月30日]
4,220円 → 3,970円 ▼ 250(-5.92%)
【トーセイ(JASDAQ 8923)の株価推移】
[9月26日] [11月30日]
69,600円 → 70,700円 △ 1,100(+1.58%)
【インテリックス(JASDAQ 8940)の株価推移】
[9月26日] [11月30日]
199,000円 → 213,000円 △ 14,000(+7.03%)
【竹内製作所(JASDAQ 6432)の株価推移】
[10月3日] [11月30日]
6,370円 → 5,000円 ▼ 1,370(-21.51%)
高まるオイルマネーへの流入期待(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200711290102.html
” オイルマネーの資金流入が注目されている。原油価格の上昇を背景に
潤沢となったこれらの資金が、先行き株式市場で強力な買いセクター
になるとみる関係者は多い。
さらに、中国、ロシアの株式運用がニュースになるなど、今後はオイ
ルマネーだけではなく新興国からのホット資金の買い期待は高まる方
向だ。これらが日本株を買う場合、ターゲットになるのは世界に通用
する国際優良株になるとの見方が出ている。
〔中略〕
オイルマネーや新興国の資金が日本株を買い付ける場合、買いのター
ゲットになるのは国際優良株になるとの見方が出ている。
エース証券・専務の子幡健二氏によると「過去にオイルマネーの流入
が騒がれた80年代は、トヨタ自動車や松下電器産業などの国際優良
株が中心になった経緯があり、今回も同じようになると考えられる」
という。 子幡氏は「欧米の投資家に比べると日本株なじみがないため、
業績内容のほかでは、ネームバリュー、ブランド力が優先されること
になる。ブルドックソースを買う──などといったケースは考えにく
い」と指摘する。
クレディ・スイス証券の市川氏は、オイルマネーが買う日本株に関し
て「中東諸国と同様に資源価格上昇で潤った商社や海運などが今年の
相場で人気化した。しかし、彼らは自分たちと同じベクトルのセクタ
ーを買うとは考えにくいため、これらの銘柄はオイルマネーが買い主
体となりそうな今後の相場で狙いは下がる」とコメントしていた。”
→ うーん、建機は買われませんかね。
新興国のインフラ関連として見ることは可能と思いますが。
いずれにせよ、オイルマネーは何を買っているのか
殆ど分からないので、悩むだけ無駄かもしれません。
これは仮説ですが、ノルウェーのSWFのように
「石油資源を金融資産に替える」のが目的ならば、
「代替エネルギー関連」は絶対に狙ってくる筈です。
あとは……彼らは資金量とリスク許容度が大きいので、
半導体関連の「底値買い」もあるかもしれません。
※ 投資判断は投資家各位で行って頂けますようお願い致します。
~~~~~~~~(2007年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【シーズクリエイト(東証一部 8921)】[9月26日] [10月3日]
23.950円 → 28,500円 △ 4,550(+19.00%)
【クリード(東証一部 8888)】[9月7日] [9月21日]
> ショートポジション 236,000円 → 209,000円 ▽ 27,000(+11.44%)
【インテリックス(JASDAQ 8940)】 [5月21日] [9月7日]
282,000円 → 206,000円 ▼ 74,000(-26.24%)
【トーセイ(東証二部 8923)】 [7月31日] [9月7日]
101,000円 → 70,300円 ▼ 30,700(-30.40%)
【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月1日] [7月31日]
3,110円 → 3,540円 △ 430(+13.83%)
【新日本製鐵(東証一部 5401)】 [4月6日] [5月9日]
> ショートポジション 790円 → 880円 ▲ 90(-11.39%)
【川崎汽船(東証一部 9107)】 [4月6日] [5月9日]
> ショートポジション 1,127円 → 1,455円 ▲ 328(-29.10%)
【新日本建物(JASDAQ 8893)】[1月12日] [4月6日]
679円 → 746円 △ 67(+9.87%)
~~~~~~~~(2006年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【日立建機(東証一部 6305)】 [9月4日] [4月6日]
2,715円 → 3,190円 △ 475(+17.49%)
【トーセイ(東証二部 8923)】 [9月4日] [4月6日]
112,000円 → 118,000円 △ 6,000(+5.36%)
【オークマ(東証一部 6103)】[6月7日] [4月6日]
1,202円 → 1,421円 △ 219(+18.22%)
【丸紅(東証一部 8002)】 [6月7日] [4月6日]
573円 → 704円 △ 131(+22.86%)
【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月7日] [1月12日]
2,220円 → 2,140円 ▼ 80(-3.60%)
【新日本建物(JASDAQ 8893)】[2月7日] [9月1日]
1,200円 → 645円 ▼ 555(-46.25%)
[4月14日] [9月1日]
985円 → 645円 ▼ 340(-34.52%)
~~~~~~~~(2005年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【シーズクリエイト(東証一部 8921)】[11月22日] [5月10日]
※ 2年経過 74,500円 → 67,200円 ▼ 7,300(-9.80%)
【クリード(東証一部 8888)】[12月15日] [9月1日]
578,000円 → 408,000円 ▼ 170,000(-29.41%)
【東誠不動産(JASDAQ 8923)】[12月9日] [2月6日]
105,000円 → 157,000円 △ 52,000(+49.52%)
【オークマ(東証一部 6103)】[11月2日] [4月7日]
1,000円 → 1,631円 △ 631(+63.10%)
【丸紅(東証一部 8002)】 [10月24日] [4月14日]
507円 → 631円 △ 124(+24.46%)
【三菱商事(東証一部 8058)】[10月24日] [4月14日]
2,065円 → 2,740円 △ 675(+32.69%)
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