高岡壮一郎 氏の言動は巧緻なプロモーションとドグマの複合体です。
富裕層が増えただけではトリックルダウンは碌に生じず、
日本国内に「計算高い仲良し金満クラブ」ができるだけです。
YUCASEEは完全に欧米からの輸入ビジネスモデルであり、
イノベーションなどでは全くありません。
アブラハム・グループ・ホールディングス社長 高岡壮一郎さん(産經新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20080317022.html
” 日本では、インテリッチは「自分にふさわしい場所が少ない」という悩
みを抱え、必要な情報は富裕層の仲間から得ることが多い。「YUCA
SEE(ゆかし)」という純金融資産1億円以上の富裕層のためのSN
S(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を開設したところ、同じ境
遇や悩みを抱えた人たちが集い、貴重な情報を交わしています。
〔中略〕
《欧米ではマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が慈善事業財団を設立し、
途上国への支援を展開するなど、富裕層による慈善活動が普及。人々か
ら羨望(せんぼう)と尊敬の念を抱かれる存在だ。高岡氏は著書「富裕
層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか」(幻冬舎)の中で、
日本では富裕層が「自分が富裕層であることを口にするのもはばかられ
る」ほど、嫉妬(しっと)の対象になっていることに警笛を鳴らす》
多くの国は、富裕層の投資と消費が経済の活性化をもたらし、社会全体
の富の上昇を実現すると信じられています。日本では悪平等社会とも言
われる雰囲気の中で、富裕層は息が詰まるほどの処世術を強いられます。
富裕層が海外へ逃避することになれば、日本の将来にとって一大事です。
日本の純金融資産は1500兆円で、その20%は上位1%程度の富裕
層が有してます。日本に求められるのは富裕層が個性豊かに成長できる
仕組みづくりです。当社の使命は「個人が活躍できる社会を創る」こと。
インテリッチたちが求めるサービスを的確に提供することが、重要だと
考えています。”
高岡氏は非常に商才のある、如才ない人物です。
しかし、行っているのは単なる「アメリカナイズ」に過ぎません。
「インテリッチ」を持ち上げていい気にさせ、
自社の顧客層に組み入れてゆく戦略が見え見えです。
マネックスの松本大CEOやさわかみファンドの澤上篤人社長など
嫉妬どころか崇敬の念をもって遇されている方も多いのを
どう説明されるのでしょうか。
戦前では、名門の出で富裕な特権階級の代表格である
近衛文麿が日本を滅亡に導いた、という史実もあります。
腐敗した富裕層であれば、シンガポールでもモナコでも
どこへでも行けば良いのです。何ら国益を損ないません。
(「IT奴隷」を生み出す「既得権保持」会社の経営者などですね)
日本に必要なのは、無条件で富裕層を寵遇することではなく、
我々の社会に貢献できる富裕層を支持することです。
ヤマト運輸の実質創業者の小倉昌男氏(故人)と比べれば、
高岡氏との器の違いが一目瞭然です。
▽ 高岡氏のプロモーション本。富裕層に不都合なことは一切書いてない。
さて、この富裕層についての知識ですが、
下の一冊の方が遥かにスケールが大きく密度が高いです。
勿論(こちらは宣伝ではありませんから)質の高さも全く違います。
▽ 本当に素晴らしい著作。余りに質が良すぎて売れていない。
これはアメリカのFT紙の敏腕記者のリポートであり、
日本にはまだほとんどいない「超富裕層」の実態が分かります。
こちらは富裕層に不都合なこともはっきり書いており、
富裕層の子弟が薬物依存に陥る率が貧困層並みに高いこと、
資産の増加が必ずしも幸福を招かないこと、
美術品を投機の対象として値を釣り上げるHFマネジャーがいること、
ストックリッチ(株式上場成金)の資産は急減するペースも早いこと、
鋭い視線でリッチスタン(富裕層の世界)の実像を浮き彫りにしています。
いとすぎは、この著作に出てくる超富裕層のひとりが、
「金持ち連中は嫌いだ。嫌なやつも多いから」
「カネは自白剤であり、人間の本質をあらわにする」
とコメントしていたのが非常に印象に残りました。
このような人こそ「本物」なのでしょうね。
著者によれば、アメリカの超富裕層は既に生活に困らない資産を得たため、
環境・教育・福祉といった長期的な取り組みを要する分野に関心が強く、
全般的に「民主党寄りの政治的立場」なのだそうです。
それと比較すると「YUCASEE」のメンバーが
まだまだ小粒であるのは確実です。
富裕層が増えただけではトリックルダウンは碌に生じず、
日本国内に「計算高い仲良し金満クラブ」ができるだけです。
YUCASEEは完全に欧米からの輸入ビジネスモデルであり、
イノベーションなどでは全くありません。
アブラハム・グループ・ホールディングス社長 高岡壮一郎さん(産經新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20080317022.html
” 日本では、インテリッチは「自分にふさわしい場所が少ない」という悩
みを抱え、必要な情報は富裕層の仲間から得ることが多い。「YUCA
SEE(ゆかし)」という純金融資産1億円以上の富裕層のためのSN
S(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を開設したところ、同じ境
遇や悩みを抱えた人たちが集い、貴重な情報を交わしています。
〔中略〕
《欧米ではマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が慈善事業財団を設立し、
途上国への支援を展開するなど、富裕層による慈善活動が普及。人々か
ら羨望(せんぼう)と尊敬の念を抱かれる存在だ。高岡氏は著書「富裕
層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか」(幻冬舎)の中で、
日本では富裕層が「自分が富裕層であることを口にするのもはばかられ
る」ほど、嫉妬(しっと)の対象になっていることに警笛を鳴らす》
多くの国は、富裕層の投資と消費が経済の活性化をもたらし、社会全体
の富の上昇を実現すると信じられています。日本では悪平等社会とも言
われる雰囲気の中で、富裕層は息が詰まるほどの処世術を強いられます。
富裕層が海外へ逃避することになれば、日本の将来にとって一大事です。
日本の純金融資産は1500兆円で、その20%は上位1%程度の富裕
層が有してます。日本に求められるのは富裕層が個性豊かに成長できる
仕組みづくりです。当社の使命は「個人が活躍できる社会を創る」こと。
インテリッチたちが求めるサービスを的確に提供することが、重要だと
考えています。”
高岡氏は非常に商才のある、如才ない人物です。
しかし、行っているのは単なる「アメリカナイズ」に過ぎません。
「インテリッチ」を持ち上げていい気にさせ、
自社の顧客層に組み入れてゆく戦略が見え見えです。
マネックスの松本大CEOやさわかみファンドの澤上篤人社長など
嫉妬どころか崇敬の念をもって遇されている方も多いのを
どう説明されるのでしょうか。
戦前では、名門の出で富裕な特権階級の代表格である
近衛文麿が日本を滅亡に導いた、という史実もあります。
腐敗した富裕層であれば、シンガポールでもモナコでも
どこへでも行けば良いのです。何ら国益を損ないません。
(「IT奴隷」を生み出す「既得権保持」会社の経営者などですね)
日本に必要なのは、無条件で富裕層を寵遇することではなく、
我々の社会に貢献できる富裕層を支持することです。
ヤマト運輸の実質創業者の小倉昌男氏(故人)と比べれば、
高岡氏との器の違いが一目瞭然です。
▽ 高岡氏のプロモーション本。富裕層に不都合なことは一切書いてない。
『富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか』(高岡壮一郎,幻冬舎) |
さて、この富裕層についての知識ですが、
下の一冊の方が遥かにスケールが大きく密度が高いです。
勿論(こちらは宣伝ではありませんから)質の高さも全く違います。
▽ 本当に素晴らしい著作。余りに質が良すぎて売れていない。
『ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態』(ロバート・フランク,ダイヤモンド社) |
これはアメリカのFT紙の敏腕記者のリポートであり、
日本にはまだほとんどいない「超富裕層」の実態が分かります。
こちらは富裕層に不都合なこともはっきり書いており、
富裕層の子弟が薬物依存に陥る率が貧困層並みに高いこと、
資産の増加が必ずしも幸福を招かないこと、
美術品を投機の対象として値を釣り上げるHFマネジャーがいること、
ストックリッチ(株式上場成金)の資産は急減するペースも早いこと、
鋭い視線でリッチスタン(富裕層の世界)の実像を浮き彫りにしています。
いとすぎは、この著作に出てくる超富裕層のひとりが、
「金持ち連中は嫌いだ。嫌なやつも多いから」
「カネは自白剤であり、人間の本質をあらわにする」
とコメントしていたのが非常に印象に残りました。
このような人こそ「本物」なのでしょうね。
著者によれば、アメリカの超富裕層は既に生活に困らない資産を得たため、
環境・教育・福祉といった長期的な取り組みを要する分野に関心が強く、
全般的に「民主党寄りの政治的立場」なのだそうです。
それと比較すると「YUCASEE」のメンバーが
まだまだ小粒であるのは確実です。
完全にネットのB層狙いの業者ですね。他にも多数の自作自演誘導サイトやら他社攻撃のサイトを運営しているようです。
物を売ったりするとそれなりの責任がかかりますが、投資家保護が皆無と言える日本では瑕疵があろうが、結果がどんなものになろうが、投資家の自己責任といえば済ませることができます。
過去5年の間に金融取引関連の法律が多数でき、あまり無責任なことができなくなっています。よってあまりもうからなくなっていると推測します。
DVDなどの情報商材やらスパムメール、livedoorなどのニュース枠を買い、自社サイトへリンクさせるなど、運用会社が取るとは思えないような宣伝や営業方法を取るようになっています。
過去の違法スレスレの悪行が災いし、そろそろ夜逃げも近いのでは?
まともな富裕層などあのいかがわしいSNSなど相手にしません。だってチャーリーT氏も盛んに出入りしてる先ですし。
高岡などこのブログで取り上げるのもあほらしい有象無象ですよ。
ご自身のブログでお書き下さい。
ところでこれはどこかの週刊誌の記事の丸写しですか?
個人的にはあの時のマネックスの判断は「暴挙」だと思いますが、
今更「食い物にした」と主張されるのであれば
自分も思いっきりプットに張っておけば良いだけの話です。
GSはサブプライム問題でも恐ろしいほど正確に事態を見抜き、
消滅したリーマンを尻目に莫大な利益を出しています。
実力者は後からぐちぐち騒がない、ということです。
『思想』が浅いというご指摘はまことに尤もです。
絶賛している方々の知性が心配されるところです。
…… 通りすがり様の身近にもそうした方が
いらっしゃるのでしょうか。
日本の富裕層からゲイツやゴアが現れるのか、私は
高岡氏の著作を読んでから甚だ懐疑的になりました。
例の著作には「富裕層が寄付で競争する」程度の記述しかなく、
理念的な部分はケータイの最新機種並みに極薄です。
すでに明らかになっているように、ライブドアの証券取引法違反が発覚した翌日、前場まではそれほどライブドアショックの影響は無く、前場を終えた段階では+引けでした~~。と・こ・ろ・が・です。なんとマネックスが~
え~~~非常に由々しき問題なのですが、なんと場中にもかかわらずLD関連銘柄すべての信用の掛け目をいきなり0%にしてしまったそうです~~~。証券関係者の話ではこの決定はどう考えてもおかしいという意見ばかりのようですが~~え~~とにかくそんなバカのことをやってしまったものですから~~追証を払えない投資家が続出して、株を現金化する動きが活発になり、後場に入ると日経平均は暴落し、大引けには400円以上値下がりして取引を終えました~~。
ここで疑問が2つあります~~~。
ひとつはな・ぜ・マネックスはこんな非常識なことをしたのでしょうか~~という点ですが~~~え~~~松本氏は早期に投資家に注意喚起する目的だったと(笑)~~言っています~~しかしこれは注意喚起というよりも、追証を納めろ、できなければ持ち株を売れ!といっているに等しいんですねハイ~。当然多くの投資家はとりあえず持ち株を売ることにしたんです~~。
もうひとつの疑問は、掛け目をいきなり0%にしたことによって、日経平均が400円以上も値下がりするほど大きな影響力が果たしてあるだろうかという点です~~。
これについては松本氏自らいい情報を提供してくれています~~。かれのblogです~~~。1月18日つまり掛け目を0に変更した日の翌日ですが~~松本氏はGS系ヘッジファンドのJM氏と面会したと書いているんです~~。GSといえば、松本氏も過去に務めていたことがある証券会社ですが~~JM氏は米在住で、めったに日本には来ないそうです~~。何のために、松本氏と面会していたんでしょうか~~。
そうです~これが今回の事件を紐解く最大のポイントでした~~。まずこれが、今泉君に調べてもらった、1月16日の日経先物プットの手口情報です~~。これによれば、GSは16日にプットを6000枚仕込んでいます~~。プットのみを~~売りだけですハイ。
さらに~証券関係者の証言から、1月17日の後場、掛け目を0にしてからすぐに、外資系ヘッジファンドからの猛烈な空売りが観測されています~~。まるで、掛け目を0にするのを知っていたかのようなタイミングです~~。追証に伴う投売りと、他の証券会社も追従するかもという連想売り、さらに外資の空売りと、ライブドア関連銘柄のストップ安が、この市場操作には必要十分な条件でした~~。すべてが同時に起こって、はじめて大きな利益になると~~考えたのでしょう。
外資とぐるになって、混乱に乗じて個人投資家を食い物にした仕業、許されるものではありませ~ん。
ただしこの犯罪において、松本氏は掛け目を0にしただけです~~。これでは不法行為に問えませ~ん。しかも、掛け目を0にしたことと値動きとの因果関係を証明できませ~んから、松本氏は疑われても決して逮捕されない立場がはじめから約束されています~~。
わたしはこれほど完璧な証券取引法違反を知りませ~ん。
以上 古畑任三朗でした~。
私も、ちょうど先日、高岡氏の本を読了したところです。
高岡氏の本をひとことでいうと
「もう少し、ゆかしの『思想』に深みがあればいいのに…。」
ゆかしには、社会および人間についての考察がやや浅い感がします。
私自身は一介の地方のサラリーマンですが、
お金の使い方を知らないお金持ちに不安を覚えます。
無知な若造のコメントですが、
お目汚しにならなければ幸いです。
もしMini 様が社会貢献の専門家でいらっしゃれば、
ぜひ「有名」と規定した理由をお教え下さい。
私は寡聞にして知りませんでした。
尚、私の見解としては社会貢献は寄付だけにとどまらず、
事業運営・納税・消費・投資・政治的活動まで
すべてを含むものと理解しています。
富裕層であっても、善人も悪人も、賢人も愚人も、
徳の高い人も徳の低い人もいます。一般人とそう変わりません。
https://www.yucasee.jp/index.php?mode=nologin&act=about_donation&la=__1161
各種団体の担当者に聞いてみると良いかもしれません
ぱんだ様は一体、どのようなお仕事の方なのでしょうか。
宜しければ差し支えない範囲でお教え頂けますと嬉しいです。
私はその情報は掴んでいませんでした。
マスコミの方でしょうか?
多分表現が不充分だったのでしょうが、私の主張は
「富裕層全てが嫉視されている、とするのは被害妄想である」
「トリックルダウンを騙って仲間内の利益を計っている」
「富裕層にはこの社会に対する責務がある」
ということです。
松本氏がゆかし会員であっても、
ゆかしのメンバーの全体的な質はまた別の話だと思います。
「YUCASEE」内には経営者と投資家が余りにも多過ぎ、
彼らの仲間内の利益ばかり狙ってくる可能性が高いです。
(共和党的に「減税しろ! ビジネスチャンスを!」系でしょう)
高岡氏のブログを拝見すると、
「富裕層が稼ぐのが日本経済のためになる」
しか書いていないので、まあ呆れた話です。
インドやメキシコのような社会を目指すのでしょうか。
社会貢献意識の高い
豊かな富裕層が増えればいいですね