↑ USD/JPY(ZAI) 103円まで戻れるかどうか
先週はGPIFに関する麻生発言が市場を動かしたとの説があるが
急騰のタイミングから見てウクライナ懸念後退が真の理由である。
ウクライナ政府の強硬策に対しプーチンは口先での反撃にとどめ、
軍の大規模展開やガス供給停止には踏み込まなかった。
(ロシア経済の受ける打撃を考えると、「踏み込めなかった」のだ)
イースター休暇前で流動性が低下した間隙を狙って
海外スペックが先物と日経平均の主力銘柄に攻勢をかけたのだ。
市況が悪ければ麻生発言などいとも簡単に粉砕される程度の材料であり、
前回の麻生内閣時に東証が大幅下落した厳然たる事実は動かしようがない。
また、追加緩和期待は殆ど高まらなかったので、
先週に当ウェブログが指摘した通りと見ている。
「巷では日銀の追加緩和がなかったので失望売りが出たとの説が多いが、
米株の急落から見てウクライナ問題の緊迫化の方が重要である。
「所詮、東証は外国人によって「作られた」相場に甘んじるしかなく、
彼らの集団心理や仕掛けによって振り回される運命にある」
「追加緩和は「単発」なのでスペックの売り崩しに対するカウンターとならなければ
たちまち寄ってたかって好餌にされてしまうのが目に見えている。
もっと市場センチメントが悪化してからでないと空砲になるから
いま追加緩和に期待するのは市場の駆け引きを分かっていない人間だろう」
「黒田日銀総裁による追加緩和の否定は大した材料ではなかったが、
より深刻だったのはウクライナ情勢の緊迫化であろう」
一方、ウクライナ情勢はひとまず懸念後退だが、
欧州ではユーロ高を回避したい要人の発言が相次いでいる。
再び「短い春」のフェーズに入ったと判断する。
イースター休暇の外国人は月曜以降に東証を買わざるを得ないだろう。
「香港インデックスがムンバイに遂にキャッチアップされた。
市場を見る限りでは、中国の高成長は「終わった」と言えよう。
この市場の動きが、中印の成長率逆転を予言するものかどうか、注視したい」
とした当ウェブログのスタンスは引き続き維持である。
政策効果で中国が僅かにリードしているが僅差に過ぎない。
一方、ウクライナ東部での以下の問題も予想通りに再燃している。
大規模な軍事衝突はあり得ないが「落とし所がない」のが致命的である。
「シリアには化学兵器の放棄という落とし所があったが、クリミアにはない。
従って、シリアのように急激に危機前の状況に復帰する可能性は極めて低い。
今回、米露とも大規模軍事介入は不可能である。
米軍はウクライナでロシア軍に対抗することは地政学的に不可能だし、
ロシア軍が大規模軍事加入を行えば米欧から強烈な経済制裁を受けて自国経済に大打撃だ。
だからロシアは口では平和を唱え、裏では覆面軍事介入を続けるだろう。
一方アメリカも妥協できない。オバマは弱腰として批判されており、
クリミア独立編入を座視したら欧州に批判されるだけでなく国内で袋叩きになる。
また、ウクライナ東部でロシアの影響を受ける勢力が一斉に蜂起し
次々と「クリミア化」を進めてウクライナを二分してゆくだろう」
「米露とも決め手を欠き相手の出方と国内世論を窺いながら
威丈高かつ慎重に度胸試しを続けることになろう。
経済制裁もブラッフをかませながら小出しにして
決定的対立をぎりぎりで回避しようとするだろう」
情勢は好転に向かったものの、
ウクライナ情勢は依然として流動的であり、リスクは燻り続ける。
「突発高でまだ上昇トレンド発生ではなく、注視する必要がある」
「そもそも東証の連騰は間隙を衝いたスペックの「力技」によるものであり、
ソフトバンクやファーストリテイリングが先物を動かす為のおもちゃにされている。
これは12月の上昇と同じ「脆弱な」高値である」
「また、ウクライナではクリミアの分離がほぼ既定事実となっており、
そうなるとウクライナの穀倉地帯や資源関連も分離工作の対象となるのは避けられず、
米欧露のパワーゲームと小競り合いの継続は必至である」
と書いてきた当ウェブログの見解は完璧に的中した。
以下のスタンスも依然として継続である。
「年初は1万3000円台までの調整は充分あり得ると考えていたが、
1月、2月と余りにも市況が悪くモメンタムが完全消滅したので、
今はその弱気すら修正せざるを得ないと考えている」
「先月の市況悪化で、1万2000円台までの下落が視野に入ったと判断する。
東証ロングもドルロングも円ショートも刻々と状況が悪化している。
能天気で市場の怖さを侮った金融関係者の言葉を真に受けるからそうなるのだ。
最も動きの遅い投資家が恐怖に襲われた時、下落幅は予想外の大きさになる」
「愚図愚図している内に日本では消費税引き上げが迫っており、
早くも不動産のチャートは下を向いてうなだれ始めている。
今年はショートを適切に使わないとパフォーマンスが大きく低下する、
それが当ウェブログの見方である」
「ウクライナ情勢に隠れてはいるが、日本経済への懸念が生じている。
先週、東証の不動産セクターが完全に下方屈曲したことが明らかになった。
これは内需の落ち込みと、明確なアベノミクスの失敗を意味するものである」
「不動産は言う迄もなく、内需においては最大級のウエイトを占めるセクターだ。
その不動産セクターが数日前に強烈な急落を見せた。
株価は代表的な先行指標の一つであり、実体経済を先取りして動くものだ。
景況が持続的に改善している時期にこのような下落が起きる訳はない」
「世界経済の回復が緩慢である以上、2006年のような外需成長は期待薄であり、
内需落ち込みが予告されている以上、日本経済への急ブレーキと、
今迄は幸運に恵まれてきた安倍政権の転落は不可避である」
「市場の女神が微かに囁いているのを感じる。「Sell their Abenomics」と」
以下の当ウェブログの見解も勿論、維持している。
「ドル円やクロス円の年初の高値を奪回する
モメンタムが残っているようには到底見えない」
「ドル円もクロス円も頭打ちで上昇力が弱い。
特に問題はユーロだ。理由不明だが明らかに弱い。
何かユーロ圏に問題が発生しているのか注視したい」
「どうせドル高方向だろうと油断すること自体がリスク要因である」
「実際、ユーロ圏の指標が良い割にユーロは上昇していない。
市場参加者の考える水準が市場の現実から乖離し始めているのである」
「堅調すぎるほど堅調な市況、しかしそれだからこそ却って嫌な予感がする。
2014年は暢気な楽観論者がいきなり横っ面を張られるような
大波乱の年になるかもしれない」
「何度も言うようにIMM通貨先物での円ショートは高水準であり、
急反動が生じると大きなインパクトが与えられるのは必至」
「円安急伸は東証にとって強力な追い風であるが
その分、2014年の日本株のパフォーマンスが削られる可能性を見ておきたい」
「1月最初の週の暗雲漂う市況は、矢張り純朴で単純過ぎるリフレ派が
恥辱とともに滅ぶ前兆であると考えざるをえない」
「力を誇る者は力に滅び、富を誇る者は富に滅び、
市場を侮る者は市場に滅ぶ。これが万古不変の定理である」
「昨年末の先物主導の上昇と、記録的な円売りポジション残高のもたらした
「脆弱な高値」が急落をもたらしたのだ。市場の論理から言えばそうなる」
「市場心理の面においては、東証の活況を能天気に信じ込んでいた外国人投資家が
想定外の下落に慌てふためいて続々と悲観派に鞍替えしているのが現状である。
従って年初の日経平均1万6000円台の奪回には相当の時間を要する」
「この期に及んで強がって「年末に日経平均は1万8000円」と強弁する論者は
市場を全く理解していない。市場は愚かな人間よりも遥かに的確に未来を予見する。
年初からこの急落に襲われたという事実は、今年の景況が予想よりも悪いことを示唆する」
「それ以前の二次曲線的落下も事実だった訳で、
ひとまず市場心理悪化は食い止められたが
いつでも問題は再燃する可能性があると思われる」
「米経済回復が緩慢であること、ユーロ圏の回復がそれ以上に弱いことから、
この反発もそう長いことにはならずモメンタムは減衰すると見ている。
来月末までにダブルトップ形成が今のメインシナリオだ」
以上が当ウェブログの直近の見通しである。
「悪い円安」は暫く遠ざかったが、いずれにせよ
大勢の低所得者が苦しみ、じわじわと不満が安倍政権に向かうだろう。
「外国人にとって日本市場はいまだに「新興国」の部類である。
米市場と違って金融政策の効果は限定的で、
(幻覚を見ている日本人が多いが、真実は必ず明らかになる)
外乱要因による影響を受け易くボラティリティが高い」
「国内投資家のプレゼンスも大幅低下しており
回転が速く動きの俊敏な海外スペックに翻弄され易い」
「日本株下落や円高の時は口を極めて外国人を諸悪の根源のように罵った低能なメディアは
彼らが東証を大幅に押し上げると「アベノミクスのおかげ」と大本営発表の片棒を担ぐ。
健忘症の連中は、数年後にまた「外国人の日本売り」「投機」と批判するだろう。
お前達の言説の方が遥かに風見鶏であり投機的である」
「「悪い円安」の黒い影が刻々と接近していることを認識していない者が非常に多く、
2014年は前半でピークを付ける「二日酔い状態」になりかねない」
「ドル高円安が進行することで日本の輸入物価高・CPI上昇を招き、
スペックの仕掛けによる自己実現的な円安トレンド定着の可能性も見えてきた。
2013年前半にジョージ・ソロスが不吉な予言を行ったように、
「円安が止まらなくなる可能性」を見ておくべきである」
「財務省の法人統計で衝撃的な数字が出た。
米経済回復でドル高円安が進み輸出業に大きな恩恵が及んだにも関わらず、
日本企業の自己資本比率は過去最高の水準となったのである。
投資増の勢いは依然として弱く、人件費に至っては前年比で5%も減少している。
自民党政権と経済界が結託して労働者の実質所得を減らしていると考えざるを得ない」
「このような内向きの日本企業を優遇したところで、
日本経済が強く回復する筈がないのは火を見るよりも明らかである。
「成長率が低下しているにも関わらず政策に嘴を挟む大企業と癒着し、
経営層や株主ばかりに恩恵を及ぼす自民党の旧態依然の体質が露見する。
2014年に急落するのは間違いなく安倍政権の支持率である。
2015年にはリフレ派への評価は地に墜ち、アベノミクスは嘲笑の対象となろう」
当ウェブログの以上の見解も変更しない。
消費税引き上げの前迄は概ね変わらないだろう。
「機を見るに敏なエコノミストは、所謂アベノミクス効果と見えた現象が
米経済好転に支えられた偶然であることを示唆し始めている」
「東証急騰は、機を窺っていた海外ファンド勢の一斉突撃によるもので、
日米経済回復を当て込んだ「思惑」による作られた相場であるのは明白だ」
「ドルが100円に達するスピードが速過ぎたため、
今後は梯子を外される反落の可能性を見ておくべきである。
IMM通貨先物では再び円ショートポジションが積み上がってきており、
海外ファンド勢には相場を吊り上げて売り浴びせるだけの力がある」
「IMM通貨先物では円ショート残高がここ数年にない規模にまで膨れ上がっており、
この「山」を消化して押し上げていくのは難行である」
市場の道理として上昇速度は低下せざるを得ない」
と書いてきた当ウェブログの見解は今週も維持する。
…2014年は紛れもない「失望の年」になりかけている。
「市況を見れば分かるようにアベノミクスはもう既に過去の材料になった。
投資家の目はアメリカに集中している。
米経済指標を睨みながら前のめりな姿勢を強めるだろう」
「米経済が回復し日米金利差が拡大すれば
民主党だろうが自民党だろうが円安ドル高の恩恵で東証は上がるに決まっている。
所詮はアベノミクスの3本の矢など誤差の範囲に過ぎない」
「たとえ民主党政権が続いていたとしても円安に転換し、東証は上がったであろう。
しかしアベクロコンビがスタンドプレーに走ったせいで上昇が先食いされてしまい、
来年、再来年の株式のパフォーマンスは総じて低下せざるを得まい」
「上昇を先食いしたために東証の足元は脆弱になっている。
2014年、2015年には無理をした今年前半の報いで
相当厳しい市況になることは容易に予想される」
「論より証拠、IMFは今年の日本の成長率を2%程度、
2014年の成長率は鈍化して1%程度と予想している。
まさに「馬脚をあらわす」である」
「2015年以降は、安倍政権や黒田日銀が何と言おうが
マーケットはそれを嘲笑し完全無視して動くであろう」
「来年度、再来年度は上値が重い展開になると予想されるので、
今年度の内に打つべき手は打っておかなければならない」
「ドルへの資金回帰の奔流はドルを押し上げ円を沈ませる。
回り回って東証に資金を導く強力な援護射撃となろう」
「円安の援護のない東証は「片肺飛行」で
モメンタムが著しく失われることがはっきりした」
「中国があのベア・スターンズ破綻の段階に近いとバロンズが書いているそうだが、
個人的にはまだ2007年のパリバショックの前あたりだと考えている。
まだ市場に強い恐怖感は漂っておらず、警報は弱い」
「「VaRショック」の10年ぶりの再来も警戒される。
不動産セクターは安易に買ってはいけない。
安直な黒田バズーカが国債市場を壊してしまっているので
そのマグニチュードは予想外の域に達する可能性がある」
「IMFのブランシャール氏が所謂アベノリスクを事実上認め、
財政再建や構造改革を実現できなかった場合、投資家の信認が失墜し
世界経済のリスクとなる恐れがあると指摘した」
「参院選での野党の自滅で自民党の古い体質が墓場から蘇るだろうから
今後警戒すべきは「ねじれ解消リスク」である」
「自民党は歴史的に利益誘導・分配型の政党であり、
80年代以降の自民党政権の実績が証明しているように、
経済政策を成功させる力量に欠けることは明らかだ。
自民が参院選で盛大に勝てば勝つほど、次回の選挙は惨敗することになる」
「マーケットはねじれ解消で政治が安定すると見ているがそれは甘い。
ねじれを解消させてしまったために電力利権や道路利権等の抵抗勢力が続々と蘇り、
財政悪化と人口動態の劣化が容赦なく進むであろう」
「東京オリンピックは結構なことだが既に政治の道具にされている。
数値から見て成長率改善効果は殆どないに等しく、
歴史的教訓から考えて景況の落ち込みは必至である。
今の喜びが大きければ大きいほど、かつがれたと知った時の怒りは大きくなる」
当ウェブログは以上の見解を依然として維持している。
VaRショック再来は当面遠ざかったが、
輸入物価高、自動車関連ひとり勝ちの懸念が強まっている。
一方、長期金利の動きから見て「事実上のマネタイズ」との見方は的中しつつある。
「目先の円安に幻惑され、日本の将来に不吉な影がかかっている」
「当ウェブログが予測していた「悪い円安」が、異様な速度で到来することになる。
安倍・黒田コンビが市場を軽視したために、財政危機もほぼ確実に接近する。
「剣によって立つ者は剣によって滅びる」との箴言と同じく、
金融政策によって立つ者は金融政策によって滅びるのであろう」
「黒田総裁の「次元の違う」量的・質的緩和は、事実上のマネタイズである」
「日本の国債市場は再起不能になり、財政再建を果たす可能性はほぼ失われた」
「黒田バブルに便乗して億単位の稼ぎを得る者が続出するだろうが、
今から警告しておく。決して調子に乗って騒いではならない。
ツケを回された国民の強い怒りは決してそのような輩を許さないであろう」
一方、以下の当ウェブログの見解はほぼ的中と言えるだろう。
ユーロ大反転は確定した。
ここで言うゴールドはドル建ての想定であり円建てでは高値だが、
金利も配当も付かないゴールドを持つ理由は全くないので修正する必要は感じない。
FRBの緩和縮小観測で更なる下落の可能性が高い。
「ゴールドは「完全に終わった」と断言して良い」
「香港や上海市場を見ても分かるように、
今の中国では内需主導で高成長を持続するのは不可能である」
「円安は明確に日本経済にとってポジティブである」
「ユーロ大幅下落は遠ざかったか、もしくは消えたと考える」
「ユーロ圏は深刻な経済悪化ではないだろうが停滞は必至」
今年は苦難の始まりの年となるだろう。
危険な「悪い円安」の時代がもうすぐそこまで迫っている。
↓ EUR/JPY(ZAI) ユーロはドルよりも劣後しつつある
↓ GBP/JPY(ZAI) ユーロとは対照的に非常に強い展開、174円台もあり得る
ユーロ高を懸念するECBの声が強まってきている。
「実弾」はまだ先だろうがモニタリングしておく必要がある。
対ロシア貿易の落ち込みが確実であるだけに、欧州にとってユーロ高の打撃は大きい。
ドルが対ユーロ・円で上昇、ECB総裁発言などで=NY市場(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3D07B20140414
この報道は時宜を得ていたと言うよりも
今週以降に重要性が高まる先見的な内容である。
予想もしないタイミングで緩和策が出ると市場に激震が走るであろう。
東証もその余波を受けて大揺れになるのは必至だ。
ドル/円102円前半に上昇、日経平均堅調で(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3F05V20140416
こちらが先週の市場の帰趨を決定した水曜日の市況。
「週末イースターなので取引低調」を見越して
スペックが攻勢をかけたものと思われる。
日銀追加緩和に関しては、余程のことがない限り「静観」と見る
この匿名の邦銀関係者の見方に当ウェブログも賛成である。
事実上、弾が単発なのだから無駄にトリガーを引く筈がない。
ドル102円前半でこう着、下値堅いが上値も重い(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBTYEA3H057.html
矢張り市場はTPPよりもウクライナに注目している。
TPPはどうせ功を焦って互いに妥協してただでさえ低い効果を減耗させるか、
相手に罪をなすりつけて(特にアメリカ側にありがち)責任転嫁するしか道はない。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄、日経急騰を機にショートポジションを減らし始め、
週末迄に全て不動産・輸出関連のロングに転換した。(勿論、短期のスタンス)
↓ 不動産関連(Yahoo.finance) サンフロンティアが急回復、トーセイが意外に強い
富士重工(東証一部 7270) 467 → 670 / 573 → 1,283 / 1,938 → 2,563
2,267 → 2,947
マツダ(東証一部 7261) 232 → 306 / 178 → 275 / 87 → 217 / 130
298 → 314 / 332 → 425 / 380 → 522
竹内製作所(JASDAQ 6432) 636 → 1593 / 743 → 1,672 / 1,678 → 2,200 /
2,250 → 2,286 / 1,924 → 2,878 / 1,995 → 2,878
3,020
ユナイテッドアローズ(東証一部 7606) 1,044 → 1,215 / 1,087 → 1,284
1,146 → 1,526 / 1,341 → 1,752
1,906 → 3,160 / 3,410 → 3,650
4,025 → 3,345
ユナイテッド(東証マザーズ 2497) 2,800
トーセイ(東証一部 8923) 25,170 → 59,300 / 83,600 → 102,100 / 67,200 → 79,100 / 82,100 → 64,200
サンフロンティア(東証一部 8934) 61,600 → 114,600 / 77,700 → 154,100 / 88,300 → 154,100
マネックスG(東証一部 8698)45,500 / 39,300 → 45,500
シャープ(東証一部 6753) 321 → 368
丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453 → 587 / 450 → 587 / 542 → 608
494 → 577 / 540 → 577 / 541 → 602 / 529 → 602
489 → 706 / 518 → 706 / 705 → 752
東京建物(東証一部 8804) 298 → 312 / 277 → 413 / 541 → 615 / 857 → 923
1,128
昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966 → 1008
716 → 723 / 688 → 1008
輸出関連では竹内に底打ち感が出てきた。
(しかし流動性低くボライタルなのでまだ大きく買ってはいけない)
↓ 輸出関連(Yahoo.finance) 竹内に続くのは富士重工、ホンダはまだ下向き
武力行使は「深刻な犯罪」=ウクライナ政権批判―ロシア大統領(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014041700721
あの強面プーチンが口先介入を主とし、実力行使を控えている。
ロシア経済の現況を考えて自重しているものと思われ、
大方の予想通り、大規模軍事介入の可能性は低い。
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
日経大幅高で撤退、ロングに転換した。
2014/04/16 171.02 GBP/JPY Lev ×1.5
現在 > 141.43 ユーロ/円(損益105%)← 今年の損益率
172.07 ポンド/円
102.39 米ドル/円
◎ 2013年の損益率(手数料等除外)> 164%
◎ 2012年の損益率(手数料等除外)> 142%
◎ 2011年の損益率(手数料等除外)> 138%
◎ 2010年の損益率(手数料等除外)> 147%
◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%
▼ ポジション解消済み
2014/04/04 171.81 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2014/03/28 170.28 GBP/JPY Lev ×1.5
2014/03/07 172.55 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2014/02/28 170.77 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2014/02/21 170.50 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2014/02/07 167.91 GBP/JPY Lev ×1.5
2014/01/24 168.75 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2014/01/17 141.12 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/12/18 167.10 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/12/05 167.32 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/11/01 157.27 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/10/25 157.54 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/08/27 151.16 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/08/14 150.89 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/08/09 128.68 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/07/31 149.01 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/07/26 150.88 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/07/17 151.30 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/06/21 97.89 USD/JPY Lev ×2.0
2013/06/11 152.83 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/06/07 150.87 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/05/24 153.41 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/05/16 101.94 USD/JPY Lev ×1.5
2013/05/10 154.46 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/05/03 130.01 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/04/26 129.02 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/04/16 150.10 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/04/12 129.73 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/04/04 145.91 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/03/21 144.80 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/03/15 144.46 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/03/07 142.28 GBP/JPY Lev ×1.5
2013/03/01 120.89 EUR/JPY Lev ×1.5
2013/02/13 124.85 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2013/02/08 125.97 EUR/JPY Lev ×1.5
2013/01/24 120.99 EUR/JPY Lev ×1.5
2012/12/26 136.78 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/12/21 136.36 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/12/12 132.76 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/11/29 131.44 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/11/09 126.37 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/11/02 83.12 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/10/25 128.91 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/10/18 127.47 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/08/29 81.23 AUD/JPY Lev ×1.5
2012/09/12 125.27 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/07/27 81.86 AUD/JPY Lev ×1.5
2012/08/15 123.83 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/07/20 95.50 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/07/13 123.21 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/07/06 97.98 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/06/29 125.19 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/06/21 100.82 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/06/14 123.27 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/06/07 99.03 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/06/01 120.02 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/05/23 100.68 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/05/14 102.44 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/05/11 128.50 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/04/27 106.60 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/04/19 130.30 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/04/13 128.88 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/04/06 84.02 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/03/30 132.57 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2012/03/22 85.75 AUD/JPY Lev ×1.5
2012/03/13 128.51 GBP/JPY Lev ×1.5
2012/03/13 83.48 CAD/JPY Lev ×1.5
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀が政策金利の引き下げを停止する可能性が高まり、
豪ドルは当面の底打ちの可能性が高まっている」
ウクライナ情勢好転でドル円、クロス円とも何とか反転できた。
取り敢えずは直近の高値まで戻る動きに。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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(当ウェブログのこちらのカテゴリーも御覧下さい。)
先週はGPIFに関する麻生発言が市場を動かしたとの説があるが
急騰のタイミングから見てウクライナ懸念後退が真の理由である。
ウクライナ政府の強硬策に対しプーチンは口先での反撃にとどめ、
軍の大規模展開やガス供給停止には踏み込まなかった。
(ロシア経済の受ける打撃を考えると、「踏み込めなかった」のだ)
イースター休暇前で流動性が低下した間隙を狙って
海外スペックが先物と日経平均の主力銘柄に攻勢をかけたのだ。
市況が悪ければ麻生発言などいとも簡単に粉砕される程度の材料であり、
前回の麻生内閣時に東証が大幅下落した厳然たる事実は動かしようがない。
また、追加緩和期待は殆ど高まらなかったので、
先週に当ウェブログが指摘した通りと見ている。
「巷では日銀の追加緩和がなかったので失望売りが出たとの説が多いが、
米株の急落から見てウクライナ問題の緊迫化の方が重要である。
「所詮、東証は外国人によって「作られた」相場に甘んじるしかなく、
彼らの集団心理や仕掛けによって振り回される運命にある」
「追加緩和は「単発」なのでスペックの売り崩しに対するカウンターとならなければ
たちまち寄ってたかって好餌にされてしまうのが目に見えている。
もっと市場センチメントが悪化してからでないと空砲になるから
いま追加緩和に期待するのは市場の駆け引きを分かっていない人間だろう」
「黒田日銀総裁による追加緩和の否定は大した材料ではなかったが、
より深刻だったのはウクライナ情勢の緊迫化であろう」
一方、ウクライナ情勢はひとまず懸念後退だが、
欧州ではユーロ高を回避したい要人の発言が相次いでいる。
再び「短い春」のフェーズに入ったと判断する。
イースター休暇の外国人は月曜以降に東証を買わざるを得ないだろう。
「香港インデックスがムンバイに遂にキャッチアップされた。
市場を見る限りでは、中国の高成長は「終わった」と言えよう。
この市場の動きが、中印の成長率逆転を予言するものかどうか、注視したい」
とした当ウェブログのスタンスは引き続き維持である。
政策効果で中国が僅かにリードしているが僅差に過ぎない。
一方、ウクライナ東部での以下の問題も予想通りに再燃している。
大規模な軍事衝突はあり得ないが「落とし所がない」のが致命的である。
「シリアには化学兵器の放棄という落とし所があったが、クリミアにはない。
従って、シリアのように急激に危機前の状況に復帰する可能性は極めて低い。
今回、米露とも大規模軍事介入は不可能である。
米軍はウクライナでロシア軍に対抗することは地政学的に不可能だし、
ロシア軍が大規模軍事加入を行えば米欧から強烈な経済制裁を受けて自国経済に大打撃だ。
だからロシアは口では平和を唱え、裏では覆面軍事介入を続けるだろう。
一方アメリカも妥協できない。オバマは弱腰として批判されており、
クリミア独立編入を座視したら欧州に批判されるだけでなく国内で袋叩きになる。
また、ウクライナ東部でロシアの影響を受ける勢力が一斉に蜂起し
次々と「クリミア化」を進めてウクライナを二分してゆくだろう」
「米露とも決め手を欠き相手の出方と国内世論を窺いながら
威丈高かつ慎重に度胸試しを続けることになろう。
経済制裁もブラッフをかませながら小出しにして
決定的対立をぎりぎりで回避しようとするだろう」
情勢は好転に向かったものの、
ウクライナ情勢は依然として流動的であり、リスクは燻り続ける。
「突発高でまだ上昇トレンド発生ではなく、注視する必要がある」
「そもそも東証の連騰は間隙を衝いたスペックの「力技」によるものであり、
ソフトバンクやファーストリテイリングが先物を動かす為のおもちゃにされている。
これは12月の上昇と同じ「脆弱な」高値である」
「また、ウクライナではクリミアの分離がほぼ既定事実となっており、
そうなるとウクライナの穀倉地帯や資源関連も分離工作の対象となるのは避けられず、
米欧露のパワーゲームと小競り合いの継続は必至である」
と書いてきた当ウェブログの見解は完璧に的中した。
以下のスタンスも依然として継続である。
「年初は1万3000円台までの調整は充分あり得ると考えていたが、
1月、2月と余りにも市況が悪くモメンタムが完全消滅したので、
今はその弱気すら修正せざるを得ないと考えている」
「先月の市況悪化で、1万2000円台までの下落が視野に入ったと判断する。
東証ロングもドルロングも円ショートも刻々と状況が悪化している。
能天気で市場の怖さを侮った金融関係者の言葉を真に受けるからそうなるのだ。
最も動きの遅い投資家が恐怖に襲われた時、下落幅は予想外の大きさになる」
「愚図愚図している内に日本では消費税引き上げが迫っており、
早くも不動産のチャートは下を向いてうなだれ始めている。
今年はショートを適切に使わないとパフォーマンスが大きく低下する、
それが当ウェブログの見方である」
「ウクライナ情勢に隠れてはいるが、日本経済への懸念が生じている。
先週、東証の不動産セクターが完全に下方屈曲したことが明らかになった。
これは内需の落ち込みと、明確なアベノミクスの失敗を意味するものである」
「不動産は言う迄もなく、内需においては最大級のウエイトを占めるセクターだ。
その不動産セクターが数日前に強烈な急落を見せた。
株価は代表的な先行指標の一つであり、実体経済を先取りして動くものだ。
景況が持続的に改善している時期にこのような下落が起きる訳はない」
「世界経済の回復が緩慢である以上、2006年のような外需成長は期待薄であり、
内需落ち込みが予告されている以上、日本経済への急ブレーキと、
今迄は幸運に恵まれてきた安倍政権の転落は不可避である」
「市場の女神が微かに囁いているのを感じる。「Sell their Abenomics」と」
以下の当ウェブログの見解も勿論、維持している。
「ドル円やクロス円の年初の高値を奪回する
モメンタムが残っているようには到底見えない」
「ドル円もクロス円も頭打ちで上昇力が弱い。
特に問題はユーロだ。理由不明だが明らかに弱い。
何かユーロ圏に問題が発生しているのか注視したい」
「どうせドル高方向だろうと油断すること自体がリスク要因である」
「実際、ユーロ圏の指標が良い割にユーロは上昇していない。
市場参加者の考える水準が市場の現実から乖離し始めているのである」
「堅調すぎるほど堅調な市況、しかしそれだからこそ却って嫌な予感がする。
2014年は暢気な楽観論者がいきなり横っ面を張られるような
大波乱の年になるかもしれない」
「何度も言うようにIMM通貨先物での円ショートは高水準であり、
急反動が生じると大きなインパクトが与えられるのは必至」
「円安急伸は東証にとって強力な追い風であるが
その分、2014年の日本株のパフォーマンスが削られる可能性を見ておきたい」
「1月最初の週の暗雲漂う市況は、矢張り純朴で単純過ぎるリフレ派が
恥辱とともに滅ぶ前兆であると考えざるをえない」
「力を誇る者は力に滅び、富を誇る者は富に滅び、
市場を侮る者は市場に滅ぶ。これが万古不変の定理である」
「昨年末の先物主導の上昇と、記録的な円売りポジション残高のもたらした
「脆弱な高値」が急落をもたらしたのだ。市場の論理から言えばそうなる」
「市場心理の面においては、東証の活況を能天気に信じ込んでいた外国人投資家が
想定外の下落に慌てふためいて続々と悲観派に鞍替えしているのが現状である。
従って年初の日経平均1万6000円台の奪回には相当の時間を要する」
「この期に及んで強がって「年末に日経平均は1万8000円」と強弁する論者は
市場を全く理解していない。市場は愚かな人間よりも遥かに的確に未来を予見する。
年初からこの急落に襲われたという事実は、今年の景況が予想よりも悪いことを示唆する」
「それ以前の二次曲線的落下も事実だった訳で、
ひとまず市場心理悪化は食い止められたが
いつでも問題は再燃する可能性があると思われる」
「米経済回復が緩慢であること、ユーロ圏の回復がそれ以上に弱いことから、
この反発もそう長いことにはならずモメンタムは減衰すると見ている。
来月末までにダブルトップ形成が今のメインシナリオだ」
以上が当ウェブログの直近の見通しである。
「悪い円安」は暫く遠ざかったが、いずれにせよ
大勢の低所得者が苦しみ、じわじわと不満が安倍政権に向かうだろう。
「外国人にとって日本市場はいまだに「新興国」の部類である。
米市場と違って金融政策の効果は限定的で、
(幻覚を見ている日本人が多いが、真実は必ず明らかになる)
外乱要因による影響を受け易くボラティリティが高い」
「国内投資家のプレゼンスも大幅低下しており
回転が速く動きの俊敏な海外スペックに翻弄され易い」
「日本株下落や円高の時は口を極めて外国人を諸悪の根源のように罵った低能なメディアは
彼らが東証を大幅に押し上げると「アベノミクスのおかげ」と大本営発表の片棒を担ぐ。
健忘症の連中は、数年後にまた「外国人の日本売り」「投機」と批判するだろう。
お前達の言説の方が遥かに風見鶏であり投機的である」
「「悪い円安」の黒い影が刻々と接近していることを認識していない者が非常に多く、
2014年は前半でピークを付ける「二日酔い状態」になりかねない」
「ドル高円安が進行することで日本の輸入物価高・CPI上昇を招き、
スペックの仕掛けによる自己実現的な円安トレンド定着の可能性も見えてきた。
2013年前半にジョージ・ソロスが不吉な予言を行ったように、
「円安が止まらなくなる可能性」を見ておくべきである」
「財務省の法人統計で衝撃的な数字が出た。
米経済回復でドル高円安が進み輸出業に大きな恩恵が及んだにも関わらず、
日本企業の自己資本比率は過去最高の水準となったのである。
投資増の勢いは依然として弱く、人件費に至っては前年比で5%も減少している。
自民党政権と経済界が結託して労働者の実質所得を減らしていると考えざるを得ない」
「このような内向きの日本企業を優遇したところで、
日本経済が強く回復する筈がないのは火を見るよりも明らかである。
「成長率が低下しているにも関わらず政策に嘴を挟む大企業と癒着し、
経営層や株主ばかりに恩恵を及ぼす自民党の旧態依然の体質が露見する。
2014年に急落するのは間違いなく安倍政権の支持率である。
2015年にはリフレ派への評価は地に墜ち、アベノミクスは嘲笑の対象となろう」
当ウェブログの以上の見解も変更しない。
消費税引き上げの前迄は概ね変わらないだろう。
「機を見るに敏なエコノミストは、所謂アベノミクス効果と見えた現象が
米経済好転に支えられた偶然であることを示唆し始めている」
「東証急騰は、機を窺っていた海外ファンド勢の一斉突撃によるもので、
日米経済回復を当て込んだ「思惑」による作られた相場であるのは明白だ」
「ドルが100円に達するスピードが速過ぎたため、
今後は梯子を外される反落の可能性を見ておくべきである。
IMM通貨先物では再び円ショートポジションが積み上がってきており、
海外ファンド勢には相場を吊り上げて売り浴びせるだけの力がある」
「IMM通貨先物では円ショート残高がここ数年にない規模にまで膨れ上がっており、
この「山」を消化して押し上げていくのは難行である」
市場の道理として上昇速度は低下せざるを得ない」
と書いてきた当ウェブログの見解は今週も維持する。
…2014年は紛れもない「失望の年」になりかけている。
「市況を見れば分かるようにアベノミクスはもう既に過去の材料になった。
投資家の目はアメリカに集中している。
米経済指標を睨みながら前のめりな姿勢を強めるだろう」
「米経済が回復し日米金利差が拡大すれば
民主党だろうが自民党だろうが円安ドル高の恩恵で東証は上がるに決まっている。
所詮はアベノミクスの3本の矢など誤差の範囲に過ぎない」
「たとえ民主党政権が続いていたとしても円安に転換し、東証は上がったであろう。
しかしアベクロコンビがスタンドプレーに走ったせいで上昇が先食いされてしまい、
来年、再来年の株式のパフォーマンスは総じて低下せざるを得まい」
「上昇を先食いしたために東証の足元は脆弱になっている。
2014年、2015年には無理をした今年前半の報いで
相当厳しい市況になることは容易に予想される」
「論より証拠、IMFは今年の日本の成長率を2%程度、
2014年の成長率は鈍化して1%程度と予想している。
まさに「馬脚をあらわす」である」
「2015年以降は、安倍政権や黒田日銀が何と言おうが
マーケットはそれを嘲笑し完全無視して動くであろう」
「来年度、再来年度は上値が重い展開になると予想されるので、
今年度の内に打つべき手は打っておかなければならない」
「ドルへの資金回帰の奔流はドルを押し上げ円を沈ませる。
回り回って東証に資金を導く強力な援護射撃となろう」
「円安の援護のない東証は「片肺飛行」で
モメンタムが著しく失われることがはっきりした」
「中国があのベア・スターンズ破綻の段階に近いとバロンズが書いているそうだが、
個人的にはまだ2007年のパリバショックの前あたりだと考えている。
まだ市場に強い恐怖感は漂っておらず、警報は弱い」
「「VaRショック」の10年ぶりの再来も警戒される。
不動産セクターは安易に買ってはいけない。
安直な黒田バズーカが国債市場を壊してしまっているので
そのマグニチュードは予想外の域に達する可能性がある」
「IMFのブランシャール氏が所謂アベノリスクを事実上認め、
財政再建や構造改革を実現できなかった場合、投資家の信認が失墜し
世界経済のリスクとなる恐れがあると指摘した」
「参院選での野党の自滅で自民党の古い体質が墓場から蘇るだろうから
今後警戒すべきは「ねじれ解消リスク」である」
「自民党は歴史的に利益誘導・分配型の政党であり、
80年代以降の自民党政権の実績が証明しているように、
経済政策を成功させる力量に欠けることは明らかだ。
自民が参院選で盛大に勝てば勝つほど、次回の選挙は惨敗することになる」
「マーケットはねじれ解消で政治が安定すると見ているがそれは甘い。
ねじれを解消させてしまったために電力利権や道路利権等の抵抗勢力が続々と蘇り、
財政悪化と人口動態の劣化が容赦なく進むであろう」
「東京オリンピックは結構なことだが既に政治の道具にされている。
数値から見て成長率改善効果は殆どないに等しく、
歴史的教訓から考えて景況の落ち込みは必至である。
今の喜びが大きければ大きいほど、かつがれたと知った時の怒りは大きくなる」
当ウェブログは以上の見解を依然として維持している。
VaRショック再来は当面遠ざかったが、
輸入物価高、自動車関連ひとり勝ちの懸念が強まっている。
一方、長期金利の動きから見て「事実上のマネタイズ」との見方は的中しつつある。
「目先の円安に幻惑され、日本の将来に不吉な影がかかっている」
「当ウェブログが予測していた「悪い円安」が、異様な速度で到来することになる。
安倍・黒田コンビが市場を軽視したために、財政危機もほぼ確実に接近する。
「剣によって立つ者は剣によって滅びる」との箴言と同じく、
金融政策によって立つ者は金融政策によって滅びるのであろう」
「黒田総裁の「次元の違う」量的・質的緩和は、事実上のマネタイズである」
「日本の国債市場は再起不能になり、財政再建を果たす可能性はほぼ失われた」
「黒田バブルに便乗して億単位の稼ぎを得る者が続出するだろうが、
今から警告しておく。決して調子に乗って騒いではならない。
ツケを回された国民の強い怒りは決してそのような輩を許さないであろう」
一方、以下の当ウェブログの見解はほぼ的中と言えるだろう。
ユーロ大反転は確定した。
ここで言うゴールドはドル建ての想定であり円建てでは高値だが、
金利も配当も付かないゴールドを持つ理由は全くないので修正する必要は感じない。
FRBの緩和縮小観測で更なる下落の可能性が高い。
「ゴールドは「完全に終わった」と断言して良い」
「香港や上海市場を見ても分かるように、
今の中国では内需主導で高成長を持続するのは不可能である」
「円安は明確に日本経済にとってポジティブである」
「ユーロ大幅下落は遠ざかったか、もしくは消えたと考える」
「ユーロ圏は深刻な経済悪化ではないだろうが停滞は必至」
今年は苦難の始まりの年となるだろう。
危険な「悪い円安」の時代がもうすぐそこまで迫っている。
↓ EUR/JPY(ZAI) ユーロはドルよりも劣後しつつある
↓ GBP/JPY(ZAI) ユーロとは対照的に非常に強い展開、174円台もあり得る
ユーロ高を懸念するECBの声が強まってきている。
「実弾」はまだ先だろうがモニタリングしておく必要がある。
対ロシア貿易の落ち込みが確実であるだけに、欧州にとってユーロ高の打撃は大きい。
ドルが対ユーロ・円で上昇、ECB総裁発言などで=NY市場(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3D07B20140414
”14日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロと円に対して上昇した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加金融緩和に動く可能性に言及したことや、3月の米小売売上高の大幅増加が材料になった。
直近のユーロ/ドルは0.48%安の1.3817ドル、ドル/円は0.16%高の101.77円だった。
ドラギ総裁は12日の会見で、ユーロがさらに上昇した場合は追加緩和が必要になるとの見解を表明。ECB理事会メンバーのノワイエ仏中銀総裁も14日、「ユーロが上昇すればするほど、より緩和的な政策が必要」と語った。
ドイツ銀行(ニューヨーク)のG10通貨戦略グローバル責任者、アラン・ラスキン氏は「多くのECB当局者が非伝統的金融政策についてより詳しく論じている。これらの事実がECBが実際に行動する局面が近いとの期待感を高めている」と指摘した。
一連のECB当局者発言は、一段のユーロ高抑制にECBが乗り出すということをこれまでで最も強く示唆している。
ユーロ/ドルは今年の最高値付近からは0.5%程度下がっているとはいえ、2月3日につけた最安値の1.3476ドルに比べるとなお高い。ドイツ銀行のラスキン氏は、ユーロがさらに下がるにはECBが行動しなければならないと述べた。
一方でドルは、3月の米小売売上高が前月比1.1%増と1年半ぶりの大きな伸びになったことで、ユーロや円に加えてスイスフランに対して値上がりした。
〔中略〕
ロシアとウクライナをめぐる地政学的緊張の高まりを背景に、ドルはロシアルーブルに対しては約1%上がった。
ウクライナ東部において、親ロシア派の勢力がトゥルチノフ大統領代行の最後通告を無視して政府庁舎などの占拠を続け、警察署への襲撃も行っている。
ウェルズ・ファーゴのベネンブルーク氏は、欧米がロシアに追加制裁を実施する可能性がルーブルを圧迫していると説明。「不穏な情勢が長引くほど、ロシア経済に影響を及ぼしかねないような一段の制裁が発動される可能性が大きくなる」という。〔以下略〕”
この報道は時宜を得ていたと言うよりも
今週以降に重要性が高まる先見的な内容である。
予想もしないタイミングで緩和策が出ると市場に激震が走るであろう。
東証もその余波を受けて大揺れになるのは必至だ。
ドル/円102円前半に上昇、日経平均堅調で(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3F05V20140416
”東京市場午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の102円前半。日経平均株価の堅調推移で円安が進んだ。ただ、市場参加者のレンジ観を大きく変更させるには至らず、商いは膨らまなかった。
ドル/円は、株高や日銀の追加緩和期待を背景として、午前9時すぎに102円を回復した。オプション関連の売りをこなして上昇し、102円台では厚めの買いが入ったという。
日経平均が300円を超える上昇となり、ドル/円は102円台をキープ。午前11時に発表された中国の第1・四半期GDPが市場予想を上回ると、ドル/円はじりじりと水準を切り上げ、正午前に102.26円をつけた。市場では麻生太郎財務相のGPIFに関する発言が、突発的に外国投資家のドル買い/円売りを誘ったとの指摘もある。
午後は102円前半を中心にもみ合っていたが、日経平均が大引けにかけて騰勢を強め、400円超の上げ幅になるとドル/円は強含み、午後3時過ぎにこの日の高値となる102.30円をつけた。
市場では「101.50円―102.50円というレンジ内の値動きから脱していない。102円に乗せてきたからと言ってサプライズはない。今週末はイースターなので海外勢は休暇になる。取引自体もさほど活発ではない」(大手邦銀)との声が出ている。
<残る日銀期待>
日銀の追加緩和への根強い期待感も、この日の円安傾向につながった。
〔中略〕
安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁の会談直後の報道となったことで、市場では日銀の追加緩和思惑が高まったという。
もっとも、先の大手邦銀関係者は「日銀は消費税の次の引き上げを重視していると思う。ドル/円で95円台まで円高が進んだり、日経平均が1万円を割るなどといった動きがない限りは静観ではないか」と話す。 (杉山健太郎)〔以下略〕”
こちらが先週の市場の帰趨を決定した水曜日の市況。
「週末イースターなので取引低調」を見越して
スペックが攻勢をかけたものと思われる。
日銀追加緩和に関しては、余程のことがない限り「静観」と見る
この匿名の邦銀関係者の見方に当ウェブログも賛成である。
事実上、弾が単発なのだから無駄にトリガーを引く筈がない。
ドル102円前半でこう着、下値堅いが上値も重い(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBTYEA3H057.html
”午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と変わらずの102円前半。日経平均株価の上昇を受けドル/円は底堅さを保ったものの、手掛かり材料難から、上値追いの機運は盛り上がらなかった。
午前の取引では、麻生太郎財務相が閣議後の会見で、6月の成長戦略で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のあり方を検討することになっていると述べたことが仲値公示直前に伝わり、これを手掛かりに、ドル/円は102.50円にあったストップ(損失確定のドル買戻し玉)を巻き込んで小幅に上昇した。しかし、間もなく利食い売りが出て、上値は102.57円にとどまった。
復活祭の連休で、外為市場は休場とはならないものの「参加者が少なく、(ドルが)上に走るような環境ではない」(外銀)という。
<国内の物価指標に関心>
市場の関心は、総務省が25日に公表予定の4月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)に向けられている。消費増税実施後で初の月次の物価指標となる。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、東京都区部コアCPIの予想値は前年比プラス2.8%と見込まれており、3月の同プラス1.0%から急伸する。
〔中略〕
「過去の仕入れコスト上昇分を転嫁する動き」(みずほ総研)もあり、「1991年以来約13年ぶりの3%台」(三菱総研)との予測もある。
<TPP閣僚会議>
TPP関連のニュースには、為替市場の反応は限定的だったが、ウクライナ情勢については引き続き、地政学的リスクとして注視しているという。
甘利明TPP担当相は17日、フロマン米通商代表部(USTR)代表とワシントンで行っている環太平洋連携協定(TPP)閣僚協議について「こう着状態が続いている」と語った。
甘利担当相は「長時間にわたって話し合いをした。残念ながらこう着状態打開というところまでいかない。あす午前8時半からもう一度(協議を)行う」と述べた。
〔中略〕
一方、オバマ大統領は17日、この日スイスのジュネーブで行われたウクライナの危機打開を探るウクライナ、ロシア、米国、欧州連合(EU)の外相による4者協議は外交努力による解決を達成することが期待できるとする一方で、ウクライナの状況が改善しなければ米欧はロシアに対し追加の制裁を科す用意があると述べた。〔中略〕(森佳子)”
矢張り市場はTPPよりもウクライナに注目している。
TPPはどうせ功を焦って互いに妥協してただでさえ低い効果を減耗させるか、
相手に罪をなすりつけて(特にアメリカ側にありがち)責任転嫁するしか道はない。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄、日経急騰を機にショートポジションを減らし始め、
週末迄に全て不動産・輸出関連のロングに転換した。(勿論、短期のスタンス)
↓ 不動産関連(Yahoo.finance) サンフロンティアが急回復、トーセイが意外に強い
富士重工(東証一部 7270) 467 → 670 / 573 → 1,283 / 1,938 → 2,563
2,267 → 2,947
マツダ(東証一部 7261) 232 → 306 / 178 → 275 / 87 → 217 / 130
298 → 314 / 332 → 425 / 380 → 522
竹内製作所(JASDAQ 6432) 636 → 1593 / 743 → 1,672 / 1,678 → 2,200 /
2,250 → 2,286 / 1,924 → 2,878 / 1,995 → 2,878
ユナイテッドアローズ(東証一部 7606) 1,044 → 1,215 / 1,087 → 1,284
1,146 → 1,526 / 1,341 → 1,752
1,906 → 3,160 / 3,410 → 3,650
4,025 → 3,345
ユナイテッド(東証マザーズ 2497) 2,800
トーセイ(東証一部 8923) 25,170 → 59,300 / 83,600 → 102,100 / 67,200 → 79,100 / 82,100 → 64,200
サンフロンティア(東証一部 8934) 61,600 → 114,600 / 77,700 → 154,100 / 88,300 → 154,100
マネックスG(東証一部 8698)
シャープ(東証一部 6753) 321 → 368
丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453 → 587 / 450 → 587 / 542 → 608
494 → 577 / 540 → 577 / 541 → 602 / 529 → 602
489 → 706 / 518 → 706 / 705 → 752
東京建物(東証一部 8804) 298 → 312 / 277 → 413 / 541 → 615 / 857 → 923
昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966 → 1008
716 → 723 / 688 → 1008
輸出関連では竹内に底打ち感が出てきた。
(しかし流動性低くボライタルなのでまだ大きく買ってはいけない)
↓ 輸出関連(Yahoo.finance) 竹内に続くのは富士重工、ホンダはまだ下向き
武力行使は「深刻な犯罪」=ウクライナ政権批判―ロシア大統領(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014041700721
”【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は17日、ウクライナ暫定政権による東部の親ロシア派への武力行使は「深刻かつ新たな犯罪行為だ」と強く非難した。国民の質問に生放送で答える毎年恒例のテレビ特番の冒頭で語った。「暫定政権は対話の代わりに脅迫を強め、戦車と軍用機を送った」と批判した。
プーチン大統領は3月に上院が承認した対ウクライナ軍事作戦の権利を確認。「行使することにならないよう願う」と平和的解決に期待しつつも、介入の可能性を否定しなかった。最重要課題は「住民投票や選挙ではなく、ロシア系住民の権利保障だ」と述べた。
一方、南部クリミア半島を編入前に制圧した「自警団」にも触れた。過激派からの住民保護のため「自警団の影にロシア将兵がいた。丁重かつ果敢に活動した」と説明し、ロシア軍を動員したことを認めた。
特番はクリミア半島の編入問題、東部ドネツク州などの緊張緩和が主要テーマ。中継で現地のロシア系住民と異例の「対話」も行われた。混迷を深めるウクライナ情勢をロシアが重大視していることを示した。〔以下略〕”
あの強面プーチンが口先介入を主とし、実力行使を控えている。
ロシア経済の現況を考えて自重しているものと思われ、
大方の予想通り、大規模軍事介入の可能性は低い。
『日経会社情報』2014年春号 2014年 04月号 | |
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【 いとすぎの為替ポジション 】
日経大幅高で撤退、ロングに転換した。
2014/04/16 171.02 GBP/JPY Lev ×1.5
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◎ 2013年の損益率(手数料等除外)> 164%
◎ 2012年の損益率(手数料等除外)> 142%
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2012/04/27 106.60 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
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2012/03/22 85.75 AUD/JPY Lev ×1.5
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2012/03/13 83.48 CAD/JPY Lev ×1.5
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀が政策金利の引き下げを停止する可能性が高まり、
豪ドルは当面の底打ちの可能性が高まっている」
ウクライナ情勢好転でドル円、クロス円とも何とか反転できた。
取り敢えずは直近の高値まで戻る動きに。
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