1月8日

５時就寝10時起床。
なんだかしっかり寝付けなかった。
起きたはいいが着替えてりんごを食べてコタツで12時過ぎまで二度寝し、慌てて起きて化粧。
午後から母校の高校で頭像の仕事。

自転車で家を出て出町柳の柳月堂でくるみパンとあんパン。学校の近くで缶コーヒーも買う。

いつも通り授業開始10分前に実習室に入る。それくらいには生徒も準備を始めているが今日はまだ誰も来ていない。
電気とストーブはついている。ポーズ開始時間を過ぎても誰も来ない。日程表には今日の日付が書いてある。授業はあるに違いないからそのうち誰か来るだろうとしばらく懐かしいガスストーブのショーー…という音と干からびた粘土が粉塵となって舞う埃っぽいが日光のよく入る部屋にひとりでいる。
去年の頭像、ヴィーナス、青いビニール袋を被せられた作りかけの私の頭。

10分くらいして生徒がやってきた。聞くと今日はいつもより授業時間がちょっと長いらしい。

6ポーズ

休憩中に置いてあった解剖学的デッサンの本を見ていた。ささ身のような筋肉が骨を軸に微妙な角度の違いでぺたぺた巻き付いて訳がわからないくらいうまくいっている。

終わって寺町三条にビーズパーツを見に行く。誰も待たせていないと延々居てしまう。
夕飯の買い物もして７時過ぎ帰宅。ダーリンは稽古で遅くなる。
今日は親子その他丼。その他は油揚げとしめじ。
味噌汁はインスタント。

さっさと食べて考えていたピアスを作り始める。
10時過ぎにダーリン帰宅。
真ん中の妹から、明日デジタル一眼レフを買うが、D40かD60かどっちが良いかとダーリンに相談の電話。
明日は仕事が休みで大阪のHEP5のバーゲンとヨドバシカメラに行くそうで私も行くことにする。
バーゲンは11時から。10時半頃にそれぞれ梅田に着くように約束。
今の私に８時起きは緊張を強いられる。

今夜もなかなか寝付けない。頭の奥に眠気はあるが。
仕方ないのでこれを書いた。４時半… 寝たい。

１月７日

６時就寝１０時に一度起きて炊飯器におかゆ炊飯セットのちコタツに入り横になって目覚めると１２時。
朝昼ご飯は昨日買っておいた七草セットで七草がゆ。
ダーリンは醤油をいっぱいかける。小梅は茹でる前のハコベと小さい大根の端切れを食べた。

午後からT氏宅で仕事。
前日いつも確認の電話をするのだが２回ほどかけても出られなかったのでちょっと心配しながら行ったが玄関は開いていた。
T氏は年末に会った時より小さくなっていた。２週間ほどの間に１０年経ったかと思うほど表情が老け込んでいた。
六畳の部屋を普通に移動するのが前にも増して危ない足取り。日常生活が難しいのではないかと思われる程。
耳が遠くなり手と足が動きにくくなった、と言う。
寒さのせいで関節が動きにくいのではないかと言うと首を振り、今までこんなことはなかった、と本人もこれまでにはない体の変化を実感しているようだった。
T氏は年賀状をくれるが、今年のは筆書きの上からボールペンで途切れた線を二度書きされていた。
なぜか右耳だけ柔道選手のようにつぶれて水餃子状になっている。
なんとか鉛筆を握る事はできた。

今T氏の体に起きている変化は進行し、前のように戻るということはもうないのだろうということはわかる。
いつもは次の予定を決めて帰るのだが今日は、ちょっと次の予定はまだわからんから来月ええ日にまた電話してんか　と言う。

ダーリンは夕飯いらず。
お雑煮やら納豆やらあるもので夕食。
眠くなったのでコタツでちょっと寝て起きて昨日から描いている絵の続きを描く。


　
　

２００９年 丑

31日夕方、宇治の実家にダーリンと小梅と帰る。
妹二人はそれぞれ友達とおけら詣りに出る。この寒い中人ごみに挑む覚悟は若い証拠。
我々と母は紅白を流しつつ年の瀬気分のコタツ。いつものようにゆく年くる年。

新年1日、昼前に朝方寝た皆が起きておせちお雑煮。
母が毎年作る牛スジの昆布巻き。これは私と父の大好物で、母は祖母から習ったそう。
牛スジの昆布巻きと言うのは正月料理として一般的ではないようだが母に祖母は誰から習ったのだろうと言うと、もともと実家のあった地域が差別を受けていた所で、そこに住んでいると解体業、靴職人、皮鞣し、などの動物の死骸を扱う当時身分の低いものが就くとされていた限られた仕事しかなかった。牛スジというのは昔は食べずに捨てていた部分だったそうで、それをなんとか正月料理にしようという地域独特のものだったらしい。
いつもより味わって食べる。
その後ボーリングに行ったり、夜は父も来て1月2日が誕生日の末の妹のお祝いをしたり。
ケーキは真ん中の妹が31日に店で作ってきてくれた、店長権限いちご乗せ放題バースデーケーキ。 妹は二十歳になった。

夕方ボーリング場からの帰りに妹の運転する車で走っていた時、実家の近くの道は二車線で狭いが交通量が多く、その道路脇に猫がひかれて死んでいた。茶色の虎猫。


2日午前中、福井に帰る。
昨日の場所に猫の死骸はなかった。
京都駅からサンダーバードに乗る。自由席は満席。指定は空いていたので車内で指定席料金を支払い座る。
福井に近付くほど白くなる風景。
12時半福井着。駅までダーリン弟が車で来てくれていた。雪は溶けかかって地面がしるい。
ダーリン実家は剣道の道場で初稽古の後の宴会。正月は来客が多く大変そう。
ちらし寿司や鰤のお刺身をいただく。
今年私は泊まらず日帰りし、実家に戻った。

3日午前中、バーゲンを覗きに四条の方に行ってみる。
9時半に家を出る。
実家からすぐのところにいつも凝ったガーデニングの家があって、葉牡丹と紫系ビオラの寄植えがおもしろいと思って見ながら歩いていた。
前方を向くと二羽のカラスが暴れている。
猫がひかれていた場所の反対車線の道路脇。
カラスがついばんでいたのは猫だった。
もう赤い裏側と毛皮だけになって猫だとわからない。
自然でも不自然でもない光景のように思う。
見たような見てないような顔をして通り過ぎる。

駅までの道程、前を歩く人のラメのタイツとグラグラするピンヒール。
途中でなんだかバーゲンに行くことが阿呆らしくなりそうになるが、家に戻っても鬱々と1日が過ぎそうなので街に行く。
藤井大丸。服を抱えてレジ待ちの長蛇の列ジャーナルスタンダード。
ほしいのはカンペールの靴だった。
セールになるのを待っていた。
店に入って履いて買ってそのまま履いて出る。
靴を買うといつも早く足に慣らしたくてそうする。
午後、友人2人と会う。

夕方、実家に戻り母と夕食。
夜は着物の着付けのポイントを教えてもらった。