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流出雑記 

2015/8/13

2015年08月13日 | Weblog

最寄りの地下鉄の駅は雨漏りがするみたいで天井にビニールを張り巡らせたわみや傾斜を作り、ビニールをうまいこと筒状にしたところをつたって雨水が排水溝に流れるよう造形されたその場凌ぎというより結構本気のインスタレーションばりの養生がなされている。京都市営地下鉄には数千億とかえらい借金があるらしく、ゆえに雨漏りも直してもらえないのかしらと切ない。土地柄掘り返すと何かしら史跡が出るためガサガサ掘れず、時間とコストのかかる工法でやるしかなかったことがいまだ尾をひいているのだとか。そういや子供の頃北山通はいつもいつまでも工事中だった。

久々の雨予報だけど、曇りに時々降ったり止んだりその隙に日も射して全部の天気が1日中くるくる回っていた。見越して洗濯は昨日、今日は掃除。どうせならじりじり暑い日の方が美味しいのにと思いながら冷やし中華を作り置く。ゆで卵は鍋に5センチくらいの水をはり、そこに卵を入れて水から茹でて沸騰後3分で火を止め蓋をして5分蒸らす、という方法が経済的と数年前にネットで知って以来そのやり方で茹でている。でもこの方法で出来るのはちょうど良いくらいの固ゆでで、そうじゃなく包丁で切ると黄身がとろんと流れるくらいの半熟に仕上げたくてここ何度か時間を調整していた。沸騰3分蒸らし3分では黄身に火が通っていて、沸騰3分蒸らし2分でもまだちょっと固い。それで思い切って沸騰2分蒸らし2分半。それで理想の状態になることがわかった。ただこの固さだと卵自体が柔らかく殻がとても剥きにくい。完全に冷めて卵が落ち着いてから剥けば、白身が薄皮にくっついて剥がれ月面みたいにぼこぼこになり、そうなった卵見ていると無性に苛立ち壁に向かって全力で投球してやりたくなるけれどそれ掃除すんの自分やからな、と言い聞かせて自制する無駄な精神力を使わなくて済む。

仕事に行く。この仕事場にはここ1年以上ほぼ週1通っているけれど、流れてくるCDの音楽がだいたいCMやドラマで使われた音楽のコンピレーションとかどこかで聞いたクラシック的なのや、ユーミンをクレモンティーヌみたな人がフランス語でボサノバ調に歌うのなどが終始かかっている。

帰りに京都駅の地下の輸入食品店に寄って、タイで買って来たのがなくなったチリインオイルを高いがやむなしと買う。タイ料理が好きならナンプラーの次に買うのはチリインオイル。これさえあればどんな炒め物も美味しくできるし、工夫して使うといちいちタイカレーペーストを買わなくてもタイカレーが作れる。チリインオイルはエビだしの効いたとうがらし油味噌的なもので、しっかり辛味があるけれど、うま味と甘みも強い。これにカレー粉、すりおろしたにんにく、ショウガを合わせて炒め合わせ馴染んだら、タイカレーに使う具材を入れてざっと炒める。レモングラスとパイマクルーの葉を入れ少量の水で煮て香りを移したらココナッツミルクを惜しみなく。塩、ナンプラーで味を整える。本式の作り方では全然ないけれど。


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