韓国2日目
8時半頃目覚める。朝から雨。
晴れていたらお粥を食べに行って、南大門市場を散策する予定だったが、外に出てみて思いの外強く降る雨に足止めされ思うように出歩けない。
小雨になるのをちょっと待とうと近くのカフェに入る。
母と私はホットのカフェオレ。妹はモカフラペチーノのようなものを注文したが、それもやはりチョコソースは妙な風味。
雨は強まったり弱まったりするが止む気配なし。
お腹が空いたのでクリームの乗った分厚いメープルトーストもひとつ頼んだ。
排水設備が悪いのか車道は川のようになっている。
この雨では露店の並ぶ南大門散策は難しいだろうと、濡れないで動けるように考えた結果しばらく地下街を散策することになった。
地下街は大阪の問屋街のような雰囲気で服や下着、高麗人参、土産物、雑貨、革製品、様々な専門店が並んでいておもしろい。
和紙製ランプの専門店があった。シェードだけでなく、台座も茶色い和紙で木製のような質感に作られていて発光するキノコのような、オブジェとしておもしろいものをたくさん置いている。
小さいもので5000yen程度。ちょっと悩んだがすぐには購入に踏み切れず。
ゴブラン織りの生地にビーズ刺繍をあしらった鞄を見つけた。ベージュやワインレッドを中心に落ち着いた色。
約3000yenと破格でそこからさらにまけてくれた。母はそれを買って荷物をその鞄に入れ替えた。
だいたいどこでも日本語が通じるので怠惰な旅行客でいてしまう。
朝食にお粥の専門店でかぼちゃ粥やアワビ粥を食べたかったが、さっきカフェで食べたトーストが空腹を満たしてしまった。
1時頃昼食におすすめと教えてもらった焼肉屋に行く。店に電話して現在地を伝えると車で迎えに来てくれるそうなので公衆電話を探すがなかなか見当たらない。百貨店の隅の方をうろついていると、韓国人女性が話しかけてくれて、テレフォンと言うと彼女の携帯電話をかしてくれた。
ほんとうにご親切ありがとうございます助かりましたという表情を最大限に表しカムサハムニダと言う。
車の止めやすい近くのロッテホテルの前に迎えにきてくれることになった。
ホテルの前には次々と高級車が横付けする。ホテルの従業員がすかさず傘をさして出迎える。
ばらくして紺色のワゴン車が止まり、「マスダサーン」と呼んだ。
車で10分ほどで店に着く。日本人客がビビンパを食べながらビールを飲んで陽気になっていたり、若いカップルは食べ放題でもう食べられないとへたっていたり。
サンギョッサルという豚肉の焼肉2人前と海鮮チヂミ、石焼きビビンパを頼む。
焼肉には7種類くらいのナムルとサンチュ、えごまの葉、唐辛子味噌がついてきて、好きなものと肉を包んで食べる。
ここのチヂミは今まで食べた中でいちばんおいしかった。
ビビンパが来る前にお腹がいっぱいになってしまったが、なぜかビビンパはオーダーが通っていなかった。
サービスでデザートにスイカが一切れ。
焼肉屋のすぐそばにこれもまたおすすめと教えてもら行った土産物屋があり、そこへ行く。
韓国海苔、キムチ、チャンジャ、柚子茶、チョコレートなど一通り試食させてくれて、この海苔は天然ものでおいしいとか説明してくれる。
店のお兄さんはどうも高麗人参を売りたいらしかった。
高麗人参カプセル3本セットで高麗人参ドリンクやいろんな味の海苔、唐辛子などおもしろいほどおまけを付けてくれようとする。
母と妹は同僚に配るため小分けの韓国海苔を大量に買った。
私は自分の家用のキムチとチャンジャと海苔のふりかけのみ。
買ったものは夜ホテルに届けてくれる。
尚も雨は強く降り、その後は行き先に困りしばらく考えた。
東大門へ行ってみようとタクシーをひろう。
韓国はタクシーが安く、日本の半額くらいで乗れる。
東大門の斗山タワーという8階建てのファッションビルは中に約2000店舗入っていて、朝5時まで営業している。
韓国の若手デザイナーのショップが多く、その中の「グランドマザー」というブランドの服に一目惚れして一着買った。
それにしてもかなり凝ったデザインのものでも1万円以下で買えるし、目に留まるものが多いので自制心を失うとまずいと思う。
妹はワンピース、母はサングラスを買っていた。
夕飯は南大門のどこかでとろうと言っていたのだが、外に出るのが億劫になるほど雨が強いので斗山タワー内のフードコートに行く。
韓国料理、和食、イタリアン、ファーストフード…なんでもある。
トッポギが食べたかったのでメニューの写真を見てそれらしきものを頼む。
それと、韓国の海苔巻きキンパッ、何か辛そうな麺。
レジで番号の印刷された紙をもらう。料理ができると電光掲示板にその番号が出るようになっていて、10分ほどで番号が表示された。
取りに行くと、トッポギだと思って注文したものはソーセージのようなものとインスタントラーメンと野菜を辛いソースで炒め合わせたものだった。写真ではソーセージがトッポギに見えたのだ。
仕方ないのでソーセージをかじった。しかしソーセージにはない弾力が顎にかえってきた。肉ではない。しかもその中からほのかに甘いペースト状のものが出てきた。最初はチーズかと思ったがチーズでもない。辛いソースに邪魔されてそれが何か判別するのに時間がかかったがよく味わうとさつまいもだった。
おそらく外側の弾力のある部分はトッポギと同じ米粉で作られた餅的なもので、その中にさつまいもペーストが入っていて、ソースの辛さをさつまいもの甘さが緩和するというような狙いのものなのだと思う。
味わった事のない意外なものとの遭遇であった。
いちばんおいしかったのはキンパッ。
食事を終えてタクシーでホテルに帰る。
入浴後、母と妹に全身マッサージサービスをする。ふたりとも12時前に寝てしまった。
8時半頃目覚める。朝から雨。
晴れていたらお粥を食べに行って、南大門市場を散策する予定だったが、外に出てみて思いの外強く降る雨に足止めされ思うように出歩けない。
小雨になるのをちょっと待とうと近くのカフェに入る。
母と私はホットのカフェオレ。妹はモカフラペチーノのようなものを注文したが、それもやはりチョコソースは妙な風味。
雨は強まったり弱まったりするが止む気配なし。
お腹が空いたのでクリームの乗った分厚いメープルトーストもひとつ頼んだ。
排水設備が悪いのか車道は川のようになっている。
この雨では露店の並ぶ南大門散策は難しいだろうと、濡れないで動けるように考えた結果しばらく地下街を散策することになった。
地下街は大阪の問屋街のような雰囲気で服や下着、高麗人参、土産物、雑貨、革製品、様々な専門店が並んでいておもしろい。
和紙製ランプの専門店があった。シェードだけでなく、台座も茶色い和紙で木製のような質感に作られていて発光するキノコのような、オブジェとしておもしろいものをたくさん置いている。
小さいもので5000yen程度。ちょっと悩んだがすぐには購入に踏み切れず。
ゴブラン織りの生地にビーズ刺繍をあしらった鞄を見つけた。ベージュやワインレッドを中心に落ち着いた色。
約3000yenと破格でそこからさらにまけてくれた。母はそれを買って荷物をその鞄に入れ替えた。
だいたいどこでも日本語が通じるので怠惰な旅行客でいてしまう。
朝食にお粥の専門店でかぼちゃ粥やアワビ粥を食べたかったが、さっきカフェで食べたトーストが空腹を満たしてしまった。
1時頃昼食におすすめと教えてもらった焼肉屋に行く。店に電話して現在地を伝えると車で迎えに来てくれるそうなので公衆電話を探すがなかなか見当たらない。百貨店の隅の方をうろついていると、韓国人女性が話しかけてくれて、テレフォンと言うと彼女の携帯電話をかしてくれた。
ほんとうにご親切ありがとうございます助かりましたという表情を最大限に表しカムサハムニダと言う。
車の止めやすい近くのロッテホテルの前に迎えにきてくれることになった。
ホテルの前には次々と高級車が横付けする。ホテルの従業員がすかさず傘をさして出迎える。
ばらくして紺色のワゴン車が止まり、「マスダサーン」と呼んだ。
車で10分ほどで店に着く。日本人客がビビンパを食べながらビールを飲んで陽気になっていたり、若いカップルは食べ放題でもう食べられないとへたっていたり。
サンギョッサルという豚肉の焼肉2人前と海鮮チヂミ、石焼きビビンパを頼む。
焼肉には7種類くらいのナムルとサンチュ、えごまの葉、唐辛子味噌がついてきて、好きなものと肉を包んで食べる。
ここのチヂミは今まで食べた中でいちばんおいしかった。
ビビンパが来る前にお腹がいっぱいになってしまったが、なぜかビビンパはオーダーが通っていなかった。
サービスでデザートにスイカが一切れ。
焼肉屋のすぐそばにこれもまたおすすめと教えてもら行った土産物屋があり、そこへ行く。
韓国海苔、キムチ、チャンジャ、柚子茶、チョコレートなど一通り試食させてくれて、この海苔は天然ものでおいしいとか説明してくれる。
店のお兄さんはどうも高麗人参を売りたいらしかった。
高麗人参カプセル3本セットで高麗人参ドリンクやいろんな味の海苔、唐辛子などおもしろいほどおまけを付けてくれようとする。
母と妹は同僚に配るため小分けの韓国海苔を大量に買った。
私は自分の家用のキムチとチャンジャと海苔のふりかけのみ。
買ったものは夜ホテルに届けてくれる。
尚も雨は強く降り、その後は行き先に困りしばらく考えた。
東大門へ行ってみようとタクシーをひろう。
韓国はタクシーが安く、日本の半額くらいで乗れる。
東大門の斗山タワーという8階建てのファッションビルは中に約2000店舗入っていて、朝5時まで営業している。
韓国の若手デザイナーのショップが多く、その中の「グランドマザー」というブランドの服に一目惚れして一着買った。
それにしてもかなり凝ったデザインのものでも1万円以下で買えるし、目に留まるものが多いので自制心を失うとまずいと思う。
妹はワンピース、母はサングラスを買っていた。
夕飯は南大門のどこかでとろうと言っていたのだが、外に出るのが億劫になるほど雨が強いので斗山タワー内のフードコートに行く。
韓国料理、和食、イタリアン、ファーストフード…なんでもある。
トッポギが食べたかったのでメニューの写真を見てそれらしきものを頼む。
それと、韓国の海苔巻きキンパッ、何か辛そうな麺。
レジで番号の印刷された紙をもらう。料理ができると電光掲示板にその番号が出るようになっていて、10分ほどで番号が表示された。
取りに行くと、トッポギだと思って注文したものはソーセージのようなものとインスタントラーメンと野菜を辛いソースで炒め合わせたものだった。写真ではソーセージがトッポギに見えたのだ。
仕方ないのでソーセージをかじった。しかしソーセージにはない弾力が顎にかえってきた。肉ではない。しかもその中からほのかに甘いペースト状のものが出てきた。最初はチーズかと思ったがチーズでもない。辛いソースに邪魔されてそれが何か判別するのに時間がかかったがよく味わうとさつまいもだった。
おそらく外側の弾力のある部分はトッポギと同じ米粉で作られた餅的なもので、その中にさつまいもペーストが入っていて、ソースの辛さをさつまいもの甘さが緩和するというような狙いのものなのだと思う。
味わった事のない意外なものとの遭遇であった。
いちばんおいしかったのはキンパッ。
食事を終えてタクシーでホテルに帰る。
入浴後、母と妹に全身マッサージサービスをする。ふたりとも12時前に寝てしまった。