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流出雑記 

2009/7/25

2009年07月25日 | Weblog
10時過ぎに目覚める。
今日の予報は雨だがまだ降っていない。
昨日の昼過ぎに干したままのマフラーやストール、手袋などの冬小物、取り入れなければと寝返りをうって起き上がる準備をしていると物干のトタン屋根からパタパタと雨音。飛び起きて、寝起きとは思えない迅速さで洗濯物を取り込んだ。
それから数分後土砂降りになった。

午後から岡崎のあたりで仕事がある。家を出るまでに止んでくれると良いが、ニュースでは、昨夜九州地方で大雨、雨雲は北上していると言うのでそれが今上空にあるのだろう。
自家製ヨーグルトにハチミツをたらす。最近毎朝これを食べている。
母方の祖母が健康食品の友の会で買うらしい良いハチミツをくれたのだが、瓶入りで内容量2.4キロ。受けとった時は全部使うのに数年かかるのではないかと困ったが、毎日使っていると案外減っていくものだ。しっかりとした風味のあるトチのハチミツ。
ミツバチがなぜかあまり働かなくなっているそうで、ハチミツの収穫量は減少傾向にあるらしい。
なみなみと瓶の中で光る琥珀色を見ていると申し訳ない気持ちになると同時に女王の贅沢さだと思いながらヨーグルトを食べる。それと玄米フレーク。暑くなってくると火を使わないでいいものばかり食べてしまう。

雨は時々弱まるがすぐにまたバケツをひっくり返したように降る。
家を出る時間になってもその調子。白川通りからバス一本で行ける場所なのだが、バスは遅れる事があるので怖いのと、エアコンのカビ臭いにおいとゴムのにおいと人の熱気の混ざった窓の曇った雨の日のバスが嫌いなので濡れるのは覚悟で自転車で強行。
鞄をクリーニング屋でもらった大きいナイロン袋に包み、自転車に傘を装着、私はあずき色のカッパを着て出発。
雨粒が傘に叩き付けられる。横を通った軽トラに水をはねかけられ、右側のズボンがびしょびしょになる。どこかから跳ね返ってくる水で傘をさしているのに頭と顔に水がかかる。カッパのフードを被るのを忘れていたので被ろうと右手でフードを持ち上げたら内側に水が溜まっていてそのまま浴びるかたちになる。
晴れている時なら20分ほどで着くところ、今日は30分かかって到着。
ポーズ開始より時間にずいぶん余裕があった。
びしょびしょになった服を脱いでワンピースに着替えて一息。
顔見知りの方が服を乾かしたらと、絞れるほど濡れたズボンをイーゼルに引っ掛けて扇風機を回してくれた。霧の中にぼんやりと見える様な人物を描く人で、何度かグループ展を見せてもらったが、はっきりと描かれた人物画より人を描いているように見えた。展覧会の時には必ず奥さんの絵を一枚飾る約束だそうで、アトリエには描きかけの奥さんの絵があった。紫の紫陽花のような色合いだった。

時間になりポーズ開始。このアトリエは自然光で描けるように設計されている。外から見えないように模様の入った古いガラスから入る自然光の肌ざわりは柔らかい。建物自体も古く、黒っぽくなった木の床のあちこちに絵の具が散っていて、油絵の具のにおいが染み付いている。
雨の日に描きに来てくれた人たちの為に出来るだけいろんなバリエーションのポーズを。3時間クロッキー。
終わった頃にはズボンもすっかり乾いて雨も上がっていた。

帰りにスーパーに寄る。献立を考えるのが面倒になり鯵フライ1匹80円を買って帰る。
腕と肩で体を支えるポーズを幾つかしたので詰まっている。クナイプの入浴剤も買う。
帰って、家にあったジャガイモを3つ、皮を剥いて無水鍋で柔らかくする。途中でキャベツもひと掴み投入し、火を止める直前にみじん切り玉ねぎも加える。
熱いうちに塩こしょう、酢を少々。冷めたらマヨネーズと明太子一房細かくして混ぜる。ポテトサラダ。