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+ 精霊流し2007・・・ 人間死んだらどうなるか  精霊流しの西方浄土への旅  わが生家訪問

2007年08月16日 20時06分41秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

  

 鐘を打ち  精霊流しの  賑やかに

   馬糞 Bafun

 

 

 

 

 8月16日Thur. 19:30

 31.7℃ 85%


 博多は、今日も暑いなあ、という盛夏であったが、埼

玉で記録を塗り替える40.9℃という最高気温だったとい

う。

 これまで、山形が暑い国だと思ってきたが、これから

は、埼玉が暑い国になった。

 これからは、毎年記録更新ということになるのかもし

ない。

 

 長崎は港町である。

 八月十五日は、朝から爆竹が鳴り響く。

 精霊流しの舟が幹線道路に沿って、爆竹を大量に鳴ら

しながら港をめざすのである。


 その港、大波止には、西方浄土に旅立つ精霊船が集ま

てくる。 

 舟の形は大小さまざまである。

 こもにくるんだ小さな船から、三連、四連の大きな船

まで、チャンコン、チャンコン、ど~いどいという鐘と

掛け声に先導されながら、猛烈な爆竹の嵐の海を、親類

縁者に引かれて渡ってくるのである。

 

 その長崎の精霊流しを見物したのは、25年ぶりである。

 宵の口だったこともあって、残念ながら、かつて見た

ような豪華絢爛の大型精霊船の大行列にはお目にかかれ

なかった。 

 チャンコン、チャンコン、ど~いどい。


 戒厳令がしかれたような非日常の緊張と、大量の爆竹

の炸裂が長崎の精霊流しの魅力である。

 長崎の精霊流しと言えば爆竹なのである。

 翌朝には、爆竹の紙ふぶきで、道路が初雪のように覆

われるほどである。 

 


 

 

生い立ちと西方浄土がこの世の人生の基準点

  この日、終戦記念日は、母の喜寿の誕生日でもあった。

 その日、記憶にない自分の生家を初めて訪れた。

 大浦の外人墓地のすぐ目と鼻の先に、その家はあった。

 造り酒屋の家だったようである。


 所詮、この世は仮の宿ではあるが、生まれを知るとい

うことは、地に足が着いたような、不思議な納得が得ら

れるものである。

 同じように、死後の行方を知らないで生きているとい

うことも、不安な人生にほかならない。

 その不安が執着と欲とに変質して、自らを自縄自縛す

るのである。

 

 

 

  

死んだらどうなるか

 西方浄土への船は、大波止からは出ない。

  爆竹に景気よく押し出されてきたものの、あの世とい

うものを受け入れる心の教育がなければ、いつまでたっ

ても、あの世に旅立つことができないことになる。

 

 人は死んでも、いなくなるのではない。

 三次元の宇宙服とでもいうべき肉体を脱ぎ捨てて、本

来の霊としての生身の自分に戻るのである。

 三次元のルールが通用しなくなるので、この世の人々

とは、コンタクトが難しくなるが、霊としての感覚が復

活して、本来の、あの世での生活に戻るのである。


 但し、人だまし、犯罪、自殺、淫乱・・・、その果て

の死は、悪夢のような現実、地獄の長い苦しみに通じて

いる。

 そのことを理解しさえすれば、死ぬことは、悲壮なこ

とではない。


 だから、あの世を教える宗教教育と、自分の出自を教

える家庭教育が、人生に欠かせない大黒柱であるのだ。 

 同様に、社会的存在としての基準点も教えなければな

らない。

 それが、歴史教育と、未来ビジョンに関する未来学である。

 

 全ては永遠の存在である。

 永遠とは、一切が発展的プロセスの中に活かされてい

るということである。

 プロセスには原因結果の無限の連鎖がある。



 自分を知るためには、

 自分の歴史を、

 家族の歴史を、

 郷土の歴史を、

 国の歴史を、

 人類の歴史を、

 こころして、探究することである。

 そして、どこへ行くべきなのか、未来への決意がこ

からの自分に他ならないのである。

 

 青年よ、歴史を学び、未来を志せ!

 歴史の中に、自分の志を応援する、なさねばならない

原因があるということである。

 

                           

梅士 Baishi

   

 

                                          ※ Bafun 生家近くの外人墓地にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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