毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

笑顔は電話でも相手に伝わる・・・博多~鹿児島

2006年06月14日 22時43分14秒 | Weblog
今日は博多から特急リレーつばめと九州新幹線を乗り継いで鹿児島にやって来ました。
写真は宿泊するホテルから噴火の兆しの桜島を撮りました。雨の降り始めた鹿児島ですが気温は何と30℃もあります。
今夜は難しい話を止めてソフトの必要性を記述します。

企業にかけた電話一本でその会社の姿勢が解ると言います。
綺麗なお嬢さんが、受付カウンターで対応出来るような企業は極めて少ないのです。
訪問のアポイント、様々な問い合わせ、資料請求、苦情の申し入れなど、どんな企業でも一本の電話が、受付嬢の役割を果たします。
その電話一本が、その後の展開に大きな影響を与えるのです。

無愛想な電話対応で、数千万円の家の受注を逃した工務店もあります。
簡単な家の傷の改修を申し出た施主と工務店の心無い電話対応で、大きなクレームまで発展して裁判沙汰になったケースもあります。
新人の女子社員さんが、笑顔と一生懸命な電話対応に感銘して4千万円の契約にまで達した事例もあります。

受話器を取ったら、先ず挨拶、自分の会社名、自分の名前を言ってから要件を聞く・・・マニュアルに載っている電話対応の基本なのです。しかし、対応マニュアルよりも、もっと大切なのが心からの笑顔なのです。こころの篭った笑顔は、電話でも相手に伝わります。
心の篭った笑顔とは、通話料をかけて電話をして戴いた事に感謝する気持ちがある事です。
電話では、感謝の気持ちを持った笑顔があれば、膨大な知識量よりはるかに効果的です。

電話での笑顔対応は、小さな事のようですが企業にとって、とても大切な要素となります。
さて、自分は笑顔対応が出来ているか・・・自社の社員は笑顔対応が出来ているか・・・
お互いに検証してみましょう。
明日は、ここ鹿児島からフェリーに載って鹿屋市に行き講演です。
ファースの家

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日本列島の温熱環境・・・北斗市~函館~東京~福岡

2006年06月13日 20時24分23秒 | リフォーム
写真は、今日13日、九州電力福岡支店さんが主催した工務店向けセミナーで、講演終了後に撮りました。向かって左が九州電力福岡支店、住宅電化グループ長の三根茂さん、右が課長の渡部正博さんです。
今朝の函館空港は9℃、羽田空港が19℃、福岡空港が29℃と、ちょうど10℃ずつのアップでしたが、この時期によくある日本列島の温度分布です。

このような南北、東西に細長い日本列島で北海道の高気密、高断熱をそのまま九州に持ち込んでも通用しません。今日、参集した、福岡県の工務店さんにも強くその理由を述べました。北海道は本州のように夏、湿度85%、気温35℃などにはなりません。
本州の家づくりに欠かせないのが、この夏場の湿気対策が不可欠な要素となります。
8ヶ月間が夏なのですから、8ヶ月、冬の北海道と家づくりの根本が異なります。

気温30℃で湿度80%の時、その80%の湿気は気温に換算すると約30℃の気温に相当する熱を潜在しており、本当の断熱とは気温とこの湿気の持つ「潜熱」をも遮断する事です。
更に夏場対策としては、天井断熱の手法、窓ガラスの熱遮蔽機能、庇の意義などを中心に講義を行いました。このように温暖地の家づくりは北海道や寒冷地の家づくりより、はるかに複雑な要素をかかえております。

いずれにせよ、私はいつも講演の最後に締め括るのですが、このような研修会で知り合えた知識や情報は聞かれもしないうちに喋らないように、と釘をさします。
アカデミックな知識や情報は、相手に興味が無い限り聞く耳を持ってくれません。
無理に聞かせれば、かえって心を閉ざすものです。
喋り上手は聞き上手、聞き上手は喋べさせ上手とも言います。
聞かれた時、正確にレスポンスが出来るよう、一生懸命に勉強を行うのです。

さて、昨夜のワールドサッカーで日本が敗れ、日本人のテンションが、とたんに熱の冷めたような感じです。でも博多の夜は梅雨の仕業で蒸し風呂のように熱いようです。
スポーツも勝てば官軍、負ければメチャメチャ言われます。
それにしてもマスコミは実力以上に騒ぎ過ぎと思いませんか・・・日本サッカーは歴史がないのだからね。

明日から鹿児島に二泊ですが、今夜は博多の中洲に繰り出す事もなくホテルで仕事です。また札幌の桧山さんに笑われそう・・・
ファースの家

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木材の含水量とは・・・旭川~函館~北斗市

2006年06月12日 18時07分06秒 | 住まいのお役立ち日誌
写真は電子式の木材含水測定器です。計測中の含水計が12%の数値を表示しているのが解ると思います。ちなみに向こう側にあるのが今日の雨で濡れた木材で75%の含水量です。

私達、人間など動物の身体は約70%が水で出来ております。
植樹の樹木は約60%が水だと言う事です。
人体をミイラにすればカラカラに縮んで細くなり、木材も乾燥させれば収縮します。
以前は樹木を木材に製材して自然乾燥させ28%前後の含水量で家を建てました。

家を構成する木材は約10%以下まで乾燥し、この収縮で木材が絡み合い剛性を増して行きます。つまり木材の狂いを上手に活用して丈夫な建物にしたのです。そのため木材の継ぎ手を釜継ぎ、追っ掛け継ぎ手などの複雑な組み手の仕口を作り、日本独自の匠の技が生かされておりました。家に使用された無垢の木材は、常に動いており含水量が10%以下に定着したあとも梅雨時になると膨張し、冬になると収縮します。

木造の家に住むと言う事は、このような木材の息遣いと一緒に生活するところに面白さや醍醐味を感じる事が出来るのです。例え人口乾燥装置で15%までに含水量を減らしても、収縮係数が小さくなるだけで無垢木材の息遣いが変わる事はありません。
集成木材を使用しますと最初から10%以下の含水量となっており、無垢木材のような息遣いをしないのです。収縮が無いので竣工後に内装仕上げ材の隙間、建具の建て付け調整などは不要になります。つまり集成材は鉄骨やコンクリートとさほど変わらないのです。

住まいは人それぞれの価値観の異なりがあります。あなたはどちらを選びますか・・・
昨日の日曜日、旭川から北斗市の本社戻り、今日、一日、本社業務でした。
朝から雨が降り続いておりますが、本州の梅雨と大きく異なるのは気温が低く寒いのです。
今日は執務室を暖房しています。明日は冷房の必要な九州に移動です。

良き仲間でもある札幌、桧山建設綜業の桧山社長のブログに、私、福地のブログは連日、仕事の話題ばかりでまさに仕事人間か、と言う内容の記述がありました。
ブログタイトルを「一日ひと知識」とした以上、仕事の話題が宿命なのですが・・・
でも、確かに桧山さんみたいな豊富な趣味も趣向も無く無機質な人生を歩んでいるのかもね・・・やりたい事はいっぱいあるのですが・・・
ファースの家

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笑顔の家づくり・・・北斗市~函館~札幌~旭川

2006年06月10日 20時58分08秒 | Weblog
写真は、今日20日、旭川のファース加盟工務店、泰平工務店さんのファース・ユーザー友の会総会で、会長の糸川孝司さんと社長の菅原伸一とで総会懇親会のあとに撮りました。今日は久々に地域ユーザー友の会に出席させて戴きましたが、ユーザーさんのご提言や、居住感想の言葉すべてが貴重な情報で、家づくりの研究開発で最大のテーマとなります。

家づくりは、数十の業種が入り、数十万個の部材の組み合わせて構成いたします。
この部材のひとつひとつに性能、機能があり、その組み合わせによっては部材の性能や機能を充分に生かせない場合もあります。
この部材の組み合わせが良い家づくりのキーワードとなります。

家づくりは、地盤、敷地情報、その地域の気候風土、家の方向と住む人のライフスタイルなど多くの諸条件が織り生って構築されます。
哲学的な意味合いも感じます。
あくまでも良い家づくりは、住む人達の実感から生み出さなければなりません。

家づくりが造り手の都合になっていませんか・・・
家づくりが素人建主さんの観念に引きずられていませんか・・・
家づくりが学識者の理屈の延長になっていませんか・・・
家づくりにおける研究開発は、あくまでも住む人達が師匠となり、そこで起きる事実を受け止めながら客観的にハードを確立しなければなりません。

話題になっているファンドや株式操作などで、特定の個人や法人が膨大な金儲けを行なうと言う事は、その分、何処かに必ず皺寄せが行きます。「金儲けは悪くは無い、その方法が悪い」と言う人もいますが、行過ぎた金儲けは誰かを必ず不幸にするのでしょう。突き詰めれば、その最大の被害者が自分自身なのではないか・・・

人生価値観の異なりでしょうか・・・私達は敢えて金儲けの道を辿らず、地域の工務店経営者と「住む人と幸せを分かち合う家づくり」の道を選択しました。
今日、ここに参集したユーザーさんの笑顔に出会うために、泰平工務店の菅原社長さんと奥さまの優しい眼差しに出会うために・・・
始めて泊まる旭川の夜は雨も上がり漆黒の空に星が見えて来ました。この星空がユーザーさん達の笑顔、菅原さんご夫妻の笑顔と重なって、いっそう綺麗に感じます。
ファースの家

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メンテナンスと安全性・・・北斗市

2006年06月09日 18時23分03秒 | 住まいのお役立ち日誌
写真は先日訪れた松江市の渡部さんの奥様が作られた粘土の花籠です。触ると陶器のように硬いんです。見事な粘土細工ですね・・・

連日のようにエレベーターの事故のニュースが報道されています。
都会に住んでいる方は一日に何回もエレベーターを利用していますが、乗るたびごとに恐ろしさを覚えると思います。しかし、エレベーターと階段で行き来する頻度の割り合いで安全度を比較しますと圧倒的にエレベーターの方が安全なのです。階段で転んだり落ちたりして死傷する事故の方がとても多いと言う事です。飛行機と列車での安全度も、移動距離で比較すると飛行機の方が群を抜いて安全だと言う事と同じになります。

今回のエレベーター事故においてメーカー側は、設計、製造の問題でなくメンテナンスの問題だと言っております。通常、エレベーターが一日に稼動する回数が300回くらいに及ぶそうです。つまり、年間100,000回も上下する事になり、構成する部品、装置などの劣化も当然です。したがって安全確保にメンテナンスは絶対的な条件となります。このためエレベーターも飛行機と同じように安全確保のための保守点検が義務付けられています。安全の確保は、製造メーカーの技術ノウハウと、保守点検の技術水準が同一であり、その一体化が不可欠なのです。今回の事故でメーカー側が保守業務を出来なかったから事故が起きたとする説明は責任回避の方便に聞こえます。保守点検を誰が行っても事故が起きた責任はメーカー側にあり、その事を前提にメンテナンス体制を確立すべきでと思われます。

一般住宅においては、住む人のライフスタイルが年々異なってまいります。また、台風、地震などの自然災害や住む人による使用劣化などで保守点検と適切な補修が必要です。
家はエレベーターや飛行機と異なり、一変に事象がないのですが、じわりじわりと家と住む人にストレスを与え、やがて30年程度で粗大ゴミと化してしまいます。
家も設計、施工、保守が一体化しなければなりません。それには、その事を一体化をシステム化できる地域密着の工務店が一番、向いていると思われます。

今日は一日中、社内業務を行っていました。外は激しい雨が降っていますが本州の梅雨の雨と異なり気温も低いし寒いのです。
今日は社内業務ので良い写真が撮れませんでした。先日撮った見事な粘土の花籠を載せました。見飽きたオジサンの写真よりはるかにいいかもね・・・
ファースの家

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発明はあなたにも出来る・・・東京~函館~北斗市

2006年06月08日 19時19分49秒 | Weblog
写真は今日8日の午後、当社の東京事務所へ取材に来社されたPHP研究所の方々で、奥からPHP編集部の部長、小瀬宏和さん、記者の加賀谷高樹さん、法人普及部の係長、山森日出臣さんです。雑誌、PHP10月号に掲載する記事取材に見えました。
ここで発明に至る経緯などの取材を受けました。

私達ファース本部は毎月一件程度の特許出願を出しております。
発明と言えば、大きな研究所などで行うものと言う観念があります。しかし、我々でも多くの特許出願をして特許登録の交付を受けています。
発明は、今、困っている事、不便を感じている事に遭遇するのが動機となります。
その困っている事、不便を感じている事をどのように解決するかを真剣に考えると、その事に対する様々な解決法が存在するものです。その解決方法に、かって無かった道具などを作って用いたら、その道具が発明品になります。しかし、その道具が既に他の人が起案して世間に公表している場合は特許になりません。したがって発明した道具とほぼ同等のものの存在や参考文献などの有無を徹底して調査しなければなりません。

調査して見つかれば、それを上手に使用する事で困った事も、不便な事も解決できるのです。しかし、その既存の道具が高価だったり、使い難かったりする場合、その事を解決する手法も特許となる事もあります。一般の方が特許の出願を行う場合、多くが特許事務所に依頼して弁理士さんに書いて戴きます。定期的に改正される特許出願ルールがあるので素人では中々難しいと思います。私達も最初は出願に試行錯誤を繰り返したものですが、ファース本部のように特許権利がビジネスの根源になっている場合、やはり弁理士さんの助言を必要といたします。しかし、特許出願書、商標登録出願などは全て社内で行っており、事案が発生した時に弁理士さんにお願いをする方法をとっています。

素人でも発明は出来ますし、頑張れば特許出願を自分で書いて提出する事も可能です。
例えば「丸い鉛筆が転がって机から落ちて芯が折れるのを解決するため六角形に角を付けました」これが特許となります。しかし、このような特許出願書を書けば、六角形以外の八角形、十角形などにすると、この特許に抵触しなくなります。
上手な特許出願書の書き方は「転がらないように角を付けた事を特徴とする鉛筆」とする。
あなたも発明、特許にチャレンジしてみたら・・・
梅雨の本州からカラットした北海道に戻りましたが少し肌寒さを感じます。
今日は早く帰ろうかな・・・
ファースの家
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先人達の知恵・・・松江~出雲~東京

2006年06月07日 20時56分40秒 | Weblog
写真は、今日、6月7日、全電化住宅性能研究所、所長の渡部幸吉さん、奥様の渡部安子さんと松江城を背景にして撮りました。渡部さんは病気をした事を機会に松下電器をリタイヤし、療養を行いながらオール電化住宅の経済性、快適性などを消費者の立場で研究され、情報発信されております。我々のファースの家もオール電化住宅専用工法なので、当然、渡部所長の研究テーマになっております。

また奥様の安子さんは、ご主人とともに海外赴任した祭に習得した粘土細工の技術を地域の方々に広める活動をなさっております。玄関ホールに飾られた生け花が、まさか粘土細工だとは手で触って見るまで解りませんでした。粘土細工もここまで出来るんですね。
その渡部ご夫妻に松江城を案内して戴きました。

兵庫県の姫路城と、島根県の松江城は、ほぼ同じ年代の約400年前に築城されました。
同じ時期に建てられたにも関わらず、その構造的な違いがとても良く解ります。
姫路城は1階から最上かの床まで達する2本の大黒柱で城を支え、その2本の太い柱に大梁がつながり、前と後に支え柱が立って長方形の骨格を形成致します。然るに五重の塔は真中に1本の柱を真中にして4角に角柱を立て正方形の建物を形成しています。
松江城は、積み上げ方式で通し柱は少なく、ほぼ階ごとに柱が細くなるように構成され、現在の一般的に用いられる建築方式です。

松江城で驚いたのは柱の多くが集成材を使用している事です。集成材と言っても現在の接着剤で固めたものと異なり、何本もの角型の木材を切り込んで組み合わせ、鉄の帯板で束ねておりました。構造も木材の組み合わせも現在の合理的な手法と全く同じです。
姫路城は先の阪神淡路大震災で深度5強の地震に遭いましたが、まったくの被害が有りませんでした。また松江城も数年目に鳥取大地震に遭いましたが、これも被害がありませんでした。ともに耐震性能も持ち合わせている事になります。

現代人の我々、建築に携わるものが見ますと、姫路城も松江城も、とにかく感心する事で溜息ばかりが出てきます。とてつもない先人達の知恵を伺い知る事が出来ます。
しかし、姫路城は国宝・・・松江城は重要文化財・・・その差は何を意味するのか・・・
偽画家の絵に何とか芸術何とか文化賞を授与したような希薄な基準なのでか・・・
まさか、集成材を使用したものと無垢材を使用した違いでその差が出たのなら、見当違いも甚だしい限りです。建築を知っている人が審査しているのかどうかです。

さて、今日は松江市の渡部ご夫妻のユニークなライフスタイルに接する事が出来ました。
渡部ご夫妻の生き方には、まさに真実を見つめながら堅実に生活している印象を強く感じました。真実は大昔の技術も含め、必ず開花するのでしょう。
出雲に出掛けて行き、先人達の際立った知恵と、人の生き方の真実に触れた気がします。
ファースの家

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広葉樹でCO2削減を・・・東京~出雲空港~松江市

2006年06月06日 21時07分35秒 | Weblog
写真は松江城のお堀のから見た石垣の替わりに植樹された広葉樹です。今日は東京から山陰の出雲空港に飛んで出雲大社と松江城を見学致しました。
松江城に限らず、どこのお城の境内には、うっそうとした広葉樹が植樹されております。

グリーンベルトと言われる緑地帯はCO2削減に大きな役割を果たしております。
神宮外苑、皇居、日比谷公園など都心の緑地帯も大量に吐き出されるCO2を吸着していると言われます。
沿道添いに広葉樹を植えるのは車の排気ガスを薄める役割を担っています。
樹木帯1平方メートルあたり0.0049トンものCO2を蓄積出来ると言います。

広葉樹は針葉樹の三倍以上ものCO2を吸収する事が解っています。
CO2放出で地球温暖化がギリギリの限界まで来ていますが、中国、インドなどの経済成長で猛烈なCO2が排出され続けています。また困った事ですが世界で一番CO2を排出しているアメリカが京都議定書に批准しておりません。

我が国は戦後、費用のかかる国防などをアメリカに依存し、産業振興に懸命に取り組み、世界第二位の経済大国に成長するとともに、産業施設からのCO2削減量も世界でトップクラスの水準にあると言われます。製品の製造技術が進化しますと、次はその製造過程が問われます。然るにCO2削減などの施設設置技術も進歩する事になります。

我が国が率先して地球温暖化防止のために尽力して産業界ではかなりの成果を出していると言われます。しかし、民生からのCO2排気量にはほとんど手付かず状態です。
家のQ値(熱損失係数)実効値で2.0W/K㎡以下にしますと、一気にCO2放出量が20%も削減されると言われます。先進国の一般住宅は、ほとんどにペアーのLow-E機能つきのガラスが使用され、温熱環境の水準も寒冷地は暖房対応、温暖地は冷房対応がなされ、意識そのものが、とても高い水準にありす。

CO2を出さない工夫も当然ながら必要ですし、出したCO2を処理する意識も必要です。
そのためには、敷地の状況を加味しながらも新築、改築する時に必ず広葉樹を一本以上の植樹を義務化するなどは如何かものか・・・
明日は今日、出雲大社や松江城を案内して戴いた松江市の「省エネ住宅研究家」渡部氏のご自宅を訪問致します。
ファースの家

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目標を持つ意義・・・北斗市~函館~東京

2006年06月05日 20時09分04秒 | Weblog
写真は、全国の「ファース工法」の気密断熱を樹脂でスプレー発泡の施工会社、旭ケミテック㈱などのグループ会社12社を率いる東京高圧㈱の前田浩正社長さんとです。
今日6日、昼の飛行機で東京に移動して渋谷の東京高圧、本社を訪れました。
前田社長の本社を訪れて強く感じたのは、着実に会社が進歩していると言う事です。
前田社長さんが品川駅の近くに出来るビルの最上階に、床、壁、天井から輻射熱で冷暖房が出来て、湿度を一定に保てるファース仕様の空間をつくる言う企画があり、その打ち合わせでお邪魔致しました。

頑張ろう!!一生懸命に頑張れば必ず明日には光明がある。だから頑張ろう!!
頑張ろうと力を込めた時にこそ、そのような気概になるものですが、何処までどのように頑張るのかが漠然としてしているではないでしょうか。気概だけでは一過性なのですね。

毎日、今日の目標を定めてその一日の目標にゴールするまで頑張るのです。
一週間の目標を定めてその一週間の目標にゴールするまで頑張るのです。
一ヶ月の目標を・・・半年の目標を・・・その集大成が一年の成果になり、二年、三年の成果になるのではないでしょうか。ひとつひとつの目標ゴールは、個人と会社を確実に成長させるのでしょう。

東京高圧の前田社長さんは、私より10歳年上ですが、いつお会いしても常に前に会った時より進歩しておられ、様々な勉強をされております。
工業用ガス、医療用ガス、特殊ガスなどを扱うガス部門、溶接器材部門、半導体部門、化成品部門などの業務を行い、全ての部門が存在感を増して収益を上げていると言います。前田社長さんも常に目標を定め、そのゴールを確実に越えながら現在に至ったようです。

「住む人と幸せを分かち合う家づくり」と言うのが、我々ファースグループの基本理念です。そのためには、先ず、つくる家に確たる性能を持たす技術がある事、そしてその技術に真心と魂を込める事でしょう。
今日はここまでは必ず実行するするのだと言う確たる目標を持つ事です。目標を持たずに頑張っても、ただ疲れるだけですよ・・・
東京高圧の前田社長さんに年齢を感じないのです。常に目標を持っているからのようです。

蒸し暑い東京です。
この都心に快適な北海道の空間を満喫出来る空間を実現出来れば本当に嬉しいのです。
この目標をゴールに頑張ろう!!!

渋谷から大崎のいつも泊まるホテルに戻り、一連の仕事を終えたら銀座あたりにくりだそうかな・・・・・・そんな元気はどこにもありません・・・
明日は山陰の出雲です。さてワイシャツの腕をまくって、もう一仕事です
ファースの家

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梅雨を快適な住居で・・・北斗市

2006年06月03日 17時36分36秒 | 住まいのお役立ち日誌
写真は真っ青にすっきりと晴れ上がった空を背景に北海道北斗市にあるファース本部の本社正面です。右に見える家が平成元年に建築した湿度の管理できるオール電化専用工法のファース1号棟です。
北海道は本当に良い季節を迎えましたが、本州は鬱陶しい梅雨とその後に蒸し暑い夏がやってきます。本州の梅雨の住居における快適な過し方を記述します。

梅雨の季節は空気中の湿気が多くなる事が特徴です。以前にもこのブログで記述しましたが、空気中の湿気は「潜熱」と言って温度計に表示されない潜在した熱を持っております。
これは大気輻射熱とも言って空気中の水蒸気1リッターあたり600kcalにも及ぶ膨大な熱量です。気温の他に、この温度計に表示されない熱があるため、同じ気温でも湿度の低い北海道と本州での清涼感が全く異なります。

特に人の身体は70%が水分で出来ていると言われます。気温が高くとも湿度が低ければ身体から水蒸気が蒸発して体温を奪ってくれるのです。
このメカニズムを活用すれば本州でも快適に過ごす事が出来る事になります。
ファースの家のように外気の湿気まで入れないと言う超高気密性能を一般の住宅に求めるのは難しいのですが、部分的な対応をする事が可能です。

気温を下げて冷えた空気を身体にあてるより、湿度を下げた方がクオリティーの高い冷房空間をつくる事が出来ます。室内に入って来た湿気を次々と除湿する方法です。
エアコンで28℃程度の室内気温をキープして除湿機で50%台まで湿度をキープします。
除湿機からは気温を高くする熱が出るので、その分もエアコンが冷やし28℃ほどにします。
このように居間などの部屋ごとにこの湿度管理を行うと良いでしょう。特に寝室は気温を下げずに湿度を下げる方がはるかに快適な睡眠が出来ます。

窓や換気口など、部屋ごとの気密性能を意識すべきです。この時、自然換気量が少なくなって室内空気が汚れますので熱交換式の換気扇を取り付け、必要最小限の換気量を確保しなければなりません。このような工夫が必要ですがエアコンでキンキンに気温を下げるより、はるかに省エネで快適な梅雨を過ごす事が出来ます。
本州に北海道の快適空間を・・・
今日、明日は北海道の爽快感を満喫し、月曜から蒸し暑い東京、山陰へ・・・
ファースの家

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月間MVP賞の意義・・・北斗市

2006年06月02日 18時30分55秒 | Weblog
写真は今日6月2日、ファース本部が建築する北斗市内のファースの家新築現場を訪れ、5月月間MVP賞の授与を行った時に撮りました。右から秘書兼務の浅田総務主任、杉林棟梁、今月のMVP賞を受賞した大工の山田君、私の隣が佐々木サブ棟梁です。
山田君の受賞理由は「笑顔と元気さで工事現場の雰囲気を明るくした」と言うものです。

月間MVP賞の制度は今年の5月から発足させました。
会社には誰もが認める特別に仕事の出来る目立つ社員がいます。このような社員は必然的に昇給昇進がなされてゆくものです。しかし、目立つ社員の陰でひたすら自分の仕事に精進する目立たない社員も存在します。このような社員にいっそうのやる気とチャンスがある事を知らせる事も必要と感じました。この月間MVP賞は、役員(社長、副社長を除く)も含む全社員の投票で、その月にきらりと光を放った社員名とその理由を投票します。
自分に投票しても理由が合えば有効です。単純に一番この投票数の多い社員が月間MVP賞(金一封つき)を獲得できます。毎月、同じ社員が獲得する事も有り得ます。

私達企業経営者はいつしか上からの視点でしか、人や物を見れなくなっているものです。実際、現場で一緒に働く社員同士の評価を知る事で、会社の片隅にある課題を発見したり、とても貴重な持ち味を見つけ出す場合もあります。

住宅の施工現場には、安全に仕事をするための工夫、整理整頓などで仕事をし易くする工夫、工程を管理して経費を削減する工夫、お客様に好感を得られる工夫など、さりげない工夫が良い仕事をする土壌になっているのだと思われます。
とかく腕の立つ棟梁さんだけが目立つものですが、さりげなく棟梁を支えている方々にもスポットをあてる事で彼らのモチベーションを高め、技能、能力を引き出し、結果として「良い家が出来上がる」事に通ずると思います。

この月間MVP賞制度を現場MVP賞にも波及させ、その工事現場で最も光った協力業者さんを表彰する制度も発足する事で諸案を整備しています。工事現場だけでなく事務職も含め仕事には厳しさと優しさのバランスが整合して良い仕事が出来ると確信しています。
各工務店の方々も自分の企業にフィットした表彰制度を確立したらいかがでしょう。
受賞を予想もしていなかった社員の、その喜んだ笑顔を見る楽しみが増えるものです。

梅雨の本州・・・今日の北海道は澄み切ったクールな一日でした。
週末はこの快適な北海道北斗市で過します。この時期は北海道の季節かな・・・
ファースの家

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空気サラサラ・・・札幌~北斗市

2006年06月01日 17時28分22秒 | 住まいのお役立ち日誌
写真は福井県から見えられた大手繊維メーカー、セーレン㈱ハウジング資材部主任の大橋直浩さんと会議室で撮りました。
大橋さんは透湿シートなどの販売などを手掛けております。透湿シートは主にグラスウール断熱の湿気を通気層に排出する部材として使用されます。
この透湿シートは水蒸気を通過させるのですが水を通過させない不思議なシートです。

布は水を通しますがビニールは通しません。布には隙間がありますがビニールに隙間が無いからですがビニールも全く水蒸気を透過させない訳でなく極微量を透過させます。
水は固体ですが水蒸気は気体です。水蒸気の大きさは酸素や炭素を同じ程度だと言われています。水の粒子が蒸発して気体となる事により水を通過させずに水蒸気を通過させる理屈になります。この理屈に合った構成で透湿シートが作られています。

ファースの家は床下に大量のシリカゲル(ファース専用処方のスカットール)を敷き込んでおりますが、このスカットールが家の中で発生した水蒸気を吸着します。
このスカットールに吸い込む水蒸気も酸素などと同等大の気体になっていますので酸素、窒素など以外の有機ガスを除去する事が出来ます。つまり空気を洗浄する効果があります。

このシリカゲル(ファース専用処方のスカットール)で空気を調湿、洗浄する事で空気がサラサラ状態となります。血液サラサラは健康人体の象徴ですが家の中の空気もサラサラにこした事はありません。ちなみにこの「空気サラサラ」(商標登録申請済)と言うキャッチコピーはファースの家に住んでいるお施主さんが実感として言われた言葉です。

今日は午前中、弊社の札幌事務所で仕事を行い、午後から飛行機で北斗市の本社に移動して来ました。本社に戻ったら偶然、セーレンの大橋さんとお目にかかる事が出来ました。大橋さんとは10年来のお付き合いですが、いつも爽やかな好青年です。
今日の北海道はすっきりと晴れ上がり快適なフライトで戻って来ました。
北海道の天気も空気サラサラです・・・
ファースの家

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