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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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広葉樹でCO2削減を・・・東京~出雲空港~松江市

2006年06月06日 21時07分35秒 | Weblog
写真は松江城のお堀のから見た石垣の替わりに植樹された広葉樹です。今日は東京から山陰の出雲空港に飛んで出雲大社と松江城を見学致しました。
松江城に限らず、どこのお城の境内には、うっそうとした広葉樹が植樹されております。

グリーンベルトと言われる緑地帯はCO2削減に大きな役割を果たしております。
神宮外苑、皇居、日比谷公園など都心の緑地帯も大量に吐き出されるCO2を吸着していると言われます。
沿道添いに広葉樹を植えるのは車の排気ガスを薄める役割を担っています。
樹木帯1平方メートルあたり0.0049トンものCO2を蓄積出来ると言います。

広葉樹は針葉樹の三倍以上ものCO2を吸収する事が解っています。
CO2放出で地球温暖化がギリギリの限界まで来ていますが、中国、インドなどの経済成長で猛烈なCO2が排出され続けています。また困った事ですが世界で一番CO2を排出しているアメリカが京都議定書に批准しておりません。

我が国は戦後、費用のかかる国防などをアメリカに依存し、産業振興に懸命に取り組み、世界第二位の経済大国に成長するとともに、産業施設からのCO2削減量も世界でトップクラスの水準にあると言われます。製品の製造技術が進化しますと、次はその製造過程が問われます。然るにCO2削減などの施設設置技術も進歩する事になります。

我が国が率先して地球温暖化防止のために尽力して産業界ではかなりの成果を出していると言われます。しかし、民生からのCO2排気量にはほとんど手付かず状態です。
家のQ値(熱損失係数)実効値で2.0W/K㎡以下にしますと、一気にCO2放出量が20%も削減されると言われます。先進国の一般住宅は、ほとんどにペアーのLow-E機能つきのガラスが使用され、温熱環境の水準も寒冷地は暖房対応、温暖地は冷房対応がなされ、意識そのものが、とても高い水準にありす。

CO2を出さない工夫も当然ながら必要ですし、出したCO2を処理する意識も必要です。
そのためには、敷地の状況を加味しながらも新築、改築する時に必ず広葉樹を一本以上の植樹を義務化するなどは如何かものか・・・
明日は今日、出雲大社や松江城を案内して戴いた松江市の「省エネ住宅研究家」渡部氏のご自宅を訪問致します。
ファースの家

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