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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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電力自由化の影響は…北斗市

2006年09月30日 17時10分18秒 | Weblog
電力の自由化と言う言葉は最近、多く耳に致しますが、我々、一般消費者に、どのような影響があるかを考察してみます。電気は電力会社から送電するだけでありません。
大きな工場などは独自で発電機を稼動させて自前で電気をつくっているところもあります。
製鉄工場、セメント工場などは停電でラインが止まると大騒動になるだけでなく、莫大な損害を被ることになり、その事態を避けるために自前で発電を行い、むしろ、自前の発電にトラブルが生じた緊急時にだけ、電力会社の電気を使用するところもあります。

このような発電設備のある企業が、自分のところで使用する電力が余ったときに売ることも出来ます。経済産業庁の定めで電力会社がこの売電に応じるよう指導しております。
太陽光発電による売電方式もこの適用を受けています。
最近は、電力の自由化に伴って売ることを目的に電気をつくる企業も増えてきました。
独占企業であった電力会社は、役所的な存在であったと言われますが、電気を売ることに営業が必要となり、まさに電力業界も競争時代の様相となっています。

最近の動向をみますと、首都圏においてはデパートや大型スーパー、電機量販店などが次々と電力会社から「特定規模電機事業者」(PPC)と呼ばれる電力業者にシフトする傾向が続いております。電力会社も大型事業所に供給する高圧電力の料金を値下げするなどの措置で対抗しております。この状況が我々、オール電化住宅を供給するものにどのように影響を与えるかを考えますと、結論から言ってマイナス影響の心配は無い言えるでしょう。

日本の電力会社が供給する電力の品質は諸外国と対比すると極めて高いと言われております。日本は東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツと周波数が異なっております。
日本の電力会社にはこのヘルツ数を正確にコントロールする技術を確立させる配電設備が完備されております。そのためPPCが電力を売るためには必ず、電力会社の配電設備の変電所、送電所を通す事になると言われております。このためPPCがつくった電気を電線で送電する際に電線使用料金を電力会社に支払わなければなりません。このため、あくまでも電力会社がイニシアチブを持った形での電力事情に大きな変わりは有り得ないと言う事になります。競争原理が働き、我々消費者に少しでも質の良い安価な電力を供給して戴ける事は大歓迎と言えると思います。

写真はファース本部の本社に送電するための電圧調整装置を載せた電柱です。今日の北斗市は朝方にバケツを返したような土砂降りの雨に見舞われましたが、夕方に綺麗に晴れ上がり、秋らしい青空が広がりました。
明日の日曜日の天気はどうかな…少ない秋の季節を楽しみましょう…

ファースの家
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