8年前今日のように晴れ渡った朝にタローは突然、ファース本部の前に現れました。
ブルーの立派な首輪をつけた凛々しい犬で瞳がとても穏やかで優しそうな犬でした。
隣の上磯中学校に登校する生徒について来て、夕方には帰るのだろうと思っておりました。
とても人懐こいので、スタッフもおやつをあげたりしておりましたが、やはり、夕方には姿がなくなり家に帰ったのだと思っておりました。
1週間が経ったとき、突然、保健所から電話があり「お宅の犬を預かっている」と言う内容でしたので事の経緯をお話し致しました。ところが飼い主が見つからないと言う事は期限を過ぎれば処分する事になるとの事でした。私の出張時でしたが家内の副社長とスタッフが相談して引取りを決断し、我が家、我が社の愛犬となりました。
引き取った犬はタローと名付け、自宅と会社の間100mにワイヤーロープを張って、朝と夜は自宅で、昼は会社を行き来して過ごし、社員からも家族からも愛されて来ました。
郵便配達の皆さん、宅急便の方々などは、大きな犬がとても苦手だそうですが、タローは彼らの人気者で郵便配達のオジサンが頭を撫ぜて話し込んでいる姿が多くありました。
タローは我が社、我が家だけでなく地域の方々、仕事で来る方々からも愛され慕われ、犬嫌いの人からも好かれていたようです。
先週23日土曜日、東京出張から戻り、久々にタローと一緒に散歩に出かけました。
普段は難なく飛び越える堀を越えられないので体調が芳しくなさそうでした。
昨日24日は家内と一緒に散歩に出かけましたが、元気がないので直ぐ近くの動物病院に行きましたが土日と休診日なので、今日の月曜日に診察してもらうつもりでおりました。
昨夜、寝る前に「おやすみ」を言いに行った時は下から見上げて何か言いたげな表情でした。
今朝、病院に連れて行こうと表に出たらタローの姿が見えません。
彼は雨の時しか自分の小屋に入らないのですが、その自分の小屋の中で眠っているようでした。
タロー? タロー!…タ、タロー!!!!!
眠るように息を引き取っていました。
こんなに天気が良いのに小屋に入るなんて…自分の死に姿を見られたくなかったのでしょう。
少なくとも苦しんだあとがないのが救いで、とても穏やかな死に顔でした。
急性腹水炎…手の施しようもありませんでした。
写真は一昨日23日土曜日、亡くなる一日半前のタローですが散歩の後に撮りました。
確かにいつもの元気がありませんが…一日半後に亡くなる等とは…
彼、愛犬タローは何処からか突然に現れて、私達に夢、希望、元気、そして大きな安らぎを与えてくれ、そして今日また突然、我々の前から姿を消しました。
今日、家族とファース本部、本社社員の全員に見送られて違う世界に旅立ってゆきました。
ありがとう…タロー…そしてタローを愛してくれた皆さん、ありがとう…
逞しい大きな身体に似合わない、常に優しい表情と怒る事の知らない彼の姿…
同種の犬よりも人が好きで、人を愛し、そして多くの人々に愛されて…
我々もタローのような鮮やかな一生を送りたいものです。
ファースの家
内容を更新しておりますのでご覧下さい。
下のコメント欄にご意見、ご提言、ご感想などをお寄せください。
ブルーの立派な首輪をつけた凛々しい犬で瞳がとても穏やかで優しそうな犬でした。
隣の上磯中学校に登校する生徒について来て、夕方には帰るのだろうと思っておりました。
とても人懐こいので、スタッフもおやつをあげたりしておりましたが、やはり、夕方には姿がなくなり家に帰ったのだと思っておりました。
1週間が経ったとき、突然、保健所から電話があり「お宅の犬を預かっている」と言う内容でしたので事の経緯をお話し致しました。ところが飼い主が見つからないと言う事は期限を過ぎれば処分する事になるとの事でした。私の出張時でしたが家内の副社長とスタッフが相談して引取りを決断し、我が家、我が社の愛犬となりました。
引き取った犬はタローと名付け、自宅と会社の間100mにワイヤーロープを張って、朝と夜は自宅で、昼は会社を行き来して過ごし、社員からも家族からも愛されて来ました。
郵便配達の皆さん、宅急便の方々などは、大きな犬がとても苦手だそうですが、タローは彼らの人気者で郵便配達のオジサンが頭を撫ぜて話し込んでいる姿が多くありました。
タローは我が社、我が家だけでなく地域の方々、仕事で来る方々からも愛され慕われ、犬嫌いの人からも好かれていたようです。
先週23日土曜日、東京出張から戻り、久々にタローと一緒に散歩に出かけました。
普段は難なく飛び越える堀を越えられないので体調が芳しくなさそうでした。
昨日24日は家内と一緒に散歩に出かけましたが、元気がないので直ぐ近くの動物病院に行きましたが土日と休診日なので、今日の月曜日に診察してもらうつもりでおりました。
昨夜、寝る前に「おやすみ」を言いに行った時は下から見上げて何か言いたげな表情でした。
今朝、病院に連れて行こうと表に出たらタローの姿が見えません。
彼は雨の時しか自分の小屋に入らないのですが、その自分の小屋の中で眠っているようでした。
タロー? タロー!…タ、タロー!!!!!
眠るように息を引き取っていました。
こんなに天気が良いのに小屋に入るなんて…自分の死に姿を見られたくなかったのでしょう。
少なくとも苦しんだあとがないのが救いで、とても穏やかな死に顔でした。
急性腹水炎…手の施しようもありませんでした。
写真は一昨日23日土曜日、亡くなる一日半前のタローですが散歩の後に撮りました。
確かにいつもの元気がありませんが…一日半後に亡くなる等とは…
彼、愛犬タローは何処からか突然に現れて、私達に夢、希望、元気、そして大きな安らぎを与えてくれ、そして今日また突然、我々の前から姿を消しました。
今日、家族とファース本部、本社社員の全員に見送られて違う世界に旅立ってゆきました。
ありがとう…タロー…そしてタローを愛してくれた皆さん、ありがとう…
逞しい大きな身体に似合わない、常に優しい表情と怒る事の知らない彼の姿…
同種の犬よりも人が好きで、人を愛し、そして多くの人々に愛されて…
我々もタローのような鮮やかな一生を送りたいものです。
ファースの家
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