毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

モルタル壁の魅力…東京~函館~北斗市

2006年09月07日 21時01分15秒 | Weblog
モルタルの外壁が姿を消してから既に数十年の歳月が過ぎ去りました。しかし、あちこちでまたモルタルの外壁を目にするようになりました。
見飽きたサイディングでの外装に対して、異なる雰囲気のあるモルタルに興味を示したものと思われます。

北欧の現地では住宅の殆どがモルタルで仕上がっております。
しかも殆どのモルタルには白い、無機質系のリシンが吹き付けされております。
それでも一戸一戸の家に個性と雰囲気が醸し出されております。
家の外観は、華やかな彩(いろどり)よりも、シックに落ち着い重厚感などで個性と雰囲気をだす事が出来ますが、その方がいつまでも相慕われる外装になりそうです。

我国日本は先の大戦まで多くが木材の壁、下見板と言われた横張りの板壁でした。
戦後の成長期、防火性を考慮してモルタル壁が殆どの家づくりに採用されました。
モルタル壁は、この時の粗製乱造でクッラクや剥離崩壊などのトラブルが多発するようになり一気に衰退して行きました。
量産体制のために価格も安く、細い網ラスをホチキスのような頼りないタッカで止め、下地塗りと仕上げ塗りの二回仕上がりが殆どでした。安かろう悪かろうの典型であり、見る見るうちにモルタルの信頼性を逸して行きました。

モルタルは網ラスをリッコツと言われる3ミリ位の鉄棒で押さえ、そのリッコツをU釘で挟みつけて止めます。それに下地塗り、中塗りの際、柔らかいうちに、さらに細い網ラスを押し込み、その乾燥後に仕上げを行います。
表面仕上げは出来るだけ無機質系のリシンがフィットしております。価格も高級なサイディングと対比なく、クラックもなく半永久的な耐久性を保持します。

世界を旅すると解かるのですが、黄色や青や緑、紫などとカラフルな色をした家は日本独特なものです。カラフルなのを悪いとは言いませんが、どうしても軽く感じてしまいます。
写真は先月に訪問した岡山県倉敷市の林建設さんが建てた、モルタルのファースの家です。林建設さんは全ての新築物件がモルタル仕上げです。

さて今日、7日は蒸し暑い東京から北海道北斗市の本社に移動して来ました。
カラット爽やか北海道…
でもこれから相談メールの回答をします。
ファースの家
内容を更新しております。
このブログをご覧の方々は、下のコメント欄に是非、ご意見、ご提言、ご感想などをお寄せください。