風のたより

つれづれに

                 ~~~ 城塞都市・・・モンテネグロのコトル ~~~

2016-07-13 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



ギリシャのコルフ島を出たオーケストラ号は、翌日の朝に複雑に入り組んだアドリア海の
湾の更に奥に位置しているモンテネグロのコトルの港に入ってきました。

船は静かな湾の中を進んでいきます。
今までとはちょっと違う雰囲気です???





船が進むにつれて湾の奥に聳える切り立った険しい崖が見えてきました。
コトルは入り組んだ湾の中に佇む城塞都市で、入り組んだ地形は言わばフィヨルドです。





モンテネグロのコトル??
今までに聞いたことのない地名です。
モンテネグロも正直あまり耳にしたことのない国名でした。

モンテネグロはこんな所にある国です。

深いく入り組んだアドリア海の奥、かつてユーゴスラビアに属し、2006年、いろいろの歴史的
変遷の末、モンテネグロとしてユーゴスラビアから独立した国です。

ちなみにモンテネグロとは、「黒い岩」の意味とか。





コトル湾はリアス式の入り組んだ湾のため大型船は近づくことができず、ここでもテンダーボート
に乗り替えて上陸です。





下船後は先ずはバスで旧市街のブドヴァの街に移動し、城壁の街の散策が始まりました。





城塞の中へ入りました。

中にはモンテネグロ正教の教会などがあり、、、、高台からはアドリア海の海が臨めました。





城壁内の高台からは深い緑色のアドリア海の海がみえました。





更に高台の城塞を上り、、、、





城塞から見えるアドリア海。

目の前に広がるオープンテラスが素敵です。





階段の横からはモンテネグロの国旗が掲げられているのが見えました。

この堅固な城塞は、その昔オスマン帝国の侵略に対抗して築かれたものとか。





巡らされた城塞の上からは、オレンジの屋根と、いくつかの教会が見えました。





城壁のすぐ近くの新市街には、アドリア海に面したこんな素敵なリゾート地がありました。

ヨーロッパからの観光客が多く、知る人ぞ知るリゾート地のようです。





ブドヴァの街を見た後は、バスで20分ほど移動してコトルに戻り旧市街の観光が始まりました。

コトルの旧市街観光は、この「海の門」から入って~~~





「海の門」をくぐるとすぐに広い武器広場に出ます。

右奥の建物が武器庫で、左奥の建物がナポレオン劇場だそうです。





旧市街の中を散策~~~~

狭い路地からも後ろに聳える崖が見えます。





教会前の広場からも、後ろに高い城塞が見えています。





旧市街の狭い通りのどこからでも後ろに聳える城塞が目につきます。





コトルの旧市街の中に猫ちゃん発見!!!





カメラを向けていたら、のこのこと近づいてきました。
人懐っこくて可愛いですね。

かなり美形なスマートな猫ちゃんでした。
いつまでも元気でね!!





旧市街を出てテンダーボートの出る港まで戻りました。

ここから眺めるコトルの城塞です。

この城塞は、イタリアのヴェネツィアが占領した時に建設したもので麓の街は小さいのに
張り巡らされている城塞の長さは4.5kmもあり、数百年を要して作られたということです。
まるでモンテネグロ版の万里の長城のようです。

よく見ると、、、山の中腹よりジグザグとした道が見えます。
城塞の頂上までは1時間ぐらいで登ることができ、そこからの眺めは素晴らしいとか。

残念なことに時間がなくて登れませんでした。

そこで、、、、





これがネットからお借りした城塞から見下ろしたコトルの旧市街とアドリア海の風景です。
絶景ですね。

ここコトルは小さなドブロクニクと言われているようですが、同じ城壁の街ドブロクニクへは
ここから車で3時間ほどの距離にあるとか。

同じアドリア海に面した城塞の街です。





眺めているうちに最後のテンダーボートがやってきました。

アドリア海の奥の奥にあるモンテネグロのコトルといいう街を初めて知りました。

初めて訪れたギリシャのコルフ島やここモンテネグロのコトル、、、、、
今まで全く何の関係もない場所と思っていたのですが、、、、





なんと日本のジブリ作品の「風の谷のナウシカ」はギリシャのあのコルフ島が舞台といわれていて
ジブリ作品で有名な「魔女の宅急便」や「紅の豚」などはこの辺りのアドリア海に面した街がモデル
になったと言われています

全く知らずでしたが、クルーズで訪れたギリシャのコルフ島もモンテネグロのコトルも
なんだか急に身近な街に思えてきました。

旅をするとは、、、、新たな出会いとの遭遇です。