風のたより

つれづれに

             ~~~  アテネ・アクロポリスの丘へ  ~~~

2016-07-04 | クルーズ その2 (東地中海クルーズ)



ギリシャのサントリーニ島を楽しんだ後、船はキクラデス諸島の島々を通過しながら
午前7時半、同じギリシャにあるピレウスの港に入ってきました。

ピレウス港は首都アテネに近いこともあり、古くからギリシャの中でも重要な港でした。
この日も世界各国からの観光客を乗せた大型船が数隻停泊していました。





下船後この日は世界遺産のアクロポリスとアテネの市内観光がありました。

先ずはアクロポリスとの丘へ~~~
ちなみにアクロポリスは「高いところ、城市」を意味するとか。

ちょっと小高い丘へ通じる道を上ります。
この日も気温はぐんぐん上昇でした。





ギリシャのアクロポリスといえばパルテノン神殿が有名ですが、その前に見えてきたのは、
アクロポリスの丘の上に立つヘロド・アティクス音楽堂。

紀元161年に政治家であり大富豪であったヘロド・アティクスが亡くなった妻の思い出として
アテネ市に寄付したものとか。

客席は5000人収容でき、今でもコンサート会場として使われているとか。





ヘロド・アティクス音楽堂からさらに上り、最初に目の前に現れたのがパルテノン神殿の
前門にあたるプロピライア。

いよいよここからパルテノン神殿への期待が高まります。
階段の上には、ドーリア式とイオニア式の列柱が建ち並び、その姿は圧倒的な存在感にあふれています。





さすがにアテネの観光名所、階段にはパルテノン神殿を目指す世界中からの観光客でいっぱい!!

大きくそびえる列柱前の階段はすべて大理石で滑りやすく雨の日でなくてよかったと、、、





プロピライアの門をくぐり抜けると、やがて前方に見えてきたのはあのパルテノン神殿です!!

神殿横には修復中のためかクレーン車があったり、工事現場のような足場がかかっていたり、、、





左手には丘の上からアテネ市内が見えています。





更に正面に進みパルテノン神殿をまじかに眺めました。
これがパルテノン神殿の全景で、古代都市アクロポリスの聖域です。

その姿は青空に映えてとても美しく、紀元前400年から風雪に耐えここに立ち尽くしていたのかと
思うとなぜか感動です。





更に近づいてみると、、、

今でもこの神殿の修復作業は続いていて、列柱の白い部分は修復された場所ということでした。





パルテノン神殿に続き、その左に見えているのは、エレクティオンといわれる建物です。





更に近づくと6人の女性像の柱が上部を支えている姿がありました。

昔歴史の教科書で見たことがあるような、、、、??





後でわかったことですが、現在のこの柱はレプリカで、本物は新アクロポリス博物館と
大英博物館に保管されているとか。





観光客は立ち並ぶドーリア式やイオニア式の列柱の間を歩き、まじかに古代遺跡の見学です。





遺跡を見た後は丘の上からアテネ市内の眺めを楽しみました。





アクロポリスの丘からからはアテネ市内がよく見渡せます。

右後方の山はリカヴィトスというアテネの中心部の北東に位置する丘で、そこからは
反対にこのアクロポリスの丘がよく見えるようです。





アクロポリスの丘の見学を終え下に降りてくると、まだまだ丘を目指す人々でいっぱいでした。





アクロポリスの丘の見学を終え、バスはアテネ競技場へ~~~

ここは第1回近代オリンピックの会場となったところで、会場前の広場にはギリシャの国旗と
オリンピックの旗がたなびいていました。





そのあとちょっと車窓からのアテネの市内観光が入りました。

ここは確かアカデミー・アテネ大学・国立図書館。





自由時間にちょっとアテネ市内をぶらぶら・・・

お土産屋さんの店先に並んだギリシャの特産物(?)の海綿。





アテネにもこんなかわいい猫ちゃんが店先でお昼寝してました。





午後4時半過ぎ、アテネ観光を済ませたオーケストラ号は、静かにピレウスの港を後にし
次の寄港地であるコルフに向けて出発しました。

しだいにアクロポリスの丘から見た特徴のあるリカヴィトスの山が小さくなっていきました。