風のたより

つれづれに

      湖東三山 (その2)    百済寺と永源寺

2011-11-23 | 撮影バスツアー



湖東三山の最後の百済寺にやってきました。
百済寺は湖東三山の中でも最古刹とか。

やはり山門からの長い階段を登るのは西明寺や金剛輪寺と同じですが、百済寺の仁王門には
大きな草鞋が下がっていました。

なんでもこの大草鞋は、参拝者の健脚や長寿の願かけにもなっていて、以前は50㎝位だったものが
「草鞋が大きい程、ご利益も大きい」と、どんどん大きくなり、今では3m程にもなったのだそうです。






百済寺でぜひ見たいと思ってたのが、二つ。
「天下遠望の名園」といわれる庭園と、この時期本堂に特別展示されている「如意輪観音半跏思惟像」
の二つを見ることでした。

本堂は仁王門からすぐの場所にあり、意外に早く「如意輪観音半跏思惟像」とご対面でき感激でした。
片膝を立てて思いにふけるこの独特なポーズの如意輪観音様は、一生に一度は拝んでみたい仏様として
今や仏女の「垂涎の的」なのだそうです。






如意輪観音様をじっくり眺めさせて頂い後は、いよいよお庭拝見です。
お庭の方に進んでいくと、、、、





池のあるお庭に出ました。
池の中に置かれた飛び石を歩き、正面まで来てお庭を見ると、、、






池に映る真っ赤な紅葉が綺麗です。






さらにここから石組の階段を登り築山の上に出てくると、、、、






近江や琵琶方面が一望できる高台に登ってきました。
この場所がどうやら百済寺の「天下遠望の名園」と言われる所のようです。







百済寺を見た後は、湖東三山には入っていませんが、もう一つの紅葉の名所の永源寺を回ることに
なりました。
時間がなければ割愛されていたところですが、当日はバスの運行もスムースでラッキーでした。
登っていく階段の左には羅漢様が岩場の石の上に並んでいます。







最後に回った永源寺は、この山門の奥が思った以上に深く、ここでもいくつもの階段を登りました。






山門の近くには色づいた紅葉の中にまだ緑の紅葉も、、、、、(スライド)






ところがいくつかの門をくぐり抜ける毎に鮮やかな紅葉が現れて、、、、







赤や黄色に交じって青い紅葉も、、、、まさに色の饗宴です。






禅堂に繋がった長い渡り廊下越しの紅葉も風情があります。







さらに奥に登っていくと、、、、、目にも鮮やかな黄色の黄葉が一面に広がっていました。
まわりからも「うわー綺麗!!!」の声が思わず湧きたちました。(スライド)

木々の枝ぶりと錦織りなす黄葉と紅葉のハーモニーは、どこか日本画でも眺めている様な気分です。






思いがけずに回ることができた永源寺でしたが、、、、、(スライド)
今回の紅葉の撮影の中でも、この永源寺の黄葉は一段と素晴らしい光景でした。

今年の紅葉をいっぱい、いっぱい、、、、目いっぱい頂いてきた気分です。(笑)