風のたより

つれづれに

   国府宮のはだか祭り   その1

2008-02-21 | Weblog
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この地に春を呼ぶ奇祭として知られる愛知県稲沢市の“国府宮のはだか祭り”を
見てきました。

今年厄年を向かえる42歳と25歳の厄年の男を中心に、その他の厄年の男達が
下帯姿でたくさんの厄をつけた儺追布を笹に縛り、厄落としの為に本殿に向かいます。
その勇壮な姿は天下の奇祭として知られています。
今年は2月19日がお祭りでした。

この地に移り住んで二十数年経ちますが,お祭りを見るのは今回が初めて。
毎年このお祭りはテレビや新聞に大きく報じられます。

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国府宮の駅に降りると、もう凄い人ごみ。
神社までの鳥居の周辺は出店がずらっと並びまさにお祭り気分です。
幸い暖かな日の午後とあって人出も多く、人の波は本殿へと流れます。

ここにも男達の勇壮な姿を一目見ようと神社の境内もすでに見物人がいっぱい。
境内の一角にたくさんの赤い布が結ばれた山は、厄除けに頂き一年経て収めに来た
人々が持参した物だそうで、社殿の一角にこの儺追布が売られていました。
一枚百円!私も一枚頂きました。(関係ないのですがとりあえず厄除けに!!)


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やがて参道にはだか男達の集団がやってきました。
大きな笹を担ぎ掛け声が勇ましく、周りの観客もざわつき出します。
山門からは一気に拝殿に突入!!

後からも、どんどんとはだか男達の一団が次々に行ってきます。
こんなお祭りは初めて!!やっぱり奇祭ですね。

厄男達の表情もいろいろ。
おじいちゃんに手を引かれているのはお孫さんでしょうか?
年寄りや若者、小学生に混じってちびっこまでもみんな下帯姿です。(可愛い!!)


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実はこのお祭り、ここからが本番というかクライマックスを迎えるのですが、、、、

このはだか男達の中に厄男達の厄を一身に引き受ける新男と言われる男性が登場!!
新男の体を触る事で自分の厄を背負ってもらおうと新男をめがけてはだか男達が殺到し
もみ合いになり、手桶からの水がかけられると湯気が立ち上り、祭りは一段と殺気立ちます。

厄を一身に背負った新男がやっとのおもいで儺追殿に入り終焉となるのですが、それまで
の数十分がこの祭りのクライマックスということです。
残念ながら最後までは見届けることはできませんでしたが、起源は奈良時代といわれる
伝統の儺追神事(なおいしんじ)をまじかに見ることが出来、一緒に厄除けをした気分に
なりました。


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はだか男達が身に着けていた儺追布は皆裂いて観客に配られていました。
私も何本か頂いてきました。

さっそくやってきたモモスケ君にもお払いです。(笑)
これでモモスケ君の怪我がこれからなくなるといいのですが、、、、