飛騨の合掌村で素朴な土雛を集めた「土雛まつり」があることを新聞で知り出かけてきました。
会場の合掌村は、世界文化遺産の岐阜県白川郷から移築した10棟の合掌造りの民家から出来ています。
この一角の旧大戸家住宅で、土雛まつりが行われています。(4月3日まで)
係りの方のお話では、この雛飾りを始めた16年前には150体位だったのが、今では600体にまでなったと言います。
いずれもかつて各家の雛飾りとして使われていた物ですが、いらなくなり寄付として集められた物とか。
下のお雛様の写真をクリックして下さい。
この地方の雛人形は立派な段飾りではなく素焼きの土雛が主流でした。
それもこの地で作られたものではなく、節句近くにやってくる尾張や三河からの行商人から子供が生まれるたびに一つ一つ買った物と言うことです。
よく見るとこの土雛は正面しか着色されておらず中は空洞で下に穴が開いています。
お人形も親王飾りのほかに歌舞伎人形だったり七福神だったりいろいろですが、その殆どが明治から昭和にかけての土雛ということでした。
合掌造りの二階には、この地方らしく当時行われていたお蚕の様子や民具が並んでいて、飛騨地方の生活の一端を見ることが出来ます。
村内には他に岐阜県羽島市出身の円空さんの彫った円空仏を展示しているコーナーもありました。
国道41号線沿いを北上して下呂までの途中には、有名な飛水峡や中山七里などがあり、変化に富んだ風景も楽しめました。
どんぐりさんのソースをお借りしました。
画像は全部で20枚あります。
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白川郷から移築された合掌村
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