Radio workshop & everyday.

自灯明法灯明

「自らを灯(ともしび)とし、拠り所として、他を灯とすることなかれ。」

彼岸籠り

2013年09月23日 | 日記
近くの神社の総代をしている関係で、今日はその神社の彼岸籠りの行事に
携わる事が出来ました。

朝行くと神主さんは中位の広さの境内を、懸命に竹箒では掃除をされていました。
少し挨拶と、世間話をしていたが掃き残されている個所がかなりあるので
少し掃除を手伝う事にしました。
それ程には広く無い境内ですが、砂利が敷いて有り掃くのには少し不便です。
神主さんは、地区の鎮守のこの社を守って頂いているのだが
到底神社だけでは日常の生活を維持して行くわけには行かない様で
別に仕事を持っておられると話されておられました。

程なく他の総代の方もいらっしゃって、彼岸籠りの準備へと進んで行く
先ずは神殿の手前の所の両側に、三種の神器を飾りつけられる
「三種の神器」とは高度成長期の電化製品の事では有りませんよ

「剣・鏡・勾玉」で、これは日本書紀に・・・と私が聞きましたら
これは古事記に出て来ますね、と神主さんが訂正されました。
他にお供え物として
果物類(バナナ・りんご)(いりこ・塩・お神酒)を神前に供えます。
並べ方は左から、水、米、塩、果物類、魚(いりこ)、お神酒の順

後は、祝詞奏上、抜粋

夜の守り、日の守りに護り幸へ給ひて、
各も各も家門高く広く、子孫の八十続五十橿八桑枝の如く
立ち栄締め給へと、恐み恐み白す

帰りには、神主さんより「撤饌」(てっせんと読む)
要するに神様からのお下がり品だ、中味は色々を頂きました。

三種の神器(儀式用のレプリカ)


お供え物、他に、この右側にはお神酒等がお供えして有ります。





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4 コメント

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Unknown ()
2013-09-24 05:55:00
 彼岸は仏教の行事ですよね、神仏混淆の名残何でしょうかね。神社によって色々特色があるのですね。
 小生も以前、産土神を祀る地域の神社の総代を務めたことがありますが、神社の儀式というのはただひたすら神様に食事(神饌)を捧げる儀式ですね、最初の頃は神官の「けんせんのぎ~」だとか「てっせんのぎ~」だとかお祓いをするごとに聞く厳かな言葉を意味も分からずに耳から聞くだけでしたが、後から、「献饌の儀」「撤饌の儀」だと書くのだと分かって、ああ、そういうことかと理解しました。神様は五穀豊穣を司ることが大きな「仕事」だからだなと仏教との守備範囲との違いを自分なりに解釈しました。

 阿蘇神社の「田の実祭」で、ご神幸の際に田んぼの中を行列して従う白装束の「うなり」が頭の上に載せて運ぶ物も、あれは神様が途中で休憩する御仮屋でのお弁当ですからね。

 小生が務めた神社の秋の例大祭の時には、前夜祭、当日祭の朝、昼、夜、翌日祭の計五回の僅か30分ほどの儀式の度に神饌には立派な大鯛を御供えして、終わると総代たちがその鯛を含めて神饌を皆で料理していただきました。この部分も直会(なおらい)と言って、大切な儀式の一環のようです。五食も続けて鯛ですから、豪勢と言うかなんというか。小生は会計担当だったので、コストダウンのために、使いまわしは駄目かと御訊きしたら、これは心の問題だから毎回新鮮なものを御供えしたほうが良いですよと言われたことを思い出します。今週末、その秋の例大祭があります。
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風さんなかなか博学 (ezekiel)
2013-09-24 20:03:53
なぜかここで、流石戦前・・・と以前言って
風さんから意見された事を思い出しました
確かに物心が付く前に終戦ですからね(笑)
はい、冗談はここまで。

うちの方の例大祭は10/9です、その前に
こざこざした準備がありその為に出かける事に
成ります。

確かに彼岸と言うと、仏教関連と頭に浮かびます、風さんが仰られている様に神社でも
彼岸と関連が有るようですね。
もともと神仏混淆の時代に置いては何ら疑問は
起こるべくも無く、神仏分離と言う布告の
結果だったのでしょうね。
無理に神仏を分離した結果が
この様な疑問を起こさせる結果になってしまった
と言う事でしょうか。

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Unknown ()
2013-09-25 13:07:52
 ちょっと調べたら、先祖供養というのはもともと神道の方が先で、仏教には先祖供養などという教えは無かったそうですよ。

 それから、前のコメントで書いた阿蘇神社の農耕祭事の宇奈利(うなり)の行列は「田の実祭」でなくて「御田祭」でした、失礼しました。田の実ですから秋の収穫の時のお祭りで、今日その田の実祭の奉納流鏑馬が阿蘇神社参道で行われていました。
返信する
そうなんですか。 (ezekiel)
2013-09-25 16:53:50
そうだったのですか、知りませんでした。

阿蘇神社のお祭りは高校の頃までは
良く行ってました。
しかし、火降り神事だけは実際に見た事が
有りません。
一度は見て見たいと思っています。
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