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ベジタリアン・マーフィーの菜食日記・日々是精進

平和を愛するベジタリアン。生命倫理、菜食、環境問題など、みんなで考えよう!

利益だけを追求する国は滅びる。

2015-09-14 22:34:25 | 心の修養
孟子が粱と言う国の恵王に面会したとき、王が孟子に言った。

「先生、わざわざ遠路はるはわるお越しになったのは、さぞ我が国の利益となる妙策がお持ちなのですね。」

孟子が答えて曰く、
「なぜ利益、利益とおっしゃるのですか。大切なのは仁義です。王は国の利益しか考えない。大臣は一家の利益しか考えない。役人や庶民も我が身の利益しか考えない。こうして各々の利益しか追求してないから、国が滅びるのです。」

「王よ、どうぞ仁義を口にしてください。」


※仁義とは、簡単に言うと、公の心、博愛、慈悲、人として守るべきもの…などをイメージしてください。

王道政治

2015-09-13 20:24:54 | 心の修養
皆さんは、王道政治や覇道政治って言葉は、倫理社会の時間で目にされたかと思います。

古の中国で国家を治める最高責任者(当時は帝)を天子と言ってました。

孟子は、天子は天の命を受けて人民に幸をもたらす為に君臨するのだ。天子がその使命を果たせなければ、天によって王朝の交替が行われる。
これを『革命』と呼ぶ。天が命をあらためるのである。
支配者は交替することがあるが、人民は天とともに永遠であり、人民が最も貴く、君主は下である…と。
つまり民の信頼なくして、天子にはなれない、と『尽心』の篇で述べている。

民の生活を安定させ飢餓をなくし、天然資源の開発、軍役の軽減、租税の減免など、福祉社会の実現を主張した。

しかし君主は簡単に交替はしないので、覇道から王道へ転換させることを各地で説いたのです。


今も昔も相変わらず権力を握ると、政治家は暴走するのですね(・・;)

断機の庭訓

2015-09-10 21:59:38 | 心の修養
昨日の孟母三遷の教えの続きです。


その後、遊学に出た孟子は、学業を中途で捨てて家に帰ってきた。

たまたま機を織っていた母が、「勉強はだいぶ進んだことだろうね」と尋ねた。

孟子は、「いゃあ、相変わらずです」と答えた。

これを聞いた母は、いきなり刃物で織りかけの機をばっさり断ちきって、「学業を途中で放棄するのは、織りかけの機を断ち切るようなものですよ」と諭した。

孟子は発憤して一心不乱に学業に励み、ついに大学者となった。

孟子

2015-09-09 21:33:29 | 心の修養

孟子は中国の儒学者で孔子についで有名ですが、そのエピソードとして、漢の劉向が『列女伝』のなかで、『孟母三遷』と言うものを記してます。


孟子は幼くして父を亡くし、母の手一つで育てられた。

家は墓地の近くにあったので、幼い孟子は葬式の真似ばかりしていた。

そこで母は、次に市場の近くに引っ越しした。
すると孟子は、商売人の真似ばかり。

仕方ないので、母は学校の近くに移転した。
すると孟子は、いつも祭祀や儀礼の真似事をして遊ぶようになり、母は我が子の教育にはここが最適と考えて、学校の近くに住みついた。


このように、子供にとって良い環境を与える賢母ゆえに、歴史に名を遺す聖人に育てあげることが出来たのでしょう。


※エピソードなので、実話かどうかは不明です。


ポジティブな生き方は、死を考えて生きること

2015-07-24 21:39:37 | 心の修養

全ての人に対して絶対に間違いなく言えるのは、誰も生まれてきた限りは、いつの日か必ず死ぬ…と言うことです。

これを疑う人は居ないでしょうが、自分にも死ぬ時が来ると納得している人は、大病で闘病中の人以外は、かなり長生きした人くらいで、大半の人は自分も死ぬ…ってことを考えていないですね。


自分が明日死ぬ可能性がある…と本当に理解すれば、今日さらに今すべきことに全力を費やして、真剣に生きるでしょう。

なかには、どーせ死ぬんなら、やりたい放題、好き勝手にやろう…と自暴自棄になる方もあるかもしれませんが、私が言いたいのは、どーでもいいことと、今すべき重要事項とを仕分けすることです。

そして、重要事項を最優先にして生きると、この上なくポジティブな人生を楽しめると思っています。


そういう意味で、死を考えて生きることはポジティブな生き方のヒントになるのです。


他人を羨ましく思うと、逆に損することになる!?

2015-07-15 18:46:20 | 心の修養

我が家の母は、市からタクシー券をもらっている友達を羨ましく思っています。

その友達は夫婦で国民年金だから、所得が低いために市からタクシー券がもらえるわけです。

もし我が家の母がタクシー券を欲しいと願うなら、そのレベルまで年金を下げてもらうしかありません。

ちなみに母は共済年金です。
はい、親方日の丸企業で働いてましたから(苦笑)


今日の教訓!!

他人の境遇を羨むと、自ら損をすることになる…かもしれない(爆)


引き寄せの法則って危うい

2015-07-12 17:18:01 | 心の修養
以前から引き寄せの法則とか流行ってますが、そんなことで本当に幸せが得られるとは思えないのです。

むしろ変なモノを引き寄せて心を惑わす原因となるでしょう。

そのことに気づいた人は幸せになるチャンスがありますよ。
瞑想と引き寄せ

六波羅蜜の『智慧』について

2015-06-01 22:39:37 | 心の修養

この『智慧』は、人間の知恵ではなく、神仏の智慧と考えてください。

これが一番微妙で説明しにくいのですが、比喩を用いて皆様のご理解をいただきたく思います。

例えば近年、発展途上国への支援が目立つようになりました。
アジアの女性自立プロジェクトに寄付をしたところ、その資金で豚を購入して増やして売り、生活資金を稼げるようになりました。
人間の考えでは、自立出来て良かったな~と成功したことになります。

しかし、神仏の智慧を借りて考えてみますと、その使い途は殺生の罪を犯すことになり、その過ちを避ける工夫が必要となります。
野菜や果物栽培、あるいは縫製ミシンの購入など用途を限定して、殺業を起こさせないよう配慮したら良いのです。

殺業をしていると、将来自分がその苦痛を受けることになります。

キリストが弟子たちに漁師を辞めさせたのも、そんな道理があったからかもしれないです(私見ですが)。


天の神様はすべて平等に扱いますので、加害者の肩を持ったりせず、ちゃんと被害者の話を聞かれるのです。

ちょっと考えたら、当たり前なんですが、人間は自分たちの都合の良いように考えて、罪を重ねてしまう傾向にあります。

その偏向した思考の癖を、神仏の物差しで以て見直していくのが、妙智慧と言うのだろうな~と、小生は考えています。

大変に微妙な内容なので、真意が皆様に伝われば幸いです。


桃太郎さん

2015-05-31 22:43:44 | 心の修養



今日はとある用件のために岡山に行きました。

犬、猿、雉のお供は無しで単身出張です(笑)

現地の方に由加山と言う霊山を案内していただきました。

ここは、神社とお寺が同居してるような場所で、神社の鳥居(備前焼の鳥居)をくぐると、香炉があり100円で線香(10本くらいの束)を買って、捧げました。
神社で線香は珍しいと思うのですが…

また、蓮台寺の入り口には不動明王が鎮座されており、そこには神社と同じく鈴が下げてありました。

場所的には瀬戸内海に近いですが、山の上にあり、昔は修験道の行がなされていたようです。

倉敷にこんな立派な神社仏閣があるのは、どうやら児島の大企業のおかげだそうです。

造船所やコンビナートがありますもんね!!


ところで、なぜ桃太郎さんは犬猿雉をお供にされたのか…

一説には、猿は智、犬は仁、雉は勇を表しているとか。

つまり儒教の重要な三達徳である、智、仁、勇の心でもって、自分の心に住む悪い心(鬼)を制圧する~~と言う風に、小生は推測している次第です。

似たような話に西遊記がありますね。

このようにお伽噺には、神仏の教訓が盛り込まれているものがあります。


六波羅蜜の『禅定』

2015-05-11 23:05:39 | 心の修養
禅定とは、よく心を静かに保ち、自分の外界にある雑多なことに振り回されないように気をつけることです。

その為に座禅や瞑想などを修行の一環としている訳ですが、修行者が陥りやすいのが、瞑想などでチャクラが開いて至高な境地を体験することがあります。
しかし、あくまでも座禅や瞑想は手段であり、それが気持ち良いからとメインにしては本末転倒となります。

つまり座禅や瞑想に心を奪われ執着すると、元の木阿弥となります。


近年やたら大地震や大型台風、火山の噴火など多いのは、人々の心が静かでなく波風が吹いてるから、地球の自然現象にも反映されてるのか!?と感じています。