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昨日は、映画『カンタ!ティモール』の上映会&広田奈津子監督のトークイベントでした。
東ティモールの独立運動のドキュメンタリーですが、実に四半世紀に渡り、インドネシアから攻撃され続けました。
インドネシア兵士はティモール人に対して、おぞましい程の虐殺をし、女性は殺されずレイプし続けられました。
そのような侵略戦争が日本のメディアに取り上げられることは無かったです。
東ティモールには、豊かな油田や天然ガス、金、レアメタルが埋まっているらしく、インドネシアの狙いはそれでした。
しかし陰でその利益を狙ってたのは、アメリカや日本です。
インドネシアに対して、アメリカは武器を提供し、日本は資金援助をしました。
つまり日本政府はエネルギー資源の為に、戦争を推進してた訳です。
昨夜は東ティモール唯一の留学生、ジュジュさんもお越しで、彼のお話も聞けました。
ティモール人の概念で、『敵』と言うのはなく「今は違う方向を向いてる誰か」と言う表現になるらしいです。
また、『イタ』と言うのは、「あなた」でも「わたし」でも両方の意味なんだとか…
そして一番印象的だったのは、『赦す』と言うことの大切さです。
ティモール軍はインドネシア兵を捕虜にしても、決して危害を加えず処刑もせず、ただ平和の尊さを説いて解放してきたそうです。
ティモールの独立運動について、恐怖や悲しみはあったが、決して怨むことは無かったそうです。
『赦す』…とても大事なキーワードだと思います。
写真は広田奈津子監督と、その後のホテルサンルートでの交流会のイタリアンベジ料理です。
映画の情報についてはホームページをご覧ください。
www.canta-timor.com