尽心篇にこんな内容が書いてあります。
餓えた人は何を食べてもうまいと思い、のどの渇いた人は何を飲んでもうまいと思う。
だがそれは本当の味では無い。
飢えと渇きが正しい味覚を狂わせたのだ。
舌の働きを狂わせる飢え、渇きがあるだけでは無い。
心の働きを狂わせるおそれもある。
そんなものに妨げられず、心の働きを正常に保つ人は、他人の富貴をひがんだりはしない。
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昔から、暑さ寒さも彼岸まで~と言いますが、季節感を感じるには旧暦が宜しいですね。
今日は彼岸の入りでお墓参りに行きました。
さて、彼岸って何だか解らないとおっしゃっる若い方も居られるでしょう。
簡単に言いますと、彼岸は彼方の岸、此岸はこちらの岸です。
つまり三途の川の向こう岸が彼岸の意味です。
人も動物も天神も皆、四生六道の輪廻のなかで、半永久的に転生を繰り返します。
人間界に生まれて大きく覚り、多くの人びとを導く役目を果たされた方々を仏陀、大覚者、聖人などと呼び、長年尊敬されています。
その方々は、生死の輪廻を超えて自由自在な純陽な霊で、四六時中、人びとを感化し救うため全力を尽くされます。
しかし、その御慈悲を受け取る側の人間が、ぼや~っとしてると全く救いようがありません。
どうぞ、意識を醒まして聖人仏陀のメッセージを感じ、心を磨いて日頃の生活をお送りくださいませ。
弥勒の世界とは、天国にあるのては無く、人間社会で造り上げていくものかな…と思っています。
引き続き孟子から。
恵王が、自分の代になり領土を奪われて小国になったのを嘆いた。
孟子は王に諫めた。
小国であっても立派に天下の王になることが出来ます。
その為には仁政を施すことです。
むやみに刑罰を課さす、租税を軽くし、人民が安心して仕事に励めるようにしてやるのです。
若者には仕事の合間に、孝悌忠信の道徳を学ばせて、父兄によく仕え、目上を敬うように指導するならば、たとい大国がいかに強大でも、いざとなれば人民は竹槍を作ってでもぶつかっていきます。
敵国では人民を徴用にかりたて、人民は働くことが出来ず、家族を養えなくなります。
これほど人民を苦しめてる国では、人民は戦う意欲すら無くてしまいます。
「仁者に敵なし」とは、このことです。
※国民に負担ばかり押し付けるより、暮らしやすくしてやる方が、国家としては小さくても強いわけである。