3月3日は雛飾りてことですが、正しい並びは左(向かって右)に男性、右(向かって左)に女性が正しい並びです。
これは陰陽五行の思想に基づく位置で、左が陽、右が陰です。
最近は逆の並びになっている地域もありますが、明治以降に西洋の並びを真似たのが原因かもしれませんね。
京都の御所に南を向いて立ちますと、左手に左京区、右手に右京区となります。
私たちは御所を南から北に向いて見ますから、なんで右が左京区で左が右京区なんだ??と疑問に思いますが、天皇の立場になって南を向いたら納得します。
相手の立場になって考えるのも大事かと(笑)
また神社の狛犬やお寺の仁王像を見ますと、神様仏様から見て左(向かって右)が口を開けてる阿(陽)、右(向かって左)が口を閉じてる吽(陰)となります。
この陰陽思想は決して男尊女卑の考えとかではなく、あくまでも天地の理を表しています。
お日様とお月様、火と水、光と影といった具合に両方あって成り立ち、陰陽に優劣をつけるものではありません。