坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

あおい祭

2006年05月16日 | 坊主の家計簿
 5月16日

 雑費     タバコ       300円
 食類     海鮮巻き寿司    200円
        緑のたぬき2個   138円
        発泡酒       175円
        焼そば麺       18円
        エノキ        68円
        豚バラ       256円
        モヤシ        45円
 治療費    歯医者       710円
 レンタル   NANA       100円
 記入忘れ   タバコ       300円
        焼き飯ラーメン   790円

 合計       3100円
 5月累計    92748円

 今日はヒマだったのでお休みモード。親知らずは結局「虫歯が出来るとか、痛みだすとかまで待った方がエエ」との事。確かに何がどうなって居るのかさっぱり解らんが、歯がしみるのも治ったし、この間抜歯した部分が『にくにく』と盛り上がって治って来ててムズムズする以外は楽勝やし。よって、今日の治療で今回は終了。公文も行ったし、お休みモードなのでレンタル屋で『NANA』を借りて観る。

 『NANA』は少女漫画だった。。。しゃーないか、少女漫画やねんし。
 どうでもエエけど中島美嘉がカッチョええのは認めよう。しかし歌はあかんな。カスカスやな。ついでに映画に出てたもう一個の方のバンドのネーちゃんの歌もあかんな。上手いのは認めよう。でもカスカスやな。
 宮崎あおいちゃんは、NANAの続編に出る事を拒んだらしいが正解である。あれは宮崎あおいファンが観たら幻滅しまっせ。ああいう役はゆうこりんにでもやって貰ったらエエわけであってやな、あ、ゆうこりんは本物やから芝居出来ひんか。。。

 今日は仕事が早く終わったので昼飯を喰いながら『純情きらり』を初めて観る。
 あおいちゃんが
 「貧乏人には音楽なんて出来ないのよ」と云われてた。
 純情なあおいちゃんはスカートの内側から「きらり」とナイフを取り出して暴言を吐いた相手を滅多突きにしてた。ああいうのがあおいちゃんであって、NANAのあおいちゃんはあおいちゃんではない。

 あおいちゃんの次の主演作である『初恋』のあおいちゃんは非常にあおいちゃんらしい役柄である。
 【小さいころに叔母家族に引き取られ、家族にも学校でも口をきかず笑顔も見せない孤独な高校生。新宿のジャズ喫茶「B」で初めて心を許せる仲間に出会う。】(映画『初恋』のチラシより)
 これがあおいちゃんである。

 しっかし、ジャズ喫茶で初めて心を許せる仲間に出会う、っちゅうのは非常によく解る話しやなぁ。。。ミナミにゴロゴロ居てる娘さんみたい。



 ♪人が好きで 人がキライで
  一人が好きで 一人がイヤで
  気にして欲しくて 放っといて欲しくて
  ああ お前が解らない

  何をやっても上手く行くヤツがいる
  きっと木の上から魚だって獲れる
  そして俺ときたら腰まで水の中 穴の空いた網を振り回してる
  
  人が好きで 人がキライで
  一人が好きで 一人がイヤで
  気にして欲しくて 放っといて欲しくて
  ああ お前が解らない

  生きてる者は寝るからおかしい 死ぬから悲しい
  たった一つの同じ所で 殆どが溺れかけてる
  
  人が好きで 人がキライで
  一人が好きで 一人がイヤで
  気にして欲しくて 放っといて欲しくて
  ああ お前が解らない

  行く先のないバスは行くとこがない
  フラつくのもこの歳に成ると難しく成る
  俺をがっかりさせたこの道を もう一度行くしかない
  俺ががっかりさせたあいつに いいめをみせるには

  可愛いくて愛おしいくて いくら抱きしめても足りない
  息苦しくてうっとうしくて 何処へだってイイから逃げたい
  初めての様に毎年寒い刺さる風が吹く靖国通りで
  「どうでもイイぜ!」って顔した男から12枚の来年を買う

  人が好きで 人がキライで
  一人が好きで 一人がイヤで
  気にして欲しくて 放っといて欲しくて
  ああ お前が解らない

  行く先のないバスは行くとこがない
  フラつくのもこの歳に成ると難しく成る
  俺をがっかりさせたこの道を もう一度行くしかない
  俺ががっかりさせたあいつに いいめをみせるには
  いいめをみせるには 
  いいめをみせたいんだ
  (SION『バス』但し聞き取り)

 
 追記、っちゅうかお詫び。
 二重投稿してしまって、一個削除したら、そっちにコメントがあったらしく。。。一緒に削除してしまいました。すんません。

坊主は労働者である

2006年05月15日 | 坊主の家計簿
 5月15日

 雑費   缶コーヒー        120円
      ダイソーサプリ10点  1050円
      糸            147円
 昼飯   牛皿ポパイ飯       505円
 食類   バナナ          125円
      キュウリぬか漬け2本    99円
      かいわれ          28円
      めかぶ           60円
      発泡酒          175円
      豚肉           278円
 
 合計        2587円
 5月累計     89648円

 しゃて、このブログは恐らく世界で唯一、ネット上で公開された『坊主(僧侶)の家計簿』だと思う。検索してみると『三日坊主』の家計簿は多いらしいが。。。まあ、武士の家計簿が貴重なら、こっちだって貴重でい!と言いたいのだが。。。
 多分、私は坊主に成ってなくっても家計簿はつけて居ただろう。店やってた時に当然ながら毎日の帳簿をつけて居たし、同棲してた時も家計簿をつけて居たし。よって、坊主になっても家計簿を付け始めただけの話しだけなんだが、
 【僧侶は、時間や成果によって報酬を受ける労働者とは違うからこそ、尊敬も受ける。】
 等と云うキチガイエリート詐欺師の御上人様は、恐らく生涯生活費に困る事もないんだろうし、家賃がタダの寺に住んで何を暴言吐いているのか、まあキチガイエリート詐欺師だから仕方がないんだろうが、いつかきっとマブチモーターを送りつけてやる。坊主に成る前も、成ってからも上記の様な『御上人様』は、私の敵である。明確に『敵』である。尊敬しないだけではなく『敵』である。だいたい『(一般的な意味合いでの)僧侶』が尊敬される筋合いはない。尊敬されるのは『仏』であり、『法』であり、サンガの構成員である。サンガの構成員なら真宗なら『門徒』と云う明確な立場があり、大谷派だけでも数百万の門徒が居る。最近、お参り先のガキに手を合わす事と念仏申す事を『お坊さんゴッコ』的でも教えているが、あのガキどもも『門徒』であり、サンガの構成員である。まあ、御上人様達とは『立場』が違うのだろうが、労働組合を作った僧侶に対するコメントとしては立派な暴言だな。

 明日も歯医者である。そういや歯科医から聞いたのだが、歯科医の所に来てた坊主が酷いらしい。何やら最初月参りに2千円を払っていたらしい。でも来なくなる。「ん?安いのかな?」と思って5千円にしたらしい。でも、来なくなる。「じゃあ、ぶっちゃけナンボ包んだら宜しいねん」と云ったら「5万」だったらしい。。。5万って、あーた。うちの村の御布施の100倍でんがな。。。まあ、ブチキレて断ったらしい。そりゃそうだ。そんな坊主を甘やかしていていいわけがない。

 現状、坊主は労働者である。「労働者でない」と云うのなら、それは労働者を馬鹿にした発言だと感じる。どんな仕事にも誇りがある。仕事のジャンルがある意味特殊なだけの話しである。
 変な話しだが、『坊主は労働者でない』と云うおかしな風潮があるから、坊主が祇園で遊べるのでは?まあ、私の給料では祇園の芸子遊びなんぞ出来ないし、やりたいとも思わないが。。。『坊主は労働者ではない』と云う意識の上に祇園で芸子遊びをしている坊主が居るわけだ。ついでに云うと労働者でないから坊主が堕落するのだ。酷い話しは結構聞くが、他の仕事なら潰れている様な寺でも『寺だから』と云う事で存立出来ている。労働者なら当然すべき事、学ぶべき事を学ばないのも『労働者ではないから』である。

 「お坊さんは堕落した」と云うが、堕落していないから問題なのだ。堕落して喰えなく成ったら坊主も考え直すだろうが、堕落してないから問題なのだ。堕落してないから祇園に行けるんだろうが。。。堕落してないから『御上人様』で居れるんだろうが。。。で、
 【僧侶は、時間や成果によって報酬を受ける労働者とは違うからこそ、尊敬も受ける。】
 こんなキチガイ発言を平気で新聞に載せれるのだろうが。

 ちなみに祇園で芸子遊び出来る坊主なんぞ、ごく一部です。確か大谷派なら半分以上の住職が兼業ですし、つまり『坊主だけでは暮らせない』状態ですし、それは某真宗系新教団が云う様に『坊主の怠慢』ではなく、過疎化や、幕府と手を切った(っちゅうか、幕府がないし。。。)だけの話しです。また、私みたいな『役僧』と云う『寺サラリーマン』にも当然祇園で芸子遊びをする金もありません。せこせこ家計簿をつけて生活費を切り詰めてナンボの世界です。

(微妙に)満月の夕べ

2006年05月14日 | 坊主の家計簿
 5月14日

 雑費   缶コーヒー       120円
 交通費  JR往復         420円
 外食   ラーメン        630円
 娯楽   ライヴ飲み喰い    2650円

 合計      3820円
 5月累計   87061円

 仕事が終わって『Harvest Vol.03』
 ん?3回目っちゅう事は、俺は全部行ってるのか?確か、もみちゃん所で2回観てるはずやし。。。
 初の我孫子・うた屋。ビールを一口飲んだ瞬間に「ダメだこりゃ」。「まあ、飲んだら治るやろ。。。」ってそんなわけがなく、順当にしんどくなって行く。「と、とりあえずヘンリーの順番までは観るぞ。。。」って、ラストけえ。よって、ヘロヘロ。あくび連発で、へたれる寸前。
 ライヴが終わって速攻帰る。タクシーに乗って帰りたい気分&体調だったが、そんな金などあるわけがなく、JRまで歩いて電車に乗って帰る。

 寝てたら地震が。。。思わず目が覚める。。。んが、すぐに寝たが。
 朝のニュースで聞く所によると深夜2時前だったらしい。震度2だったらしいが、もっとデカク感じたのだが。。。

 ソウルフラワーの中川が、阪神大震災の時にモノノケサミットで被災地を回りながら歌っていた曲で『がんばろう』と云う昔の労働歌がある。でも、中川は被災地を回っている間に曲の最後に

 ♪がんばれる人は

 と、付け足した。
 それは中川が被災地を回って居る中で感じた事だ。

 ♪がんばろう
  がんばれる人は

 と。
 そこに中川の繊細さ、感受性の豊かさを感じる。

 【私たちは「どんな人が救われるのか」、「どうしたら救われるのか」あるいは「どうなったら救われるのか」という問いを持っている。それは、ある意味で当然の問いだと言えます。誰もが聞きたいところです。
  では、一度それを逆に問うてみたらどういうことになるでしょう。「救われないのはどんな人か」と。】(藤場俊基『凡夫、ゆきやすき道』より)

自殺者として生きる

2006年05月13日 | 坊主の家計簿
 5月13日

 雑費   タバコ     300円

 合計       300円
 5月累計   83241円

 昨日の深夜に喰った『カップスター・味噌味』が腹にもたれる。。。あたり前や、っちゅうねん。。。深夜にカップ麺喰ったらどうなるかくらい、人生で何度経験してまんねん。。。。
 プラス、体がだるい。。。まあ、温度変化も激しいし、激痛の中、仕事だけはこなしてたしなぁ。。。かなり負担がかかっているやろうし。。。
 っちゅうか、その前に、東京で歩き疲れたっちゅうのもあるやろうし、その前にも休みが素っ飛んでもうて疲れてたし。。。って、俺は何時から疲れてるねん。。。

 テレビ(NHKか?)で自殺の問題をやってた。他にゴチャゴチャしてたのでちゃんと観てないが。。。
 親しい自殺したヤツ等を思い出してみると、共通するのは『甘い』。と一言で言い切ってやる。別に同情しなければならない義務もないし。泣いても仕方がない。
 昨年、坊主バー三代目マスターが自殺した通夜の席上で、タチの悪い私たちは「次は誰が自殺するのか?」と賭けをしてた。まあ、賭けが成立しない倍率、つまりディープインパクトが優勝するよりも遥かに高い可能性で「あんたは賭けが成立せえへん」とか(笑)きっと真面目な人なら激怒しそうな場面なんだが、まあ、そんなもんだ。その場に居た、要するにその話しに乗っかった人達は、私を含めて『自殺』と云う事をわたくし事として考える人だっただろうし。まあ、自殺者の通夜らしいシーンでんな。

 『甘い』を言い換えると『夢』と言ってもいいのかも知れない。「こういう風になる『はず』だ。」とか、「私は何故こういうめに合わなければならないのか?」とか、アマアマ。傲慢そのもの。落ち込む事は傲慢である。自殺は傲慢な殺人者である。思い通りにならない自分を殺す殺人鬼である。

 殺人鬼にも人生がある。それまで生きてこられたかけがえの無い人生がある。よって治療方法としては死刑廃止運動なんかに関わるとイイと思うのだが、冷静に考えると三代目は死刑廃止運動にも関わって居たなぁ。。。まあ、あの人は『僧侶』と云うレッテルが張られる事によって新たな『苦』が生じたのだろうが。。。まあ、プライドが高かったし、『僧侶』と云う『ブランドがプライド』に成って追い込んだんだろうが。。。

 自殺って、『お涙頂戴物語』よりもクールに『殺人』の問題として考えた方が良い。殺人を犯した人の大多数が「気の迷い」であった。確信犯であっても、最近テレビでよく「彼を死刑にしないのであれば私が彼を殺します」であっても、頑な自己に対するマインドコントロールが抜けた後には後悔ぐらいするだろう。
 加害者が、被害者に対して「生きてても仕方がないだろう。。。」と云うのは結構悲しい話しだが、基本は傲慢以外の何ものでもない。
 「役立たず」
 「ダメ人間」
 「お前なんか生きてても意味がない」
 自分の『思い』を裏切る、一番身近な他者の『自分自身』。
 基本は優生思想。

 とは云え、殺人を犯した人と同じく、自殺した人を必要以上に追い込んでも仕方がない。そいつの人生で色々あったんだろう。まあ、アマアマだが。

 繊細である事。
 感受性が豊かである事。
 が、持てはやされる。まあ、金持ちの道楽やな。
 未成年の自殺は、こういう頭の悪い風潮が根幹にある気がしてならない。
 本当に繊細であるのなら、ささやかな『私」に気配り出来るはずだ。
 本当に感受性が豊かなら、どんな状態の人であっても受け入れる事が出来るはずだ。
 それが出来ないのは、単にアマアマの安物の『繊細』であり『感受性の豊かさ』であり、昼メロとかマンガのヒーロー&ヒロインものの話しだな。

 自殺しそうに成った時は、つまり殺人を犯しそうに成った時は
 【全然癩者の生活を獲得する時、再び人間として生き復るのです。復活、そう復活です。ぴくぴくと生きている生命が肉体を獲得するのです。新しい人間生活はそれから始まるのです。】(北条民雄『いのちの初夜』より)
 の『癩者』を『自殺者』に置き換えてみるこった。
 んで、気が向けば
 【あなたの苦悩や絶望、それが何処から来るか、考えて見て下さい。一たび死んだ過去の人間を捜し求めているからではないでしようか。 】(北条民雄『いのちの初夜』より)
 なんて云ってもイイじゃん。

病い

2006年05月12日 | 坊主の家計簿
 5月12日

 雑費   缶コーヒー       120円
      タバコ         300円
 衣料費  歯医者        3110円
 飲み代  HOBO        2200円
      プカプカ       2100円
 食類   タマゴサンド      190円 
      カップ麺・味噌      89円

 合計       8109円
 5月累計    82941円

 下の親知らずは結局大学病院送りらしい。っちゅうか、厳密には近くの市の市民病院なんだが。。。歯科医が大学病院に居た時代の先輩が居てるらしく、そこなら機材もあるとの事。まあ、機材がなく、噂に聞く「カナズチで歯を割る」よりも、輪切りにしながら徐々に抜いて貰った方が腫れも少なそうやし。
 なので、今日の治療は数カ所の軽い虫歯の治療と、歯のヤニ(?)落とし。次回は火曜日16時からか。なんか歯医者にばっかり行ってる気がするのだが。。。
 「これではいけない、これではいけない」と脳味噌が騒ぐ。「他にも色々やる事があるだろう」と。そうやって私を追いつめ急き立てる。

 学習会が始まる前に、発表者の人から「愚禿鸞の部分って何処に載ってましたっけ?」と質問。
 「後輩に聞くなよな。。。」と思いつつも、「そうか、一応専門職やしなぁ。。。」と。覚えて居たので調べて答える。

 楽には成ったが鈍痛は若干残っている。歯のうっとうしいのも楽には成ったが、やはりうっとうしい。体の疲れはバリバリ。
 でも、私は、そういう私を追い立てる。そういう状態である事を否定する。
 否定されたら、たまったもんじゃねぇぜ。そこには「そういう状態の私」しか居ないのに。
 私が私を裁く事によって、多くの私と同じ状態を裁いている。直接的に『私』であっただけの話しだ。

 
 学習会が終わって、ドグラ・マグラに行ったら休み。。。風邪か?張り紙も何もなかったが。。。
 なのでHOBOへ。のちプカプカ。

嘘のサンパチ

2006年05月11日 | 坊主の家計簿
 5月11日

 食類    タマゴサンド    140円
       メロンパン      50円
  
 合計        190円
 5月累計    74832円

 これを書いているのは、5月12日の昼過ぎなのだが。。。
 昨日はよく寝た。。。っちゅうか、『昨日もよく寝た』か。。。
 仕事が終わって、歯の都合上「やわらかい物が食べたい。。。」とパン屋でタマゴサンドと、酒を飲んで居ないので「甘い物が食べたい。。。」とメロンパンを一個ゲットして喰う。→寝る。→朝。。。18時間ぐらい寝た事になるのか。。。昨日も仕事が早く終わったし。大丈夫か?俺は?
 これは
 1 痛みに耐えた疲労である。
 2 鎮痛剤の後遺症&副作用である。
 3 春である。
 4 「ああ、俺はもう38歳に成ってもうたんや。。。今までの人生なにをしててんやろ。。。」と云う現実逃避である。
 等々が理由として考えられるのだが。まあ、ええか。仕事は行ってるねんし。

 昨日も近所の寺での講義があったのだが行かず、今日も夜から学習会。その前に歯医者。なのだが、無茶苦茶眠い。。。とりあえず歯医者を予約している時間までは起きておかなければ。
 親知らずの具合はかなり良い。噛んだら痛かった部分も、ほぼ気にならなくなり、親知らずが虫歯でもあるのでそれがシミるのと、若干の腫れがあるくらい。

 掲示板にも書いたが38歳のテーマは『嘘』にしよ。
 ミスター・ボージャングルでっせ。青べか物語でっせ。

 嘘は当然『嘘」である。でも、嘘ついて自分を偽ったり、他人を誤摩化したりしながらでないと生きて行けない。そういう『嘘』。自分を大きく見せたりする。そういう嘘。

 天皇は嘘を付く必要がない。っちゅうか、ある意味『天皇』自体が嘘でもあるのだが。。。
 嘘を付くのは弱い人。遠藤周作『沈黙』のキチジロー。

 ♪嘘はつかなくてはならないものよ
  だから疲れただけなのよ
  (加川良『女の証』より)

 と、疲れてホルモン喰って元気を出すよりも、付かざる得ない『嘘』を消化して、他人の嘘に対して『同じだ』。「私と同じく、苦を生きておられる」と。

 まあ、『坊主が偉い』と云う様な嘘には真っ向から批判するが。


 ホルモンで思い出した。要するに『とんやき』とは、大正区辺りで軽四の後ろで一本40円ぐらいで売ってる『ホルモン』の事やんけ。。。感動して損したな。っちゅうか、エエ仕事して美味かったから感動したのか。あれと同じとは思えんくらいに美味かったし。また喰いに行こ。


 大人に成りきれず「大人は嘘ばっかり付く!」。もしくは『嘘を付かざる得なくなった自分自身』に対して、やけのヤンパチになるよりも、嘘のサンパチでっせ。やっぱし。

親知らず5・合掌

2006年05月10日 | 坊主の家計簿
 5月10日

 食類  ミックスジュース     105円
     野菜ジュース       198円
     乾麺そば         238円
     バナナ          125円
     焼そばUFO         98円
     ところてん         68円
     ヨーグルト        138円
     タマゴ豆腐         98円
     山芋           151円
     焼きプリン         98円

 合計       1317円
 4月累計    74642円

 激痛、ようやく収まる。。。んが、今度は今まで激痛で隠れて居た部分が気に成りだす。
 下の親知らずはまだ抜いていないので、「よいしょ、よいしょ」と一生懸命に横の歯を押している親知らずのせいで圧迫された鈍痛と、浮いてしまった歯が噛むと痛い。噛んで痛いのは別にイイのだが、鈍痛で頭が微妙に痛くってうっとうしい。しかし、まあ、激痛でもないし、泣き叫びたくなる程でもないし、夜も寝れるし、かなり楽。おかげで今日は寝てばっかり。昨日もゆっくり寝たし、今日もさっきまで寝てた。仕事終わって速攻寝て、ビハーラ講座をサボる。まあ、鈍痛では何を聞いても頭に入らんし。
 抜歯した後も良好で、『親知らず』と云う最奥の歯なので気に成らない。んが、噛むと痛いので軟弱なモノばかりを食べている。食物繊維は『ところてん』と『とろろ芋』でなんとかしよ。野菜はキツい。。。

 昨日、抜歯した歯をビニールに入れて見せて貰った。
 先「自分、根性曲がってるって云われた事ない?」
 私「よく云われます」
 先「性格曲がってるって云われた事ない?」
 私「それもよく云われます」
 なんのこっちゃない、歯の付け根の先が曲がっていてて抜け難かったらしい。
 抜けた自分の歯をしげしげ見る、ついでにビニール袋に入ってあったので持って帰りそうになったのだが、持って帰っても仕方が居ないし、確かああいう系は家庭ゴミで捨ててはいけなかったはずなので(感染の問題で確か特別扱いのはず)、結局受付の姉ちゃんに渡す。
 「いつか、これくらいでっかいダイアモンドを買ってあげるから、俺と結婚してくれ」
 嘘である。。。まあ、これくらいの軽口を叩けるくらいには激痛が収まって楽なのである。ついでに物で釣られる女人になんぞ興味もない。『デートは割り勘が基本』である。と、言いつつ、今日で38にもなってやな、そんな強気でも居られへんのだが。。。戸籍制度は『敵』だが、恋人欲しいよ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 で、抜歯した『歯』は私である。あれは間違いなく私の肉体の一部であった。その私の肉体の一部が私を激しく苦しめていた。喚き散らしたく成る程の激痛をここ数日味あわせてくれた。
 『親知らず』はエゴではない。私自身である。まあ、エゴも私自身である事には変わりはないのだが、エゴではなく『身』である。身体に属する。
 私の身体の一部であり、私が生きる上で支えてくれている身体の一部である。それが私を苦しめていた。故に今回『親知らず』を抜歯する事によって私は激痛から解放されたが、変な話しだが、別に親知らずが悪かったわけではない。
 この辺が非常に『大人』ぽくって非常にイイ。

 中国・韓国を悪者にする事によって『日本は正しい』
 日本を悪者にする事によって、中国・韓国を正しいと。
 熊谷を悪者にする事によって、『玉光は正しい』。
 等々。。。なんでもイイのだが。。。
 そんなわけがない。



 くらし  石垣りん
 
食わずには生きてゆけない。
メシを
野菜を
肉を
空気を
光を
水を
親を
きょうだいを
師を
金もこころも
食わずには生きてこれなかった。
ふくれた腹をかかえ
口をぬぐえば
台所に散らばっている
にんじんのしっぽ
鳥の骨
父のはらわた
四十の日暮れ
私の目にはじめてあふれる獣の涙



 手を合わす。

親知らず4・抜く1

2006年05月09日 | 坊主の家計簿
 5月9日

 食類    野菜ジュース     258円
       豆乳         198円
 雑費    タバコ        300円
 医療    歯医者       1570円

 合計       2326円
 5月累計    73325円

 メシ喰うのも痛い。。。
 とりあえず今日は、上の親知らずを抜いて貰う。所用時間10秒ぐらいか?麻酔が効いたら鮮やかな手つきで、ホンマに「アッ!」っちゅう間にあっけなく抜いて呉れたのはエエのだが、本チャンで痛いのは下の親知らずなので、まだまだ苦しむか。。。っちゅうか、今夜は抜いた歯の痛みと、上が抜けて少しは楽に成っただろうが、それでも激しい痛みが残る前からの痛みで喚きまくるだろう。。。よって麻酔が効いているうちに書き込んでさっさと布団に潜りこも。
 下の親知らずはかなり厄介らしく大学病院送りらしい。専門の機具で歯を輪切りにしながら取り出すそうな。。。おぞましい。。。

 お参り先のお婆ちゃんが膝の手術の為に入院するらしい。術後リハビリもあるし、しばらくお参りを休みにして欲しいとの事。
 「痛いかも解らんけど頑張ってくるわ!」
 と云うお婆ちゃんの声に私も励まされた。

 んが、無茶苦茶痛いのは変わらん。

親知らず3・泣く

2006年05月08日 | 坊主の家計簿
 5月8日

 食類   ちらし寿司      200円
      納豆3         78円
      発泡酒        175円
      ピーマン        88円
      ベーコン       245円
      キムチ         39円
 医療   歯医者       3910円
      ハッキリエース    648円

 合計     5383円
 5月累計  70999円

 また公文をサボる。。。しかしこの「サボる」と云う感覚も、公文に入っているからであり、入会せずに個人で筆ペンの練習をしているだけだったら「サボる」と云う感覚は出て来ない。入会しているからこそ「サボっている」わけであって、入会しない者にはサボるも何もない。
 これは念仏者にとっても同じ事であり、念仏者であるからこそ『排除している』事が問題に成って来るのであって、それは例えばどでかい寄付をしようが、立派な活動をしようが、どこまで行っても付きまとって来る問題である。それを例えば「私はどでかい寄付をした」だの、「これこれこういう活動をした」だのでもって『排除している』事実からの忘却に対する批判を受け入れる事が出来ない、つまりいいわけが出来る。社会に対しても、自分に対しても。「私はこんな事をやったのに、何故批判されなければならないのか?」と。そういう危険性がある。つまり「あなたは仏になったのか?」と云う事である。
 その辺を小難しく考えなくても、つまり『責められない立場』に居ようとしなくても、批判をくらいながら運動すればイイだけの話しジャン。出来る環境にあるのなら。真宗の運動論がいつのまにか『批判をくらわない為の運動論』に成って居る気がする。それは間違いだ。単なる『よゐこ』に成りたいが為、つまり『批判されなくても良い立場』に居たいが為の運動になってしまう。
 差別の大谷派運動坊主なら米田富氏の怒りをよく持ち出して来る。つまりそれは「その怒りを受ける私」としての立場を忘れない為だ、と感じる。

 って、何が言いたいねん?ってか?
 「殺して呉れ!!!」
 っちゅう程、歯が痛い!
 
 歯医者にて診療。この歯医者に行くのは2年振り。去年は違う歯医者に行った。ここの歯医者は腕はいいのだが、気さくに喋りかけて来るのでうっとうしいので去年は別の歯医者に行った。んが、やっぱしこっちの方が腕は良かったので復活。
 歯科医、口の中を見て開口一番「あっちゃ~。。。」不安になる私。「そ、そんなに酷い虫歯でっか。。。」
 虫歯は殆どない。気に成る虫歯なんてなかった。念のためにとレントゲン。やはり無い。
 「親知らずですね」
 まあ、そんな「あっちゃ~。。。」もあってもエエけどやなぁ。。。
 要するに歯科医曰く「泣きたく成る様な痛みが出る虫歯はない。考えられるのは親知らずだ」
 まあ、確かにオッさんは2年前に「この親知らずは泣きをみるで」と云ってたが。。。ホンマに泣くとは思ってなかったわ。横に生えているらしいんだな、私の下の親知らずは。抜くのも厄介らしい。まあ、その歯科医の専門の一つが口腔外科らしいので、そこで治療出来るらしいが。。。
 とりあえず今日は、「これもしみてる原因かも?」と云う部分をチャッチャと治してもらって(やっぱり上手いなぁ。。。)歯石を着色を取るのを下の歯だけやってみて「今晩じっくり考えてみてから決断下さい」との事。要するにこの痛みに耐えて「親知らずでも何でも抜いて呉れ!!!」と云う事か。。。

 昨日の『とんぷく』も余り効かず。新しい鎮痛剤を買う。
 薬局で鎮痛剤を諸々見てて気づいたのだが、鎮痛剤は『頭痛、歯痛』だけでは無いらしい。生理痛っちゅうのもデカデカと書いてある。鎮痛剤なんて殆ど買わないし、多分買ったのは18ぐらいの時に「死んだれ!」と云う理由で大量に買った時以来だと思うのだが。まあ、滅多に買わない。ので、生理痛なんて気づかなかった。そうか、女人は大変やねんなぁ。。。でもな、此処数日のおっちゃんも大変やねんぞ。慢性的に痛いのだが、その中でも非常に辛く成って耐えきれなくなるくらいの痛みがあって、それが読経中だったりしたら苦痛で読むのを辞めたろか!っちゅうくらいに痛いねんぞ。




 泣きじゃくる代わりにここで書きなぐっているのだが。
 『泣く』っちゅう事は、そういう事やったんか。

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 「あれをあなたはどう思いますか 。」
 指さす方を眺めると同時に、はっと胸を打って来る何ものかを尾田は強く感じた。彼の気づかぬうちに右端に寝ていた男が起き上って、じいっと端坐しているのだった。勿論全身に繃帯を巻いているのだったが、どんよりと曇った室内に浮き出た姿は、何故とはなく心打つ厳粛さがあった。男は暫く身動きもしなかったが、やがて静かにだがひどく嗄れた声で、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と唱えるのであった。
 「あの人の咽喉をごらんなさい。 」
 見ると、二三歳の小児のような涎掛が頸部にぶら下って、男は片手をあげてそれを押えているのだった。
 「あの人の咽喉には穴があいているのですよ。その穴から呼吸をしているのです。咽喉癩と言いますか、あそこへ穴をあけて、それでもう五年も生き延びているのです 。」
 尾田はじっと眺めるのみだった。男は暫く題目を唱えていたが、やがてそれをやめると、二つ三つその穴で吐息をするらしかったが、ぐったりと全身の力を抜いて、
 「ああ、ああ、なんとかして死ねんものかなあー 。」
 すっかり嗄れた声で此の世の人とは思われず、それだけにまた真に迫る力が籠っていた。男は二十分ほども静かに坐っていたが、又以前のように横になった。
 「尾田さん、あなたは、あの人達を人間だと思いますか 。」
  佐柄木は静かに、だがひどく重大なものを含めた声で言った。尾田は佐柄木の意が解しかねて黙って考えた。
 「ね尾田さん。あの人達は、もう人間じゃあないんですよ 」。
  尾田は益々佐柄木の心が解らず彼の貌を眺めると、
 「人間じゃありません。尾田さん、決して人間じゃありません。 」
  佐柄木の思想の中核に近づいたためか、幾分の興奮すらも浮べて言うのだった。
 「人間ではありませんよ 生命です、生命そのもの、いのちそのものなんです。僕の言うこと、解ってくれますか、尾田さん。あの人達の『人間』はもう死んで亡びてしまったんです。ただ、生命だけが、ぴくぴくと生きているのです。なんという根強さでしょう。誰でも癩になった刹那に、その人の人間は亡びるのです。死ぬのです。社会的人間として亡びるだけではありません。そんな浅はかな亡び方では決してないのです。廃兵ではなく、廃人なんです。けれど、尾田さん、僕等は不死鳥です。新しい思想、新しい眼を持つ時、全然癩者の生活を獲得する時、再び人間として生き復るのです。復活、そう復活です。ぴくぴくと生きている生命が肉体を獲得するのです。新しい人間生活はそれから始まるのです。尾田さん、あなたは今死んでいるのです。死んでいますとも、あなたは人間じゃあないんです。あなたの苦悩や絶望、それが何処から来るか、考えて見て下さい。一たび死んだ過去の人間を捜し求めているからではないでしようか。 」(北条民雄『いのちの初夜』より)

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 ぼくの家庭の平安、ぼくの村の平安、ぼくの国の平安、その平安のどれにでも誰かがいつも泣いている。そんな涙を犠牲にしながらようやく成り立つような平安なんて一体何だろう。
    (中略)
 形ばかりの中身のない自分勝手な平安は本当は決して求めてはならないものであるに違いない。それなのに私たちはいつもそんな形ばかりの平安を求めてしまう。そんな私たちをまさしく問いただしてくるものは、悲しいけれど唯一「幼な児の涙」という名の被抑圧的な被支配的な被差別的な現実である。(尾畑文正『親鸞への旅』より )

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 子どもの頃、よく泣く子だった。一生分の涙を流したくらいに泣いた。そのせいか大きくなって余り泣かなく成った。泣いても誰も助けてくれやしない。それが子どもの頃に出た結論だった。
 でも、違う。「泣けた」のだ。「お母ちゃん~!」でも、「お婆ちゃん~!」でも、なんでもエエから泣けたのだ。一人で授業中に教室で泣いて事もあった。でも、それはみんなが居てる『教室』だったのだ。
 思い返せば一人で部屋で泣いた時も誰かを思い出して誰かに愚痴るように泣いた。尾畑さんの姪も『部屋の外に家族が居てるから泣いた』。
 ドストエフスキーなら「神ちゃま」と幼な児に云わしている。

 泣く事は「みっともない」よりも「頭が悪い事」だと思って居た。でもそれは間違って居た。
 「泣いて済むと思うなよ!」と追い打ちをかけさらに追い込んだ事は数知れず。。。倒れたのを蹴飛ばした事もあった。

 例えそれが演技であっても泣く事には理由がある。と、『演技』を持ち出して来る辺りが。。。まあ、それが私の人生だったのだろう。そう思わずには生きて来れなかった事実があるわけだし。
 変わらず人間不信は続くであろう。でも、それが例え演技であろうが、それも引っ括めて『泣いている』と云う表現か。泣かれている相手は私なんだし。

親知らず2・激痛中

2006年05月07日 | 坊主の家計簿
 5月7日

 薬局   バファリン     698円
      新今治水      528円
      とんぷく      748円
      シュミテクト    838円
      氷枕        598円
 外食   かき揚げソバ    326円

 合計      3736円
 5月累計   65616円

 歯が歯が。。。昨夜は殆ど寝れず。『殆ど』とは要するに『痛い』っちゅうのは気力を使うのでくたびれるのだ。ので、数分間だけ気を失うみたいな感じで寝て、すぐに痛みで起きる。その繰り返し。
 朝、9時から近所の薬局が開くのだが、どれだけ待ち遠しかったか。。。バファリンと今治水購入。仕事中なのでバファリンのみ飲む。
 効かない。全く効かない。私は過去にバファリンを一度に大量に飲んだ事があって、それからはアスピリン系は耐性がついたのか効かないのだが、もう20年ぐらい前なので大丈夫だと思っていたのだが効かない。腹が立つので、もう一錠だけ飲んで、これまた効かないので数時間後にまた2錠飲む。効かない。ダメだなこりゃ。今治水も仕事中、余りに痛かったので急ぎのお参り先が終わった後に車内で塗ったのだが、効かない。痛いまんま。
 仕事が終わって、昨夜殆ど寝ていないにも関わらず全く眠くなく、これは倒れるまで勝負せえ、っちゅうんかい。。。明日も当然仕事やし、しかも夕方からの仕事もあるから歯医者に行かれへんかも知れんねんぞ、こら。
 と云う事で、薬局で『とんぷく』と「ひょっとして知覚過敏かも知れん。。。」と甘い期待のシュミテクトと、冷やす用の氷枕を購入。これくらいの金で今日の痛みが済むんなら安いものなのだが。。。
 んが、いくらなんでも今の時間に『とんぷく』を飲むのは危険だ。昨夜にも倍以上の量の鎮痛剤を飲んだわけだし、バファリンの一日使用量も1錠オーバーしている。痛みが消えて体が悪くなるのは、ちと。。。っちゅう事で、もう少しだけ時間をおいてやな、18時頃に『とんぷく』&今治水でもって最後のかけ。っちゅうか、勢いで寝よ。

 末期ガンの人達って、どんな気分なんだろうか?まあ、当然のごとく一人一人違うのだろうが。。。
 私の痛みは多分治る。月曜日、もしくは遅くとも火曜日に歯医者に行けばなんとかなると思う。が、これが末期ガンなら痛みはモルヒネで誤摩化す事が出来ても、モルヒネは確か耐性がつく。量を増やして行くしか痛みを抜く方法がない。で、モルヒネは大麻等と違って、酒と同じく『死ぬ薬』でもある。飲み過ぎると死ぬ。故に医師も使用を注意しないといけないのだろうし。

 よく『夜勤の看護士』の話しを聞く。深夜、痛みはともかく不安で寝れない。そんな『不安』など私は感じた事がない。数ヶ月後には間違いなく『死ぬ』と云われる、それは「いつかは知れないけど、必ず死ぬ」とは問題が違う。そんな不安の中で患者は夜勤の看護士に助けを求めるらしい。話し相手になる、手を握る。でも、夜勤の看護士の仕事はそれだけではない。一人の患者に付ききりならそれは素晴らしい看護士であると同時に、病院ではダメ仕事が出来ないダメな看護士になる。他の仕事が出来ない。
 その話しはビハーラでも聞くが、恩師も語っていた。「それが首が飛ぶ念仏」と云う事です、と。『首が飛ぶ』つまり、殺されるだけでなく一つの『場』から追われる。一人の人を大事にしようとすれば、会社組織から追われる。
 先輩の社会福祉坊主の発表にはそういう問題が多い。実際の社会福祉の現場でも当然『利益』が求められる。一人の人に割ける時間、予算は限られる。同時に個人としての欲もある。遊びたいし。お参りも似た様なものだが。。。


 毎日毎日、20件ぐらいのお参り先で『往生安楽国』と云っている。最後のお決まり文句。
 安楽国が「みんな金持ちの国」とは聞いた事がないが、安楽国に餓えた人が居ると云う話しも聞いた事はない。

 『苦』と云うものが『思うように成らない』と云うワガママなエゴが根本なら、そのワガママなエゴから解放されるのが自分一人だけであるのなら
 
 ♪願以此功徳
  平等施一切
  同発菩提心
  往生安楽国
 
 等とは云っていけないのでは?
 差別から生じる『苦』も、相手を「思い通りにさせよう」と云うワガママなエゴから発する。
 仮に被差別者に対して「そのままの救い」を説こうが、差別者のワガママなエゴは治らない。『苦』のマンマ。


 虫歯が無茶苦茶痛い。。。

親知らず1・歯が痛い

2006年05月06日 | 坊主の家計簿
 5月6日

 外食    マクド     400円
 雑費    歯磨き粉     98円
 食類    絹あげ2    100円
       タマゴ     198円
       餃子       98円
       水菜      128円
       大根      150円
 交通費   JR   190円
       京阪      400円
 仕事系   数珠      900円
       数珠     1100円
       数珠修理2   900円

 合計       4562円
 5月累計    61424円

 プラス 図書カードで
 藤元正樹『私たちにとって今 何が大切な課題なのか』  
 和田しげし『真宗門徒として生きる』           
 和田しげし『蓮如上人に学ぶ?』            
 宮城しずか『自分を愛するということ』          
 宮城しずか『他人さえもいとおしく』          
 藤場俊基『凡夫、ゆきやすき道』
 を購入。

 
 夜行バスで大津到着。何故大津かと云うと京都の数珠屋さんに用事があったのだが、京都までの夜行バスが一杯だったので。ついでに久しぶりの琵琶湖。朝6時過ぎに到着して琵琶湖湖畔でまったり。
 のち京都へ。前に行って気に入った数珠屋で新しい数珠を2つ買う。ここは安い。だいたい他の店の半額以下だと思う。ついでに数珠の修理を頼む。
 時間があるので真宗本廟東本願寺へ。ちょうど非戦・平和展がやっていたので観る。曹洞宗の懺謝文が凄かったのだが、ネットには落ちてないか。。。引用の本は控えて来たので今度調べよ。

 で、帰って寝て起きたら、歯が痛い。。。無茶苦茶痛い。。。ので、今治水を塗ったのだが効かないししかも残り少なかったのでもうない。歯医者に貰った鎮痛剤も2倍飲んだが効かない。仕方がないので正露丸を歯に塗っているのだが、まだ痛い。。。痛くって痛くってさっきから旅行中に溜った家計簿を付けながら歯が痛いし、連鎖で頭が痛くって仕方がない。明日は日曜なのに。。。月曜まで誤摩化さないと。 

 あ、どうでもエエねんけど、あの金城実が読谷村で親鸞塾をやっているらしい。知花昌一とかも参加しているのだろうか。。。なんか、笑けるなぁ。            

下町を歩く

2006年05月05日 | 坊主の家計簿
 5月5日

 JR            190円
 そば           250円
 マクドコーヒー      100円
 とんかつ定食       680円
 地下鉄          190円
 発泡酒          152円
 やきとん        2000円
 ウーロン茶         75円
 JR            160円
 野菜ジュース       105円
 ポケットボトル      299円
 発泡酒          135円
 タバコ          300円
 タンメン         600円

 合計       5236円
 5月累計    56862円

 ちなみに旅行合計は49907円か。一応5万予定やったから、こんなもんやろ。

 朝起きて浄土真宗東本願寺派本山東本願寺へ。上野からフラフラしながら歩く。ちょうど法話がやってたのでついでに聞く。途中から、休憩までの間30分程か?若そう(40半ば?)な講師だったけど、お話も上手く、『法話』らしく「そのままの救い」と云うやつ。とりあえず私が聞いた部分では。途中の休憩時に私は退出したのだが、なんか30過ぎぐらいのお兄ちゃんが講師の先生に「感動しました。ありがとうございます」と御礼を云ってはった。ちょうどその道を通らないと私は帰れないので、二人が挨拶している真ん中を「すいません。。。」と通り抜ける。確かに法話の内容もよかったけど、あの兄ちゃんの聞く側の『問い』が熟していたのでは?と感じた。
 本堂の中には前法主の写真集が置いてあって、非常に権威的なムードもあったが、逆に「少し前までの大谷派はこうやったんやろなぁ~」と、感じた。あれはあれで良いのだとも思う。私には興味がないだけだ。
 まあ、「そのままの救い」の『そのまま』の危険性なんだろうが。。。改めて真宗教団論をちゃんとやろうと思う。

 そのまま浅草へ。人が一杯。さすがは観光地。一応浅草寺と雷門を観て退散。
 「ん?確か弾右衛門の屋敷跡って、あったよな。浅草弾右衛門やし。」と観光案内所で調べて、そこの人にも聞くが「知らない」との事。まあ、知らんはな『弾左衛門』やってんし(笑)東京の事は右も左も解りません(笑)

 『日暮里』と云う綺麗な名前の街があったので歩く。『日暮れの里』って綺麗な名前だ。ついでに「確か山谷ってこの辺やった様な記憶が。。。」と。以前に山谷に行ったのは20年程前やし、車で連れて行って貰ったのではっきり憶えていない。警察に聞くと「南千住」と云う地名と道を教えて貰ったのだが、フラフラ下町を散策してたら南千住を通らずに北千住まで行ってしまった。でも、東京の下町を満喫。
 山谷に前に行った時は、まだ『山谷-やられたらやりかえせ』(http://homepage3.nifty.com/joeii/jyoeii/)の匂いがプンプンしてて、キナ臭かったが今はどうなんだろうか?

 北千住まで歩くと結構疲れたので、電車で根津まで行く。とりあえず地下鉄路線図を見る限りでは東大に近そうだ。ジャスト・ビンゴで東大はすぐそこだった。坂を上がって目的地の求道会館へ。
 俗だ、余りにも俗っぽい建物だ。。。多分あれは今で云うなら「六本木ヒルズ」の中でやってる様なものか。。。まあ、世俗化やし、それでエエんやろうが。。。
 ついでに東大安田講堂見学。私が1歳の時に陥落した。パルチザン前史などの映像では観た事があるが、当然実物は初めて。想像以上に小さかった。多分、個人的な思い入れがデッカクしてたんだろうが。

 御徒町まで歩いて、「お!この一角は。。。」と吸い込まれる様に上野方面のゴチャゴチャした辺りをウロウロ。途中、『とんやき』の店に入って『とんやき』を喰らう。美味い。。。とくに『ガツ』が最高に美味かった。「肉と云えば東京では豚の事を云う」とかって前に聞いた事があったが、意味がよく解った。牛よりも豚やねんな、ホルモンは。入ったガード下の汚い店で鬼ころしが160円だったのですっかりハマって出来上がる。。。よって終了。

 JRで池袋に出て、2時間程街を散策。晩飯にタンメンを喰って夜行バスに乗って寝る。

 役僧と云う仕事の先行きは非常に暗い。でも、私は仕事がある限り、何処でだって生きて行く。それが今回の旅行で感じた一番の事。

都心を歩く

2006年05月04日 | 坊主の家計簿
 5月4日

 そば              230円
 地下鉄             190円
 缶コーヒー           120円
 靖国神社遊就館         800円
 本『日本は正しい』吉武進編著  150円
 バスキップ          7850円
 ハサミ             105円
 ツケ麺             680円
 JR               190円
 野菜ジュース          105円
 JR               190円
 回転寿司            359円
 カプセルホテル        3800円
 焼き肉ビール         1710円
 ラーメン            580円
 発泡酒             211円
 バッティングセンター      300円
 アミノサプリ          150円

 合計     17720円
 5月累計   51926円

 朝起きたら当然軽い二日酔い。駅前でソバを喰って靖国へ。真ん前に実践倫理宏正会があった。まあ解りやすい(笑)
 遊就館へ。よくぞテロにあわないものだ、と関心する。そら中国も韓国も怒るわな。(http://www.yasukuni.jp/%7Eyusyukan/index.html)売店で『日本人は正しい』と云う非常に『男らしくない』本を買う。『男』にこだわる右翼が観たら激怒しそうな本だ。私も日本男児としてこういう本が靖国神社遊就館で非常に目につく形でもって平積みで売られている事を情けなく思う。益荒男は何処に行った?日本男児として恥を知れ!恥を!
 すぐ近くの千鳥ヶ淵戦没者墓苑まで歩く。ここは靖国神社と違ってGWなのに訪れる人も少なく、真っ昼間だと云うのに私を含めて5人程しか姿を見なかった。
 
 そのまま、国会議事堂→総理官邸→赤坂辺りをウロウロしつつ青山ブックセンターを目指す。なんせ、私の手元にある地図は『真宗大谷派手帳』しかない。手帳に載っている『東京地下鉄路線図』を頼りにウロウロさまよいながら歩く、楽しい散歩。

 青山ブックセンターで在日一世の写真展を見学。靖国の闇と云った感じか。夕方近くだったんだが、結構人が入ってた。少なくとも千鳥ヶ淵戦没者墓苑よりも人が多かった(笑)写真展は在日一世の本からの切り出し。「それやったら本で十分やんけ!」なのだが、観に行きたかったものは仕方がないし、観に行ってよかった。首都東京のオシャレな街&建物にある青山ブックセンターで『在日一世』の写真展が行われて居る。それだけの話しだ。

 渋谷まで歩いてJRに乗って秋葉原へ。っちゅうか、この段階でもはや夕方だったので掲示板をチェックしておけば狼さんお勧めのギャラリー(http://www.uplink.co.jp/gallery/index.php)に行けたのだが。。。
 秋葉原は、もっと『萌え萌え』をアピールすればエエのに。結構『電気街』よりも『萌え萌え』の方が盛り上がって来ているんだし、ビルの中ではイベントをやっていたのかも知れないが、電気街の売り子のお姉ちゃんを全員メイドにする覚悟でやなぁ。。。
 
 JRで新宿へ。今夜泊まるカプセルホテルにチェックインして、荷物を置いてから街を探索。腹が減ったし歩いて疲れて居たので焼き肉屋でビール補給後、街をひたすら歩く。夜中までひたすら歩く。
 歌舞伎町の外れ、大久保・ハングル街近くで何故かバッティングセンターを発見。ラブホテルも近所に結構あったが、なんじゃ?下半身のバットを振る前に野球のバットを振るのか?とスペシャル親父ギャグ的な発想しか出来なかったんだが、なんであるねん。。。しかも他にももう一件見つけたのだが。。。新宿近辺って確か土地が高かった気がするのだが。。。

 歩き疲れて、風呂に入って寝る。

日高屋

2006年05月03日 | 坊主の家計簿
 5月3日

 雑費    タバコ         300円
       ビール(500)     300円
       ビール(350)×2   520円
 交通費   新幹線       13240円
 外食    ゲソ天そば       273円
       タンメン        490円
 飲み代   中野坊主バー     8100円
 宿泊    カプセルホテル    4300円       

 合計     27524円
 5月累計   34206円

 仕事終わって準備して東京へGO!のぞみって通常料金で乗れるのね、知らなかった。。。車内へ500mlビールを持ち込んで飲む。車内販売で350mi2本飲む。少し仮眠して東京へ。

 中野坊主バーは出来上がってるなぁ。。。まあ、商売として成り立つかは別にして『店』と云う空間としては出来上がっていた。
 久しぶりの休み前だし、素っ飛ばして飲む。→カプセルへ。なんか深夜に喰った『日高屋』と云うその後よく見かける東京辺りのチェーン店のタンメンが美味かった。大阪にも出て来い、日高屋。

武勇伝

2006年05月02日 | 坊主の家計簿
 5月2日
 
 雑費   タバコ         300円
      銭湯          390円
 食類   おにぎり2       200円
 外食   焼き肉ビール飯    3100円
 マンガ  サバイバル3冊     315円
 
 合計     4305円
 5月累計   6682円

 ♪意味はないけれどムシャクシャしてたから
  焼き肉喰いに行ったんだ

 と云う事で、久しぶりの銭湯に行った後、焼き肉屋へ。んが、食い過ぎた。。。胃が、胃が。。。

 しゃて、明日葬儀の連絡が無ければ、明日の今頃は東京・中野で飲んで居るだろう。
 んが、その前に明日のスーパーハード仕事をこなさなければ。。。
 のち、新幹線でビール飲んで仮眠してから行こ。
 
 東京コースは決定。
 初日は飲むだけ。当たり前か、夜遅くしか到着せえへんねんし。

 2日目は、靖国神社→在日一世の写真展→秋葉原の「萌え~」の路上ライヴ。あれは大阪では絶対に出来ひんやろう。萌え喫茶は『商売』やから泉州のだんじり娘も、河内の「よう来たのワレ、まあ、茶でもしばいて行けや」娘も、市内のヤンキー娘も『馬鹿を騙して金にする』と云う行動原理でもって
 「お帰りなさいませ、御主人様」
 とやっているが、心の中では
 「ケ!この包茎野郎」
 と呟いている事間違いなし。
 &ミナミで「萌えライブ」をやってたら私は80%ぐらいの確立で空き缶を投げつけ、98%の確立でヤジを飛ばす。

 最終日の3日目は、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺→本郷の求道会館(求道学舎)。
 東本願寺派の前法主は大谷派に居た頃に「曽我も金子も私の弟子です」と云った様な記憶があるのだが。まあ、『法主』やからなぁ。現在→今後の大谷派を考えるには絶好の場所だろう。
 求道会館(求道学舎)は、とりあえず行って「ケ!この金持ちの道楽が。」とツバを吐いて来よう。その後『金持ちの道楽』だったのかも知れないが、真剣に『真宗教学』を証らかにしようとした人達、先人達に感謝と合掌礼拝をして来よう。あの人達の教学がなければ大谷派はいまだに血統が『法主』だったんだろうし、安田先生も、信国先生も、竹中先生も、ハニーも、訓覇信雄氏も、菱木さんも、戸次さんも、玉光さんも、尾畑さんも出て来なかったんだろうし、当然私も真宗門徒に成ろうなんて思わなかったはずである。当然坊主バーなんて出来る事はあり得なかっただろう。
 

 ♪武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデデンデン