坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

生の綺麗さ

2006年05月30日 | 坊主の家計簿
 5月30日

 雑費     缶コーヒー        120円
        タバコ          300円
 外食     焼き肉メシビール    1974円
 レンタル   赤目四十八瀧心中未遂   180円
        マグダレンの祈り     180円
        魔王           180円
 学費     公文          4200円

 合計       7134円
 5月累計   161087円

 公文の帰りに新たに発見した焼き肉屋に行く。夕方だったし、殆ど飲まなかったので安い。っちゅうか、野菜系も含めて結構喰ったのだが、やっぱりあの店は安い。チェック、チェック、と。
 帰って来て、メルアド変更の手続き。今のメルアドは、っちゅうか、メルアドだけではないのだが、まあ、Macの『.Mac』と云うやつなのだが、有料なのだ。年間1万ぐらい。2年入ってて、殆ど機能を使っていないし、メルアドも殆どniftyの方を活用しているので終了。なのはエエのだが、業者とかのメルアド変更手続きがややこしくってたまらん。。。
 浮いた金は赤十字に行く予定。

 戦争って、ホンマにうっとうしい。
 戦争が起こる原因として「儲かるやつが居るからや」と言い切ったジジイが居たが、儲かるにしても、せめて阪神株を買い占めるぐらいにしといてくれよなぁ。。。
 まあ、当然それだけではない。死にに行く『人』、その場で殺される『人』。
 「人間は虫けらか!」って、虫けらも生きている。今日喰った牛だって生きていた。そんな、もの凄く単純な『生きている』と云う事。
 戦争の原因は差別。『同じ人』『同じ生き物』って云うのは、もの凄く当然な事。でも、当然過ぎて忘れていたり、差を付けたい。
 
 本屋で立ち読みしてたら【速水敏彦『他人を見下す若者たち』講談社現代新書】と云う本を発見。少し立ち読みしたが、まあ、買うまでには至らん。でも、興味をそそられるタイトル。っちゅうか、人間の本性。
 『人間』と云う名称に様々なものをプラスしていく。あるいはマイナスしていく。

 前から観たかった『赤目四十八瀧心中未遂』を観る。オッさんなのだ、私は。なのでオッさん映画を観る。
 『心中未遂』。そう、あの映画は『未遂』なのだ。『未遂』だから素晴らしかった。綺麗で綺麗で、終わった後に『綺麗だ』としか言いようがない。本当に綺麗だった。生きてる事は綺麗だ。別に何かをプラスしたから綺麗なのではない。「生きよう」と云う姿が綺麗で綺麗で仕方がない。『心中』等と云う文学野郎がやりそうな事は醜悪だ。

 赤十字はきらいである。でも、世の中から戦争が無くなるまでの必要悪だと思う。
 戦争を無くす方法は簡単である。やり返さなければそれでイイ。殺されればイイ。でも、そんなもん、私の心の何処を探っても出て来るわけがない。反射的にやり返そうとする。それが私だ。
 たまたま私の生活が平和なだけであって、平和でない状態ならいつでも戦闘モードに入れる。でも、そんな心を見つめて、醜悪な心を見つめて行く事はとても大事だと感じる。それが私だし。掛替えの無い私だし。

 「とてもかわいいですね」と昨日も書いた韓国の拉致被害者のお婆ちゃん。あれは孫の事だろう。孫の写真を初めて観て「とてもかわいいですね」って。ごくごく普通の言葉。とっても綺麗な言葉。息子が拉致された先で産んだ孫。孫の写真を初めて観て「とてもかわいいですね」って。
 そんな、当たり前の普通の言葉の奥の奥の方に、もっともっと奥の方に『平和』って云う言葉があると感じる。
 それは寺島しのぶが映画のラストシーンで心中をせずに売られて行くのと、どっか遠くの方だけど通じる感じがする。決して文学野郎がやりそうな『心中』等の先にはない。