坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

坊主は労働者である

2006年05月15日 | 坊主の家計簿
 5月15日

 雑費   缶コーヒー        120円
      ダイソーサプリ10点  1050円
      糸            147円
 昼飯   牛皿ポパイ飯       505円
 食類   バナナ          125円
      キュウリぬか漬け2本    99円
      かいわれ          28円
      めかぶ           60円
      発泡酒          175円
      豚肉           278円
 
 合計        2587円
 5月累計     89648円

 しゃて、このブログは恐らく世界で唯一、ネット上で公開された『坊主(僧侶)の家計簿』だと思う。検索してみると『三日坊主』の家計簿は多いらしいが。。。まあ、武士の家計簿が貴重なら、こっちだって貴重でい!と言いたいのだが。。。
 多分、私は坊主に成ってなくっても家計簿はつけて居ただろう。店やってた時に当然ながら毎日の帳簿をつけて居たし、同棲してた時も家計簿をつけて居たし。よって、坊主になっても家計簿を付け始めただけの話しだけなんだが、
 【僧侶は、時間や成果によって報酬を受ける労働者とは違うからこそ、尊敬も受ける。】
 等と云うキチガイエリート詐欺師の御上人様は、恐らく生涯生活費に困る事もないんだろうし、家賃がタダの寺に住んで何を暴言吐いているのか、まあキチガイエリート詐欺師だから仕方がないんだろうが、いつかきっとマブチモーターを送りつけてやる。坊主に成る前も、成ってからも上記の様な『御上人様』は、私の敵である。明確に『敵』である。尊敬しないだけではなく『敵』である。だいたい『(一般的な意味合いでの)僧侶』が尊敬される筋合いはない。尊敬されるのは『仏』であり、『法』であり、サンガの構成員である。サンガの構成員なら真宗なら『門徒』と云う明確な立場があり、大谷派だけでも数百万の門徒が居る。最近、お参り先のガキに手を合わす事と念仏申す事を『お坊さんゴッコ』的でも教えているが、あのガキどもも『門徒』であり、サンガの構成員である。まあ、御上人様達とは『立場』が違うのだろうが、労働組合を作った僧侶に対するコメントとしては立派な暴言だな。

 明日も歯医者である。そういや歯科医から聞いたのだが、歯科医の所に来てた坊主が酷いらしい。何やら最初月参りに2千円を払っていたらしい。でも来なくなる。「ん?安いのかな?」と思って5千円にしたらしい。でも、来なくなる。「じゃあ、ぶっちゃけナンボ包んだら宜しいねん」と云ったら「5万」だったらしい。。。5万って、あーた。うちの村の御布施の100倍でんがな。。。まあ、ブチキレて断ったらしい。そりゃそうだ。そんな坊主を甘やかしていていいわけがない。

 現状、坊主は労働者である。「労働者でない」と云うのなら、それは労働者を馬鹿にした発言だと感じる。どんな仕事にも誇りがある。仕事のジャンルがある意味特殊なだけの話しである。
 変な話しだが、『坊主は労働者でない』と云うおかしな風潮があるから、坊主が祇園で遊べるのでは?まあ、私の給料では祇園の芸子遊びなんぞ出来ないし、やりたいとも思わないが。。。『坊主は労働者ではない』と云う意識の上に祇園で芸子遊びをしている坊主が居るわけだ。ついでに云うと労働者でないから坊主が堕落するのだ。酷い話しは結構聞くが、他の仕事なら潰れている様な寺でも『寺だから』と云う事で存立出来ている。労働者なら当然すべき事、学ぶべき事を学ばないのも『労働者ではないから』である。

 「お坊さんは堕落した」と云うが、堕落していないから問題なのだ。堕落して喰えなく成ったら坊主も考え直すだろうが、堕落してないから問題なのだ。堕落してないから祇園に行けるんだろうが。。。堕落してないから『御上人様』で居れるんだろうが。。。で、
 【僧侶は、時間や成果によって報酬を受ける労働者とは違うからこそ、尊敬も受ける。】
 こんなキチガイ発言を平気で新聞に載せれるのだろうが。

 ちなみに祇園で芸子遊び出来る坊主なんぞ、ごく一部です。確か大谷派なら半分以上の住職が兼業ですし、つまり『坊主だけでは暮らせない』状態ですし、それは某真宗系新教団が云う様に『坊主の怠慢』ではなく、過疎化や、幕府と手を切った(っちゅうか、幕府がないし。。。)だけの話しです。また、私みたいな『役僧』と云う『寺サラリーマン』にも当然祇園で芸子遊びをする金もありません。せこせこ家計簿をつけて生活費を切り詰めてナンボの世界です。