坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

親知らず5・合掌

2006年05月10日 | 坊主の家計簿
 5月10日

 食類  ミックスジュース     105円
     野菜ジュース       198円
     乾麺そば         238円
     バナナ          125円
     焼そばUFO         98円
     ところてん         68円
     ヨーグルト        138円
     タマゴ豆腐         98円
     山芋           151円
     焼きプリン         98円

 合計       1317円
 4月累計    74642円

 激痛、ようやく収まる。。。んが、今度は今まで激痛で隠れて居た部分が気に成りだす。
 下の親知らずはまだ抜いていないので、「よいしょ、よいしょ」と一生懸命に横の歯を押している親知らずのせいで圧迫された鈍痛と、浮いてしまった歯が噛むと痛い。噛んで痛いのは別にイイのだが、鈍痛で頭が微妙に痛くってうっとうしい。しかし、まあ、激痛でもないし、泣き叫びたくなる程でもないし、夜も寝れるし、かなり楽。おかげで今日は寝てばっかり。昨日もゆっくり寝たし、今日もさっきまで寝てた。仕事終わって速攻寝て、ビハーラ講座をサボる。まあ、鈍痛では何を聞いても頭に入らんし。
 抜歯した後も良好で、『親知らず』と云う最奥の歯なので気に成らない。んが、噛むと痛いので軟弱なモノばかりを食べている。食物繊維は『ところてん』と『とろろ芋』でなんとかしよ。野菜はキツい。。。

 昨日、抜歯した歯をビニールに入れて見せて貰った。
 先「自分、根性曲がってるって云われた事ない?」
 私「よく云われます」
 先「性格曲がってるって云われた事ない?」
 私「それもよく云われます」
 なんのこっちゃない、歯の付け根の先が曲がっていてて抜け難かったらしい。
 抜けた自分の歯をしげしげ見る、ついでにビニール袋に入ってあったので持って帰りそうになったのだが、持って帰っても仕方が居ないし、確かああいう系は家庭ゴミで捨ててはいけなかったはずなので(感染の問題で確か特別扱いのはず)、結局受付の姉ちゃんに渡す。
 「いつか、これくらいでっかいダイアモンドを買ってあげるから、俺と結婚してくれ」
 嘘である。。。まあ、これくらいの軽口を叩けるくらいには激痛が収まって楽なのである。ついでに物で釣られる女人になんぞ興味もない。『デートは割り勘が基本』である。と、言いつつ、今日で38にもなってやな、そんな強気でも居られへんのだが。。。戸籍制度は『敵』だが、恋人欲しいよ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 で、抜歯した『歯』は私である。あれは間違いなく私の肉体の一部であった。その私の肉体の一部が私を激しく苦しめていた。喚き散らしたく成る程の激痛をここ数日味あわせてくれた。
 『親知らず』はエゴではない。私自身である。まあ、エゴも私自身である事には変わりはないのだが、エゴではなく『身』である。身体に属する。
 私の身体の一部であり、私が生きる上で支えてくれている身体の一部である。それが私を苦しめていた。故に今回『親知らず』を抜歯する事によって私は激痛から解放されたが、変な話しだが、別に親知らずが悪かったわけではない。
 この辺が非常に『大人』ぽくって非常にイイ。

 中国・韓国を悪者にする事によって『日本は正しい』
 日本を悪者にする事によって、中国・韓国を正しいと。
 熊谷を悪者にする事によって、『玉光は正しい』。
 等々。。。なんでもイイのだが。。。
 そんなわけがない。



 くらし  石垣りん
 
食わずには生きてゆけない。
メシを
野菜を
肉を
空気を
光を
水を
親を
きょうだいを
師を
金もこころも
食わずには生きてこれなかった。
ふくれた腹をかかえ
口をぬぐえば
台所に散らばっている
にんじんのしっぽ
鳥の骨
父のはらわた
四十の日暮れ
私の目にはじめてあふれる獣の涙



 手を合わす。