坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

本日の私

2007年11月15日 | 坊主の家計簿
 11月15日

 雑費  缶コーヒー       120円
 
 合計              210円
 11月累計         34731円

 昼、寺に行ったら『枕経』との事。要するに葬儀でんな。
 で、枕経に行って、バタバタバタバタバタバタ!と当日の準備。
 そのままの勢いで法要開始。キンの音、デカ!音割れとるやんけ!
 のち、ソロパートの御俗姓御文。ちなみに「それ」から始まる読み物。
 声、たか!声、でか!
 とは云え、修復はきかない。そんなテクニックは持ってない。なので、そのままの声で最後まで読む。しかも途中から『一段声を張って読む』っちゅう所がある。本堂が4倍の広さがあったら別に問題ないのかも知らんが、4倍もない、っちゅうねん。。。っちゅうか、毎年『御俗姓御文』を読む時は声がこんな感じやねんけど。。。CDでしか聴いた事がなく、CDでは地味にやってはるし、一応、あれを真似たいねんけど、他の所で一遍聴いてみよ。

 夜は通夜。明日は葬儀で法要に参加せず。まあ、法話は聞けるねんけど、腰が。。。

 今朝起きたら右手首を腰が痛い。右手首はきっと頭の下敷きになってもうて痛いのだろう。ゆっくり寝たし。
 んが、腰が痛いってなんでやねん。これもゆっくり寝たからなんかな?
 腰なんぞ滅多に痛くなれへんし、「放っといたら治るやろ」やったのだが、治らん、治らん。全然、治らん。よって、法話を聞いてても頭に入らん、入らん。
 腰痛って、『辛いねん』な。しばらくなってなかったから忘れてたけど、「辛いのぉ。。。」なや。動くのも辛いけど、じっとしてても辛い。
 しかも、腰は基本やし。
 とは云え、こっちは『御坊様』として儀式をやらんとアカンので、非常にクールな表情でイソイソと歩く。心の中は「あたた、あたた」なんだが、んなもんを表情に出したらアカンし。私なりのこだわりやし。

 とは云え、こういう『こだわり』も、まだ『誤摩化せる事が出来るから』だと思う。

 今朝、ゆっくり寝てた夢の中で障害を持った人が出て来てた。
 多分、毎度、寝る前に酒飲みながら書き込むこの家計簿ブログに昨日
 【圧倒的練習不足の私でも、先輩達と一緒に念仏だけは合わせる事が出来るし。。。】
 と書いたからだと思う。
 「合わせる事が出来ひんかったらどうすんねん」
 である。
 
 「正座をしなさい」→膝が悪くなったら、あるいは元々悪くなったらどうするねん。
 「声をちゃんと出しなさい」→発声が悪くなったら、あるいは元々悪かったらどうするねん。
 それ等が条件になると、つまり『合わせる』事が出来なくなる、元々出来ない場合はどうするねん。と。

 当然、というか、私は仏事に、儀式に関しては『私なりに』と云う限定つきだが、ちゃんと身を正そうとする。え~。。。一応『意志』だけは。実際にはナカナカ難しいのだが。。。

 学生時代に恩師が面白い事を云ってた。
 声明が得意な人は、声明の時間になると前の方に座る。苦手な人は後ろの方に座る。特別講義等では勉強が得意な人は前の方に座り、苦手な人は後ろの方に座る。と。
 これはカリキュラムだから『後ろに座る』のだろうけど、自信がなきゃ、『参加しない』。
 
 これはよく解る。私は専修学院を卒業したので、前専修学院院長だった故竹中先生が来る学習会に参加してても、殆ど発言なんぞ出来なかったし。故竹中先生の前では萎縮してしまって、つまり完全に自信喪失状態やったし。
 当然、向こうは気軽に声をかけて呉れる。親しく声をかけて呉れる。居場所を作ってくれるのだが、これがナカナカ。。。その割にほぼ毎月行ってたのだが。。。自分から遠ざけていたのだな、と、今になって感じる。

 私が故竹中先生の前で殆ど発言出来なかったのは「おかしな事を言ったら怒られるかも知れない」と云う思い込みである。
 竹中先生が『故竹中先生』になった今では、その『怒られた事』が何よりも一番大切な教えになっている。
 私は、竹中先生を信頼してなかったんだな。。。と、今になって思う。
 結構、声をかけて貰って居場所を作って貰っていたにも関わらず、『先生』が『何の先生であるのか?』と云う事を感じてなかった。全く先生の話を聞いてなかった。

 報恩講。真宗門徒にとって一番大切な『場』。『仏事』。
 その『場』に参加出来たから、え~。。。声が高かったなぁ。。。声がデカかったなぁ。。。キンの音が割れてたなぁ。。。
 今日の私の個性。