坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

うつくしい こころを そだてよう

2006年07月20日 | 坊主の家計簿
 7月20日

 雑費   タバコ            300円
 食類   ソーセージエッグマフィン   200円
      発泡酒            175円
      カップ麺2個         156円
      エビ天             49円
      うどん玉            18円
      嵯峨豆腐            98円

 合計         996円
 7月累計     44371円

 あ~、よう寝た。
 シャワー浴びて寝よ。
 
 の前に、http://www.sankei.co.jp/news/060720/sha060.htm
 『A級戦犯合祀に不快感』って、おい、昭和天皇の戦争責任はどないなってるんや?と、思わずテレビに突っ込みを入れたくなった。
 &、当然天皇の政治介入はあってはならないので当然『国民』は無視するべきだろう。
 んが、右翼&神道界の衝撃はデカイんだろうな。『大御心』という言葉があるのを初めて知ったのだが、その『大御心』に反する行為を現状の靖国神社は行なっている事になるんだろうし、それは日本国としては全く関係ない事だが、神道界にとってはかなり衝撃的な事なんだろう。
 靖国問題は別にA級戦犯を分祀したからといって解決するわけもなく、今の天皇だって護国神社には参拝してるのだし。

 国家の為に死ぬことが名誉である。と云う事が靖国の本質だと私は思う。
 なら、その『名誉』を与えるのは別に靖国神社でなくても構わない。「天皇陛下にもったいなくも参拝して頂き」というのは、戦時中を体験した人や、その人達の影響がある人には通じる理屈なんだろうが、今はどうなんだろうか?
 
 現在の日本は日米安保条約がある。日米安保の中で、アメリカ主導の中での戦争に巻き込まれる可能性の方がデカイのではないのか?
 あるいは『国連主導』。こっちの方がデカイか。北朝鮮に関してもあくまで国連を使うのだろうし。
 アメリカ主導、国連主導の中での靖国神社。別に天皇の命令ではない。天皇の為に死ぬのではない、世界平和の為に、国際貢献の為に死ぬのだ。なので、
 「天皇陛下万歳!」と云って死んで行くのではなく、
 「世界平和万歳!」と云って死んで行くのだ。

 心のノートで『社会貢献』が語られるのはそういう事ではないのか?


 【「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。】(ダンマパダより)
 
 とは、最近すっかりハマっている言葉である。
 別にこれは国家にとって名誉ある死でも、国際社会にとって名誉ある死でもない。あくまでも信仰上の問題である。また、当然そこには名誉などない。
 東条英機は念仏申して死んで行ったのなら往く先は同じだろうし、靖国に祀られている真宗門徒とも往く先は同じである。
 あるいはこれから『国際貢献』『世界平和』という名目で殺される人がもし悲しいかな出て来るとして、その人が生前に念仏申しているのなら往く先は同じである。
 連続殺人犯が死ぬまでに念仏申していたら、国家によって死刑されたとしても往く先は同じである。
 当然、毎日御参りしている先の過去帳に載ってる人達とも往く先は同じである。

 『名誉』ああ、なんて甘美な響きだ。
 んが、名誉で往けるのは結局、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の『天』なんだろう。極楽浄土ではない。

 
 これから増々語られて行くだろう『世界平和の為に』『社会貢献』等々。あるいは
 【うつくしい こころを そだてよう】(『こころのノート小学校1・2年』より)

 
   崖     石垣りん

  戦争の終わり、
  サイパン島の崖の上から
  次々に身を投げた女たち。

  美徳やら義理やら体裁やら
  何やら。
  火だの男だのに追いつめられて。

  とばなければならないからとびこんだ。
  ゆき場のないゆき場所。
  (崖はいつも女をまっさかさまにする)

  それがねぇ
  まだ一人も海にとどかないのだ。
  十五年もたつというのに
  どうしたんだろう。
  あの、
  女。