エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

カタクリの明日

2015年03月24日 | ポエム
句友とともに吟行するのは、楽しい。
カタクリの吟行にあたって、案内をするのに何度も現地に出かける。

見頃の見極め。
カタクリ以外の見所。
歩き方。
休む場所。

etc.etcだ。



カタクリは、吟行当日の天気が最大のポイントである。
晴れていなければ、花は開かない。

初めてカタクリの吟行を案内する。
一人でプラットで掛けるのとは違う。
みんなの期待に応えなければつまらない。



幸い、順調にカタクリが咲いてきている。
案内役の役得でもあろうか、日々咲き綻ぶカタクリの様子を見つめられる。







「カタクリや佳人の視線待ちかねて」







小さな子、大きめな子・・・色の濃い子、色の薄い子・・・。
それぞれのカタクリの個性が見えてきて、実踏は誠に楽しい。



しかも、蕾の状態であるとか見所とも云える場所が分かって楽しいのである。
しかも今年は、カタクリを見て桜も見られる。

句友が、心に沁みる句を詠んでいただければ嬉しい。
楽しみである。




       荒 野人