梅の花で戯れるメジロもいる。
桜の蜜を吸うメジロもいる。
それぞれ、である。
桜の淡さとメジロの色彩。
その感覚の見事さに感嘆する。
「花万朶蜜の吸い方教えます」
とりわけメジロは、花の蜜が好きである。
更に云えば、梅と桜の花の色に合うのだ。
ウグイス色の小さな身体に、目の周りが白く縁取られている。
その色彩の配剤に、神を思うのはぼくだけだろうか。
自然を作った神の業は、とてつもなく偉大である。
季節ごとに、それを思う。
桜は、古い幹ほど映える。
少しだけ幹から覗いている、そのいたずらが良い。
荒 野人
桜の蜜を吸うメジロもいる。
それぞれ、である。
桜の淡さとメジロの色彩。
その感覚の見事さに感嘆する。
「花万朶蜜の吸い方教えます」
とりわけメジロは、花の蜜が好きである。
更に云えば、梅と桜の花の色に合うのだ。
ウグイス色の小さな身体に、目の周りが白く縁取られている。
その色彩の配剤に、神を思うのはぼくだけだろうか。
自然を作った神の業は、とてつもなく偉大である。
季節ごとに、それを思う。
桜は、古い幹ほど映える。
少しだけ幹から覗いている、そのいたずらが良い。
荒 野人