エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山茱萸の花

2015年03月12日 | ポエム
山茱萸の花が満開である。
黄色は、希望の色だ。
癒しの色でもある。

何日か前に、そう書いた。
正しくそうである。



冬と新春の色。
春の色である。
夏の色でもある。
秋の色でもあるのだ。



春夏秋冬、黄色は希望なのだ。



福寿草。
菜の花。
向日葵。
黄葉。



四季折々の色である・・・と知れる。
お隣の韓国でも、春の希望を表す色である。
漢江沿いに咲く連翹の黄色の花は、春に先駆けて咲く。

近頃、嫌いになってしまった韓国だけれど美しい思い出はしまってある。







「山茱萸の花つんつんと細かくて」







山茱萸の花言葉は・・・。
「持続」「耐久」「気丈な愛」「成熟した精神」である。
ぼくは「気丈な愛」が好きだ。



山茱萸はまた、茅葺きの屋根にも良く似合う。
そう、古典的な風情にも合う色合いなのである。



       荒 野人