今日のスプリング・エフェメラルは「福寿草」である。
スプリング・エフェメラルの種類は、割と多いのである。
昨日、雨の音を聴きながらPC内部を整理していたのである。
2011年3月3日に書いた「スプリング・エフェメラル」の詩が出てきた。
スプリング・エフェメラル
鋭い棘が刺さって
その白き肌の節理に
ぼくは口づける
たちまち
その白き肌のうねりが朱に染まっていく
うねりは
たおやかに
なだらかに
あなたの息遣いに共鳴して蠢動する
春の妖精よ
ニンフよ
来たれ
来たりて
甘き口づけに陶酔せよ
季節が逡巡しつつ
あなたに
そっと手をかざすのだ
ぼくは
荒ぶる愛撫を捧げよう
黄色だけを発色させた。
こうした福寿草もなかなかではないか。
「福寿草小鳥のように口づける」
福寿草は何回か詠んだけれど、今日の俳句が一番最悪である。
甘っちょろい句となってしまった。
明日は3,11である。
追悼の一日となるだろう。
明日の句は、甘くない。
そうありたい。
荒 野人
スプリング・エフェメラルの種類は、割と多いのである。
昨日、雨の音を聴きながらPC内部を整理していたのである。
2011年3月3日に書いた「スプリング・エフェメラル」の詩が出てきた。
スプリング・エフェメラル
鋭い棘が刺さって
その白き肌の節理に
ぼくは口づける
たちまち
その白き肌のうねりが朱に染まっていく
うねりは
たおやかに
なだらかに
あなたの息遣いに共鳴して蠢動する
春の妖精よ
ニンフよ
来たれ
来たりて
甘き口づけに陶酔せよ
季節が逡巡しつつ
あなたに
そっと手をかざすのだ
ぼくは
荒ぶる愛撫を捧げよう
黄色だけを発色させた。
こうした福寿草もなかなかではないか。
「福寿草小鳥のように口づける」
福寿草は何回か詠んだけれど、今日の俳句が一番最悪である。
甘っちょろい句となってしまった。
明日は3,11である。
追悼の一日となるだろう。
明日の句は、甘くない。
そうありたい。
荒 野人