エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

東京の天

2015年03月03日 | ポエム
東京の天もまた、春の気配に横溢している。
東京の河津桜も咲き始めた。

梅も、そろそろ満開になりつつある。



枝越しと云うより、梅は幹越しに見ると良い。
見栄えする、と云って良かろう。



東京の河津桜である。
伊豆の河津町よりも、色が濃いのかもしれない。

丁度、2分咲きくらいであろうか・・・。

さて、今日は東京の天を語ろうと思ったのである。







「水底や空を彩る桜咲く」






魚眼で見る空は、楽しい。
渦巻きが楽しいのだ。

ぼくの頭も、これくらい渦を巻いていたらもう少し賢かったかもしれない!
などと、勝手に想像できる。
その想像が、楽しい。



それにしても、東京の天も春めいてきた。
梢が、ツンツンしていないし赤い。

木々の指先も、突き放してはいない。
それに、柔らかな天である。



      荒 野人