エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

春のラベンダー

2015年03月23日 | ポエム
紫色の、たおやかな花である。
季節としては、春から夏へ・・・夏に入ってしばらく経ったラベンダーが三夏として歳時記に載っている。



風に揺れる様は、楊貴妃のようである。
ぼくは、この花を下の方からスッと撫でる。
手の平に、ラベンダーの香りが移るのである。

今日は、春のラベンダーとして詠いたい。

深呼吸をして、その香りを嗅ぐ。
爽やかな気分が広がっていくのである。







「癒しの香移りくる春ラベンダー」







ラベンダーの花言葉は・・・。
「あなたを待っています」「私に答えて 下さい」「期待」「清潔」「豊香」「優美」「不信」「沈黙」
である。

春の光る風の中で揺らぐ。
そのたおやかさに、ぼくは感動する。

いつも、新鮮である。
自然と同化すると、毎日が美しいのである。



      荒 野人