一度鋸山から嵯峨山へ縦走したいと思いつつのびのびになっていたので頃合いを見て出かけました、車を下山口の小保田に駐車してバスで金谷に行き鋸山に登って稜線を縦走し嵯峨山から小保田に下りるルートを予定しました。
小保田BSを朝一番(6:25)のバスに乗り金谷のロープウエー入口で下車、身支度を整え出発(6:44)しました、集落を抜けると間もなく観月台コース登山口を右に分け直進して今回は数年ぶりに車力道を登ることにしました、何処からかウォーキングの男性が現れ登山口迄おしゃべりしながら歩きました。
館山道のガード下で男性と別れ登山口(7:05)に取り付き石畳の急坂をゆっくり上りました、嘗て採掘した石を大八車に積んで運んだ道から「車力道」と言われる道だけに石畳には車の轍が刻みこまれていて先人の苦労が偲ばれる道です。
一汗掻いて漸く明るく開けた石切り場の観月台コース分岐(7:32)に着き息を整え更に傾斜のきつくなった階段を登って展望台(7:47)に着きました、曇っていましたが展望台からは麓の街をはじめ東京湾を航行するヘリ―ボートやタンカーが良く眺められました、小休止の後(7:52)先に進みました。
ここからは「関東ふれあいの道」でよく整備された道です、NTTの電波塔を超えると間もなく第一の目標一等三角点「鋸山」に到着、写真を撮って更に先に進みました、幾つものアップダウンを乗越し稜線を東に進むと杉林が現れそれを登ると「林道金谷・元名線開通記念碑」(9:02)(9:07)の前に出て小休止しました。
ここから先が初めてのルートで少し不安でした、取り付き口は以前下見してあったので直ぐ分りましたが取り付いて杉山を登り228mピークまでは踏み跡もはっきりしておりテープも所々あって安心して進みました、ところがピークから先にもテープが有るのでそれを辿って行くと次第に下りになりテープもなくなりました。
地形図で現在地を確認すると何と嵯峨山と反対方向に進んでいました、コンパスの差し示す方向は狭い藪尾根を下るのです、試しに少し下ってみたらそこは崖の上で踏み跡もテープもありません、危険を感じたので引き返しもっと安全なルートはないかあちこち探し回るうち1時間半もタイムロスしてしまいました。
仕方無く今回は諦めて帰ることにし林道迄引き返してそれらしい稜線を眺め悔しい思いをかみしめました、保田駅に向かって林道(10:40)を出発して荒れた道をとぼとぼと下って行くと一人でこれから鋸山に登ると言う二十歳代位の娘さんに出会いました。
この林道は何度も歩いていますが保田駅近く迄≒4km以上を歩くのは初めてです、長狭街道の踏切(11:58)に出てこれから更に長狭街道を東に又≒4km程歩かなければなりません、「敗戦の将」は何日になく疲れましたのできつい道程でした。
長狭街道の歩道を歩きながらアンパンを食べて空腹を凌ぎ、悲鳴を上げている足を引きずって漸く駐車場にゴール(12:48)しました、所要時間6時間04分、≒16km、≒25,000歩でした、結局「裏鋸ハイキング」に終わってしまいましたが、何れ近いうち確りルートを確認してリベンジしようと思います。
HP URL outdoor (hacca
一等三角点「鋸山」(329.5m) 地籍図根三角点 金谷・元名林道開通記念碑
歩いたトラック(軌跡)(1/25,000)