アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

118 足柄古道の峠を越えて金時山へ妻と二人でハイキング。 ('11.09.11)

2011-09-13 08:02:54 | 県外

足柄峠越えで金時山へは11年前の2,000年5月に一度妻と二人で登っていますがその時は金時山登山が目的で全て車道歩きでしたので今回は1,200年前奈良・平安時代官道であった「古道」の峠越えと2ヵ所の「三角点」確認が目的のハイキングにしました。

初日に全コース踏破の予定で君津BTを始発(6:00)で出かけ東京から小田原まで「こだま」で行きましたので予定通リ足柄古道出発点「地蔵堂」を(9:05)出発することができました、丁度20数人のツアー団体の人達もおりましたがその人たちは「夕日の滝」(左)方面に取り付いて行きました。

暫く舗装の林道歩きですが11年前にはなかった一部のバイパスや拡幅された所もあって車の通行も多くすっかり様子が変わっていました、以前道路脇でお弁当を食べたところを懐かしく眺めながら過ぎると直ぐ古道入口(9:33)に取り付きました。

石畳や階段 時には木の根の張り出した尾根の坂道を登り数回車道を横切って漸く見晴台(10:00)に着きました、小休止して景色等を眺め(10:07)更に先を目指しました、峠の直下胸突き八丁のきつい石畳の急坂を大汗を掻いて登り第一の目標「足柄峠」(10:43)に着きました。

「足柄峠」(759m)では丁度「笛祭り」で大勢の人たちで賑っていました、「笛祭り」の由来は1,087年新羅三郎(源義家)がこの峠で露営した時笙を吹奏したと言われておりその故でしょうか丁度7人程の雅楽隊の人たちが笙の吹奏をしていました。

賑やかなイベントをのんびり眺めていたので方向を間違え逆コースを数百メートル行き慌てて引き返すトラブルもありましたが何とか(11:03)金時山に向かう神奈川県と静岡県の県境尾根の未舗装林道に取り付きました。

次の目標は「足柄峠」から「金時山」登山口まで≒3kmの中間にある三等三角点「蝗場」(いなご場)(832.8m)です、予め地形図から読み取った経緯度にGPSの経緯度を合わせながらゆっくり進んで行ったら思ったより簡単に(11:35)分かリました、道路脇の小高い尾根の上にありました、写真を撮って(11:40)次の目標「金時山」に向かいました。

金時山の登山口(12:13)に取り付きいきなり尾根道の急登です、大勢のハイカーとすれ違いながら12ヵ所の鉄製階段を登りきると頂上(12:50)に辿り着きました,、あまり広くない頂上は大勢のハイカーで賑わっていました。

遅い昼食を食べてから三角点を探しましたが有るべき所にありません、そこで近くの「金太郎茶屋」の店員に聞いたところ「これだよ」と指差したのは店の入り口にある頭が擦れて黒く汚れた変哲もない石杭でこれが三等三角点「金時山」(1212.5m)でした。

頂上からは残念ながら富士山は見えませんでしたが麓の仙石原や周りの箱根外輪山を眺めゆっくり休んで頂上(13:35)を後にし南に下って仙石原に向かいました、中間あたりに水平道もありますが殆ど急坂の道なので途中幼子を連れて登って来た2組のファミリーに会いましたが流石に泣きべそ掻きながら登っている子もいました。

漸く舗装林道(14:39)に降り立ち緩い下り坂を進んで町の大通リに出てから公園のベンチで一休みしました、沢山の車が行き交う大通りを400m東に進んで今晩の宿 民宿「せりざわ荘」(15:05)にチェックインしました、早速温泉で汗を流し疲れを癒してから夕食に生ビールと冷酒で乾杯しました。

トータルタイム6時間、コースタイム4時間30分、≒12km、≒19.000歩でした、天気は曇りで時折日差しが照りつけ蒸し暑く今日も大汗を掻きましたが心良い疲れでした、何より当初の目的である「峠の正確な位置」と2ヵ所の「三等三角点」の確認が出来て万々歳のハイキングでした。

                   

                 HP URL outdoor (hacca

 

                    
    足柄峠(759m)にて        アキノキリンソウ       Ⅲ△「蝗場」(832.8m)

                            
       金時山頂上にて      Ⅲ△「金時山」(1,212.5m)      マツムシソウ