内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

覚悟の磨き方

2015年06月18日 | 日記


私の隠れ家の有る『東中野の駅』も最近は駅ビルが出来て、その中に『本屋さん』も入りました。 暑さを凌いだり綺麗なトイレでの用足しのついでに『本屋さん』をブラブラする事も多くなって来ました。・・・・で、ちょっと気になるタイトルの本を見付けて買ってきたのがこの本『覚悟の磨き方』と言う何やら小難しい本です。本の表紙の帯に『不安と生きるか。理想に死ぬか。』 後ろの帯には『後悔しない生き方とはなにか?』・・・・と!

あの幕末の英雄たちに大きな影響を与えた天才思想家『吉田松陰』に傾倒しきった若干30歳の青年『池田貴将さん』が記した本。・・・著者の30歳と言うところにまずは驚きの私です!



その『吉田松陰』の肖像画です。 一説にはこの肖像画は本人では無いとの事ですが・・・
奇しくもこの天才思想家・吉田松陰も『安政の大獄』に連座されて、若干30歳で死罪・短い命を終わらせました。その同年代の若者が書いたこの本の内容を要約すると六つのパートに分かれていてまず其の一は・・・『心・MIND』 動きながら準備する 二・・・『士・LEADERSHIP』 無駄を削ぎ落とす 三・・・『志・VISION』 慣れ親しんだ場所から出る 四・・・『知・WISDOM』 負けん気を育てる 五・・・『友・FELLOW 』 自分が先頭を切る 六・・・『死・SPIRIT』 終わりを意識する・・・・何やら難しそうですが読んでみると、成る程と!  でも今の時代に『覚悟』しなければなんて事はそうあるもんじゃ無いですよね! 特に私の様な凡人には・・・・



『松下村塾』です。 世界遺産登録が間近てすね! 『吉田松陰』は六畳と八畳の古びたこの民家で『幕末・明治維新の志士達』をここで指導していました。 『教えることは出来ないが、一緒に学びましょう・・・』と。ここから高杉晋作や久坂玄端や伊藤博文が巣立ってのはご承知の通りですよね、ちなみに我が母校の『日大』の創立者『山田顕義』もここ松下村塾の門下生でした。



放送中のNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』をたまに見ています。前半は『吉田松陰』が主人公で今は『久坂玄端』『高杉晋作』が主人公で物語もいよいよ佳境に入って来ました。皆んなまだうら若き二十歳代から三十歳前半の若者達です。 



そこに行くとこの私、もうすぐ『古稀』の七十歳・・・笑ったり・怒ったり・人の悪口で喜んだり・妬んだり・・・・『覚悟』しなきゃならない事とは程遠い気ままな毎日の今日この頃。気持ちだけは若い積りで開き直っての毎日でございます。

『覚悟の磨き方』 『池田貴将著』 サンクチュアリ出版より 一冊1500円。

『身はたとひ 武蔵野の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂』 吉田松陰の辞世の句です。 

後悔しない生き方なんて考えた事有りますか? 私は無いなぁ~
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