マフィアだって企業だって病院だって
ファミリーはファミリー~♪
「マラヴィータ」68点★★★☆
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フランス・ノルマンディー地方の田舎町に、
真夜中、ある一家が超してくる。
主人フレッド(ロバート・デ・ニーロ)に
妻(ミシェル・ファイファー)
17歳の美人娘(ディアナ・アグロン)に
14歳の息子(ジョン・ディレオ)。
一見、ごくフツーのアメリカ人一家に見える彼らだが、
実はフレッドはかつてマフィアのボスとして君臨。
いまはとある理由から
家族を連れて、隠れ家生活を送っているのだ。
しかし彼の家族はまた
くせ者揃いで――?!
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リュック・ベッソン監督×
マーティン・スコセッシ製作総指揮。
マフィアのような一家(=ファミリー)と
本物のマフィア(=ファミリー)のバトル
という騒動を描いたコメディで
徹頭徹尾、シャレが効いていて
けっこう笑いました。
この4人のファミリーは
気にくわなければスーパーを爆破する
短気な妻。
楚々としたお嬢に見えて、腕っぷし強い娘。
状況把握のうまい
頭脳担当の息子――と
かなり過激で常軌を逸した
最少構成員からなっており(笑)
一番おとなしげで、コミカルなのは
本物のマフィアである一家の主だったりする。
まあ、本気出したら
コワイんですけどね。
お目付役のFBI捜査官役に
トミー・リー・ジョーンズを配するなど脇固めも厚く、
シビアな怖さも、ときどきにじむ。
そんなに
マフィア映画詳しくないんですが、
さすがに知ってるネタもありで。
知らずとも
十分楽しめるし、過去作への愛を感じるとは思います。
その筋が好きなかたは
もっともっと楽しめるでしょう。
★11/15(金)からTOHOシネマズ有楽町ほか、全国で公開。
「マラヴィータ」公式サイト