想像以上に、よかったですねえ。

「ペンギン夫婦の作りかた」71点★★★★




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東京でフリーライターをしている歩美(小池栄子)は、
同じく東京の出版社でカメラマンをしている
中国人男性ギョウコウ(ワン・チュアンイー)と出会い、国際結婚する。



が、ギョウコウが勤めていた出版社が倒産!

まあなんとかなるさ、と
どっしり構える歩美は
気晴らしに沖縄・石垣島に旅行を提案する。


く
そしてすっかり島が気に入った二人は
さっそく移住を決意。
島での暮らしが始まったのだが――?!



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“食べるラー油”ブームの火付け役

石垣島ラー油を生み出した
実在夫婦の自伝を基にしたお話。

番長は個人的にもファンで

毎年取り寄せており(笑)
お二人のバックボーンもなんとなーくは知っていた。

でも、こういう映画になるとは
ちょっと思わなかった。

もっと
ほんわか、ふんわか、に終始するのかと思ったら
意外にサスペンスな雰囲気?!(笑)もあり
帰化申請と夫婦の成り立ち、
さらにラー油の成り立ちをうまく絡めた脚本がしっかり締まっていて、
雰囲気だけの映画になってない。


それに
しっかり者の妻・小池栄子と、
優しいけれど、たまに見せる顔に“大陸系”な男っぽさのある
台湾俳優ワン・チュアンイーの息がとても合ってました。



彼がイケメンではなく
しかし角度によっては松田優作に見え・・・なくもない
素朴系なルックスであるのも加点材料。


料理、部屋などの美術もオシャレすぎてないし、
憧れの移住先が、住めばやがて日常になって
少~し熱が冷めていく様子、
ピーカンじゃなく、ちょっと曇りがちな石垣島の空も風景も
すごーく自然でリアルだと思いました。

(意外と、そんなに晴れないんだよね。笑

ただひとつ、異常にお腹が空いてくるので注意!

帰りは絶対中華ですぞ。



★10/20(土)から全国で公開。
「ペンギン夫婦の作りかた」公式サイト