(大雪とインフルエンザの為、レビューは遅れ気味、簡略にさせていただいています)
ロクでもない親族を持った老人の可哀そうな死の真相だった……
~大手家具メーカーの会長・矢部泰造(勝部演之)の言~
長女・初子……資産がある事が何より自慢の高慢ちきな女
長女の夫・要…金にしか興味のない全くの俗物
次女・継子……エキセントリックで底意地が悪い
次女の夫・寛…金にだらしのないヤサ男
孫・大輔………三流大学で二度も留年した頼りない奴だが、気持ちは優しいところがある
孫・唯香………気が強すぎるのが玉に傷だが、美人で頭の良い
「幸いふたりの孫は親に似ず、それなりに真っ当に育ってくれた」とも
娘夫婦たちは、泰造の財産が財団に流れることを嫌がり、泰造の死を願っていた。
夜中に泰造の妻の声に似せた初子の声を聴かせ、ショック死、あるいは不安にならせようという細工を仕掛けた。
その計画を知った孫の大輔と唯香は、泰造に計画を知らせた。
計画決行の夜、泰造はスマートフォンの操作を習おうと大輔を呼んだが、大輔の到着が遅かったので、あきらめて風呂に入り、風呂上り後にヒートショックを起こし死亡。大輔を待ったので、いつもより遅い時刻の入浴がヒートショックの誘因。
その死の間際、自力で救急車を呼ぼうとしていた泰造から電話機を取り上げたのが大輔だった。(黒電話なので電話器と書いた方がいいのかも)
★情けない犯行動機
留学の費用を出してもらえなかったからって……
友人たちは1500万円をホイホイ出してもらっていたそうだが、う~ん……
優しさとか、思いやりも問題だが、そもそも、計算もできないバカ孫だった。
逆恨みで祖父を殺害しても、1500万円は手に入らないし、今後も貰えたであろう小遣いも手に入らなくなる。将来的には、遺産だってもらえるはずで、殺害するのはリスクしかない。
せめて、当日、現場に遭遇しても、電話機を取り上げず、隠れて見過ごせばよかった。自力で救急車を呼べたかは微妙であったし、もし、呼べたとしても、救急隊が間に合うかも難しい状況だった。
あの苦しむ表情を見ても、助けずに邪魔をするなど、言語道断の非道の所業であるが……
埃や泰造の倒れ方に関する推理などは細かく、登場人物やドラマとしてのストーリーは面白かったが、人物設定や行動に無理があり、推理ドラマとしては残念だった。
太田愛氏の脚本らしく、優しさ微増の特命係だったが、殺害状況の偶然性が大きかった(ヒートショック、大輔の到着タイミング)。
伊丹・芹沢の捜一コンビが登場しなかったのは珍しいのではないだろうか?
泰造を演じた勝部演之さんは、「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」(2000年6月3日。土曜ワイド劇場、これが相棒の本当の初回で原点です)の捜査一課の係長・金子警部で出演されています。
せめて、ゲスト扱いして欲しかったです。
第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
第9話「目撃しない女」
第10話 元日SP「サクラ」
第11話「ダメージグッズ」
第12話「暗数」
第13話「いわんや悪人をや」 前編(300回記念スペシャル)
第14話「いわんや悪人をや」 後編(300回記念スペシャル)
【ストーリー】番組サイトより
ホームレス探偵vs特命係!?
資産家死亡の陰に骨肉の遺産争いが
パチンコ店の景品交換所で400万円を奪った男が、逃走中に事故死する事件が発生。その金をネコババしたホームレスの東大寺雅夫(勝矢)は、老人が病死したという“事故物件”を借りる。と、金を隠そうと開けた天井裏から、『この手記が発見される時、私はすでに殺されている』から始まる不穏な手記を発見する。
筆者は、大手家具メーカーの会長・矢部泰造(勝部演之)で、『犯人を見つけた者には謝礼を支払う』と書いてあったことから、東大寺は密かに犯人捜しを決意する。
いっぽう、消えた400万円を捜索していた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、「最近、羽振りがいいホームレスがいる」という情報を得て、東大寺のアパートを訪れる。東大寺が何か隠していることを察した2人は、周辺の情報を収集。すると、元の借り主である泰造の一族が相続を巡って揉めていたことが判明。親族一同が暮らす矢部邸を訪ねると、門前には挙動不審の東大寺の姿があり…!?
不穏な手記を残した資産家は病死か、他殺か?
遺産を狙う“華麗なる一族”には裏の顔が!
ホームレス探偵と右京、推理合戦の行方は…!?
ゲスト:勝矢
脚本:太田愛
監督:権野元
ロクでもない親族を持った老人の可哀そうな死の真相だった……
~大手家具メーカーの会長・矢部泰造(勝部演之)の言~
長女・初子……資産がある事が何より自慢の高慢ちきな女
長女の夫・要…金にしか興味のない全くの俗物
次女・継子……エキセントリックで底意地が悪い
次女の夫・寛…金にだらしのないヤサ男
孫・大輔………三流大学で二度も留年した頼りない奴だが、気持ちは優しいところがある
孫・唯香………気が強すぎるのが玉に傷だが、美人で頭の良い
「幸いふたりの孫は親に似ず、それなりに真っ当に育ってくれた」とも
娘夫婦たちは、泰造の財産が財団に流れることを嫌がり、泰造の死を願っていた。
夜中に泰造の妻の声に似せた初子の声を聴かせ、ショック死、あるいは不安にならせようという細工を仕掛けた。
その計画を知った孫の大輔と唯香は、泰造に計画を知らせた。
計画決行の夜、泰造はスマートフォンの操作を習おうと大輔を呼んだが、大輔の到着が遅かったので、あきらめて風呂に入り、風呂上り後にヒートショックを起こし死亡。大輔を待ったので、いつもより遅い時刻の入浴がヒートショックの誘因。
その死の間際、自力で救急車を呼ぼうとしていた泰造から電話機を取り上げたのが大輔だった。(黒電話なので電話器と書いた方がいいのかも)
★情けない犯行動機
留学の費用を出してもらえなかったからって……
友人たちは1500万円をホイホイ出してもらっていたそうだが、う~ん……
優しさとか、思いやりも問題だが、そもそも、計算もできないバカ孫だった。
逆恨みで祖父を殺害しても、1500万円は手に入らないし、今後も貰えたであろう小遣いも手に入らなくなる。将来的には、遺産だってもらえるはずで、殺害するのはリスクしかない。
せめて、当日、現場に遭遇しても、電話機を取り上げず、隠れて見過ごせばよかった。自力で救急車を呼べたかは微妙であったし、もし、呼べたとしても、救急隊が間に合うかも難しい状況だった。
あの苦しむ表情を見ても、助けずに邪魔をするなど、言語道断の非道の所業であるが……
埃や泰造の倒れ方に関する推理などは細かく、登場人物やドラマとしてのストーリーは面白かったが、人物設定や行動に無理があり、推理ドラマとしては残念だった。
太田愛氏の脚本らしく、優しさ微増の特命係だったが、殺害状況の偶然性が大きかった(ヒートショック、大輔の到着タイミング)。
伊丹・芹沢の捜一コンビが登場しなかったのは珍しいのではないだろうか?
泰造を演じた勝部演之さんは、「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」(2000年6月3日。土曜ワイド劇場、これが相棒の本当の初回で原点です)の捜査一課の係長・金子警部で出演されています。
せめて、ゲスト扱いして欲しかったです。
第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
第9話「目撃しない女」
第10話 元日SP「サクラ」
第11話「ダメージグッズ」
第12話「暗数」
第13話「いわんや悪人をや」 前編(300回記念スペシャル)
第14話「いわんや悪人をや」 後編(300回記念スペシャル)
【ストーリー】番組サイトより
ホームレス探偵vs特命係!?
資産家死亡の陰に骨肉の遺産争いが
パチンコ店の景品交換所で400万円を奪った男が、逃走中に事故死する事件が発生。その金をネコババしたホームレスの東大寺雅夫(勝矢)は、老人が病死したという“事故物件”を借りる。と、金を隠そうと開けた天井裏から、『この手記が発見される時、私はすでに殺されている』から始まる不穏な手記を発見する。
筆者は、大手家具メーカーの会長・矢部泰造(勝部演之)で、『犯人を見つけた者には謝礼を支払う』と書いてあったことから、東大寺は密かに犯人捜しを決意する。
いっぽう、消えた400万円を捜索していた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、「最近、羽振りがいいホームレスがいる」という情報を得て、東大寺のアパートを訪れる。東大寺が何か隠していることを察した2人は、周辺の情報を収集。すると、元の借り主である泰造の一族が相続を巡って揉めていたことが判明。親族一同が暮らす矢部邸を訪ねると、門前には挙動不審の東大寺の姿があり…!?
不穏な手記を残した資産家は病死か、他殺か?
遺産を狙う“華麗なる一族”には裏の顔が!
ホームレス探偵と右京、推理合戦の行方は…!?
ゲスト:勝矢
脚本:太田愛
監督:権野元