英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

日銀金融政策「1%をメドに」…“メド”って……

2023-11-02 11:53:44 | 時事
日銀が長期金利の上限を「1%をめど」に金融緩和策を修正した……らしい。
 ええと……確か、「長期金利を1%を上限」とか言っていたような……同じなのでは?

 でも、違うらしい。
NHK「news web」の記事を読むと……
「日銀は、31日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を維持した上で、長期金利の上限を「1%」に厳格に抑えるとしてきたこれまでの運用を改めて上限を「1%をめど」に見直し、金融政策の運用をより柔軟化することを決めました。長期金利が1%を超えても一定水準までは金利の上昇を容認する方針です」

 こんなの海外の人々には解読不能な言い回しだ。
 そもそも、「めど(目処、目途)」の使い方が違うような気がする。「目標」とか「見通し」とか「目安」だったと思うが、「目安」という意味だとしても、《1%を超えても一定水準までは金利の上昇を容認〉というのは、幅を持たせ過ぎだろう


 前回の金融政策会議後の記者会見での植田総裁の言い回しも微妙で、金融緩和策を若干修正したものの、逆に円安の方に動いた。
 今回も、《米国の金利政策などとの兼ね合い》や、《日銀が「円買い・ドル売り」の為替介入をしていないことが明らかになったため、安心して「円売り・ドル買い」の動きが強まった》のが要因だという。

 前総裁の時も「○ろだ、いい加減にしろよ!」と超金融緩和策に怒りを感じたが、やはり「○えだ、いい加減にしろよ」と言いたくなる。
 日銀や政府は円安を容認しているのだろう。

素人考えだが……
【円安のデメリット】
・原材料や原油などの輸入価格が高くなり、物価が上がる。工場などの経営も苦しくなる。
・外国人労働者の仕送りの価値が、円安によって下がる。1ドル120円→150円の場合、仕送り100,000円は80,000円に目減りしてしまう。その結果、日本離れ。また、これから日本で働こうと思っても、相対的に日本の賃金が低いので、日本を選択しないようになる。
【円安のメリット】
・自動車などの輸出産業は有利になる
・円安で割安になるので、海外からの観光客が増える。割安で買い物量も増える。
 (オーバーツーリズムの懸念のデメリットもある)


 円安のメリット・デメリットは表裏一体で、プラスマイナスはゼロと考えているのだろう。
 ただし、円安のメリットは一部の者だけ。その一部の者だけ賃金が増え、さらに物価が上がれば良いとか、考えているのかもしれない。

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