正直、あまり書く気が起きない。
内村選手の終末技について
最終種目のあん馬で内村の降り技が乱れた。
崩れた状態だったので、C難度点の0.3と終末技点の0.3の点数が認められなかった。「終末技はD難度以上でなければいけない」という規定があり、C難度だと0.3点、A、B難度では0点。
なので、判定の焦点はC難度を確保する倒立姿勢にあったかどうかである。これは、技の解釈や規定の誤用という問題ではなく、技が実施されているかどうかの問題なので、普通は抗議しても覆るはずのものではない。もし、覆ったら競技として成り立たなくなる。
明らかに倒立姿勢を保持していたのならともかく、「あの崩れ方なら技として認めない」という方が妥当に思える。もし、C難度と判定するのなら、E得点(技の完成度)で減点しなければならず、C難度が認められても単純に0.6加算されるのは変である。
しかし、最初の内村の得点から考えると、E得点で減点されていたのではないかと考えられる。こう考えると、日本チームの抗議は「終末技がE得点で減点されたなら、難度点と終末技点を認めるべきである」と主張したのではないか?
こう考えると、審判団の不手際だったと思えてくる。
内村選手の発言について(地元の歓声に巻き込まれた)
英国は紳士の国と言うらしいが、それは過去のものであった。そう言えば、「フーリガン」の本拠地でもあった。
イギリス選手の演技をほとんど観ていないので、何とも言えないが、過去の実績からすると異常に高かったのではないかという疑問がある。採点競技の場合、観客の声援の後押しというものが、体操競技に限らず存在するようだ。
ま、それはともかく、英国民の体操を観る態度は酷い。
あん馬は傍目(素人目)には地味でつまらないということもあるが、日本選手が演技を終えてもほとんど拍手がなかった。それどころか、内村の演技中にもかかわらず、英国選手の演技や得点に大歓声。
内村のコメントは言い訳に聞こえるかもしれないが、観客のマナーについて言っておくべきと判断したのだろう。
内村選手の体調と負担
あん馬は少しのバランスの乱れでも、落下に繋がる油断の出来ない種目である。わずかなバランスの崩れは力で何とか持ちこたえることができるが、かなり力を消耗してしまう。
今回(いつもであるが)は、内村は全種目演技。通常の内村なら、何と言うこともないが、体調不良(に見える)内村では、かなり負担が大きいように思えた。あん馬が最終種目で、非常に不安を感じた。
落下を防ぐため、かなり力を消耗した内村。最後に力尽きた。
個人総合までの回復を祈りたい。
結局、内村の負担が大き過ぎるという日本の弱点が如実に表れてしまった。ただ、収穫もあった。若い加藤が安定した切れのある演技を続けた。代表選考会時より、格段と実力がアップしたように思う。男子個人メドレーの萩野選手と同様、若さの可能性(躍進度)は素晴らしい。
内村選手の終末技について
最終種目のあん馬で内村の降り技が乱れた。
崩れた状態だったので、C難度点の0.3と終末技点の0.3の点数が認められなかった。「終末技はD難度以上でなければいけない」という規定があり、C難度だと0.3点、A、B難度では0点。
なので、判定の焦点はC難度を確保する倒立姿勢にあったかどうかである。これは、技の解釈や規定の誤用という問題ではなく、技が実施されているかどうかの問題なので、普通は抗議しても覆るはずのものではない。もし、覆ったら競技として成り立たなくなる。
明らかに倒立姿勢を保持していたのならともかく、「あの崩れ方なら技として認めない」という方が妥当に思える。もし、C難度と判定するのなら、E得点(技の完成度)で減点しなければならず、C難度が認められても単純に0.6加算されるのは変である。
しかし、最初の内村の得点から考えると、E得点で減点されていたのではないかと考えられる。こう考えると、日本チームの抗議は「終末技がE得点で減点されたなら、難度点と終末技点を認めるべきである」と主張したのではないか?
こう考えると、審判団の不手際だったと思えてくる。
内村選手の発言について(地元の歓声に巻き込まれた)
英国は紳士の国と言うらしいが、それは過去のものであった。そう言えば、「フーリガン」の本拠地でもあった。
イギリス選手の演技をほとんど観ていないので、何とも言えないが、過去の実績からすると異常に高かったのではないかという疑問がある。採点競技の場合、観客の声援の後押しというものが、体操競技に限らず存在するようだ。
ま、それはともかく、英国民の体操を観る態度は酷い。
あん馬は傍目(素人目)には地味でつまらないということもあるが、日本選手が演技を終えてもほとんど拍手がなかった。それどころか、内村の演技中にもかかわらず、英国選手の演技や得点に大歓声。
内村のコメントは言い訳に聞こえるかもしれないが、観客のマナーについて言っておくべきと判断したのだろう。
内村選手の体調と負担
あん馬は少しのバランスの乱れでも、落下に繋がる油断の出来ない種目である。わずかなバランスの崩れは力で何とか持ちこたえることができるが、かなり力を消耗してしまう。
今回(いつもであるが)は、内村は全種目演技。通常の内村なら、何と言うこともないが、体調不良(に見える)内村では、かなり負担が大きいように思えた。あん馬が最終種目で、非常に不安を感じた。
落下を防ぐため、かなり力を消耗した内村。最後に力尽きた。
個人総合までの回復を祈りたい。
結局、内村の負担が大き過ぎるという日本の弱点が如実に表れてしまった。ただ、収穫もあった。若い加藤が安定した切れのある演技を続けた。代表選考会時より、格段と実力がアップしたように思う。男子個人メドレーの萩野選手と同様、若さの可能性(躍進度)は素晴らしい。
本当にわずかな点争いでしたね。
内村選手も、緊張しない・・と言っても、これだけ注目されて、思う事も多々あると思います。
体操や、スケートは、ちょっとしたミスで影響大なので、選手の精神面は、かなりのものでしょうね。
見ている方も、ドキドキします。
内村選手、金とったのですね。
お見事です。
肩の荷降りたでしょうね。
本当によかったです。
内村選手の体調の悪さが、チームに不安感を漂わせ、ミスを誘発したように思います。山室選手の怪我も痛かったです。
本来ならば、中国に勝って金メダルをと思っていたところ、得点に抗議をしての薄氷の銀メダル獲得は、無念さと後味の悪さが大きかったと思います。
まったく、縁もゆかりもない私でさえ、「なんでこんな2位争いを?」という思いでいっぱいです。
いつもは、いい頃加減のところで、寝るのですが、昨夜は最後まで、ドキドキしながら観ていました。特に、失敗の続いたあん馬と、離れ業の多い鉄棒は、心臓に悪いです。「とにかく、落下せずに無事終わってくれ!」と祈りながら観ていました。
内村選手の頬のこけた顔は相変わらずですが、若干、顔色は回復していたように思いました。
他のライバルたちも、凄い演技をするのですが、内村選手はその技の切れや大きさなどの質の高さと、安定感は他の選手を寄せ付けませんでした。
金メダルを取ってくれたおかげで、寝不足と暑さに耐えられました。