昨日はひどい嵐でした(北日本は今日も荒れていると思います)。
爆弾低気圧によるものでした。嵐の性質としては、春一番と同じです。春一番は春分の日までと定義されている為、そう呼ばないだけだと思われます。
嵐の前は5月の陽気で、非常に暖かい空気が残っており、そこへ真冬並みの寒気を引き連れた低気圧がやってきたので、猛烈に発達したわけです。春一番の場合は、暖かい空気といっても4月中旬ぐらいのものなので、暖気のレベルが違ったので、今回の方がより強烈に発達したのです。
北陸の場合は、南よりの風は、山越えになるのでそれほど強烈にはならないのですが、昨日の場合は猛烈に吹き荒れました。近くの中学校の校庭の木が倒れ掛かったり、街中のビルの大ガラスが割れたり、トタンがはがれて飛んできたりと大変でした。
太平洋側の地域は、南風だけで済むのですが、日本海側は低気圧や寒冷前線通過後は冬型の気圧配置になるので、冬の嵐になります。
この冬の嵐は、12月初旬によく発生します。いわゆる「雪起こしの雷」というやつです。12月初旬は寒いのですが、まだ晩秋の暖かい空気が残っているので、やはり低気圧が日本海で猛烈に発達し、雷を伴って半日以上嵐が吹き荒れます。寒気自体はそれほどではないので、大雪にはなりませんが、雷がものすごいです。昨日の場合は、雷はありませんでしたが。
昨日は午前中から昼過ぎまでは春の嵐、そのあと夜更けまで冬の嵐でした。
↑午後2時のレーダー(全国)のものです。南北に黄色や赤の発達した雨雲が見えます。寒冷前線による雲です。
拡大して、時間を追ってみます。
午後2時→3時→4時と西から東へ移動していきました。福井県上空に差し掛かった所では、やや雨雲が分散しましたが、地上でも降り方が変化したので、寒冷前線の通過を感知できました。
これが通過前です。遠くの山が見えます。
通過時の猛烈な雨風です(写真ではよく分かりませんが)。この時、先ほど見えていた山は、全く見えません。
30分後、前線が通過して雨が止み、山が綺麗に見えます。
前線通過前から、急激に気温が下がり、風向きも北西に変わります。
寒冷前線通過までは南寄りの風が猛烈に吹いて、通過後やや弱まり、冬型の気圧配置になって西(北西)の風が吹き荒れました。
各地で、影響や被害が出たようです。皆さん、大丈夫でしたか?
電車は 止まってしまって降りるに降りられず
kouは同じ駅に1時間足止め・・
主人もたどりつけず 暴風雨のなか 迎えに行くのも めちゃくちゃ怖かったですよ・・
確かに、風で車が揺さぶられました。
トラックがひっくり返るぐらいですからね。
>越廼付近は通行止
気象情報では、波の高さは7~8mという予想が出ていたと思います。実は、ちょっと見てみたいと不埒なことを考えていました。
関東地方は(北陸も)帰宅時間と重なったので、大変でしたね。
息子さんも、旦那さんも、koumamaもお疲れさまでした。
乗った電車が止まるというのは、運が悪いですね。ずっと立っていたのかなあ。
強風だったけど、早めにうちでまったりしてたので、死者がいるほどの被害に、驚きました。自然の力には逆らえませんね。翌日は、桜のつぼみが落ちてました。咲く前にもったいない・・・
字数は自慢?できるかも。ランキングの記事は2万字を超えました。
強風はすごかったです。でも、今日は無謀運転で肝を冷やしたので、自然も怖いが人も怖いなあと実感しました。車のナンバーは書き留めたので、そのナンバーを公開しようかと思いました。
落ちてしまった桜のつぼみは無念だったでしょうね。かわいそうに。