英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

直近1年のタイトル実績(活躍度)ランキング

2019-10-09 14:00:25 | 将棋
 以前、年度ごとの「活躍度ランキング」というものを作っていましたが、今回はそれとは別です。(「活躍度ランキング」も作りたいと思っていますが…)

 現在、2019年10月9日ですが、直近1年間(2018年10月頃~2019年10月初旬)をランキング期間。
 タイトル戦としては王将リーグ、竜王戦7番勝負(2018挑戦者決定トーナメントは対象外で今期のトーナメントを対象とする)~王座戦決着まで。


(便宜上、1位~4位で表示、段位等は省略。トーナメント表やリーグ表を掲示するのは大変なもので…)
≪直近より遡って表示≫
竜王戦 挑戦権:豊島 次点:木村 ベスト4:渡辺、永瀬   〇広瀬-羽生(前年度)
王座戦 挑戦権:永瀬 次点:豊島 ベスト4:羽生、佐藤天  ○永瀬-斉藤
王位戦 挑戦権:木村 次点:羽生 ベスト4:永瀬、菅井   ○木村-豊島 (永瀬、菅井は紅白リーグで同率決戦敗退)
棋聖戦 挑戦権:渡辺 次点:郷田 ベスト4:久保、菅井   ○渡辺-豊島
叡王戦 挑戦権:永瀬 次点:菅井 ベスト4:渡辺、郷田   ○永瀬-高見
名人戦 挑戦権:豊島 次点:羽生 3位広瀬 4位糸谷    ○豊島-佐藤天
(各組昇級者 渡辺、木村、千田、永瀬、近藤誠、杉本、及川、佐藤和、石井)
棋王戦 挑戦権:広瀬 次点:佐藤天 ベスト4:黒沢、三浦  ○渡辺-広瀬
王将戦 挑戦権:渡辺 次点:糸谷 3位広瀬 4位豊島    ○渡辺-久保


【ポイント算出基準】
・タイトル挑戦…4点、次点…2点、3位4位…1点、タイトル奪取(防衛)はプラス2点
・順位戦昇級者には1点
・タイトルの軽重は無し
・各タイトル棋戦で《どれだけ勝ち上がっているか》を重視したポイント換算



ベスト10(同点8位が3棋士)
8位 郷田九段 3点
  棋聖戦次点、叡王戦ベスト4  今年度成績 8勝 9敗、勝率0.471
8位 佐藤天九段 3点
  棋王戦次点、王座戦ベスト4  今年度成績 9勝13敗、勝率0.409
8位 糸谷八段 3点
  王将次点、A級4位      今年度成績 6勝 5敗、勝率0.545
7位 菅井七段 4点
  叡王戦次点、王位戦ベスト4、棋聖戦ベスト4  今年度成績 14勝11敗、勝率0.560
6位 羽生九段 5点
  A級2位、王位戦次点、王座戦ベスト4  今年度成績 17勝10敗、勝率0.630

5位 広瀬竜王 8点
  竜王奪取、棋王挑戦、A級3位、王将3位  今年度成績 8勝 2敗、勝率0.800
4位 木村王位 9点
  王位奪取、竜王次点、A級へ昇級  今年度成績 16勝13敗、勝率0.552
3位 豊島名人 13点
  名人奪取、竜王挑戦権獲得、王座戦次点、王将4位  今年度成績 25勝12敗、勝率0.676
2位 永瀬叡王・王座 15点
  叡王奪取、王座奪取、竜王ベスト4、王位ベスト4、B1へ昇級  今年度成績 20勝10敗、勝率0.667
1位 渡辺棋王・王将・棋聖 17点
  王将奪取、棋聖奪取、棋王防衛、竜王ベスト4、叡王ベスト4、A級へ昇級  今年度成績 18勝4敗、勝率0.818


 郷田九段は健在ぶりを示す。流石である。
 菅井八段もあと一歩でタイトル戦登場を逃がしているが、実力があることを示している。
 羽生九段は「衰えたか?」と言われているが、冷静に見ると一流の成績。
 広瀬竜王は意外な上位。活躍が昨年度というのがそのイメージの要因だが、今年度も8勝2敗と高勝率(でも対局数が少ないなあ)。

 トップ4の活躍ぶりは抜きんでている。
 木村王位はついに開花!王位奪取だけでなく竜王戦や順位戦でも好成績。豊島名人との10番勝負(王位、竜王位挑戦者決定戦)を5勝5敗の五分は見事!
 豊島名人の実力は疑う余地なし。この1年の実績も特級だが、棋聖、王位と連続失冠は残念
 永瀬叡王・王座はその実績も当然評価されるが、将棋を観戦していると「永瀬二冠に勝つのは本当に大変だなあ」と思う
 渡辺三冠はここ数年の低迷が嘘のような強さ。竜王九連覇の頃より一段レベルが上の強さだ。


 今年度後半戦は、広瀬竜王vs豊島名人の“竜王名人対決”、最強メンバーの王将リーグ、渡辺三冠の順位戦無敗街道爆走中など注目点が多く、楽しみである。
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監察医 朝顔  特別編 〜夏の終わり、そして〜

2019-10-09 12:32:33 | ドラマ・映画
 原作がそうなのか、脚本家などの制作サイドがそうなのかは分からないが……
≪朝顔周辺の人間ドラマを描きたかったんだろうなあ≫という印象が強く残った

 それがテーマであることは否定はしないというより、評価できる内容だった。
 しかし、“特別編”と銘打つなら、それに値するだけの“掘り下げ”が欲しかった。“総集編”の域を全く出ていない内容だった。

 新たなシーンは少なかった。その新たなシーンも本編収録したが、収めきれなかったシーンと思われるものが多かった。
 丸屋(杉本哲太)と伊東(三宅弘城)のコントもハチャメチャで、ふたりは過去のエピソードを挿入するための小道具と化していた。

 今回の高齢者の遺体の死因解明も、過去のエピソードの導入でしかなかったように感じた。

 『科捜研の女』的に突っ込めば衣服、靴底の土などの遺留物、胃の内容物(たぶん残っていなかったと思われるが)、遺体付近の防犯カメラや聞き込みなどの検証シーンは皆無で、監察医に頼り過ぎ!
 解剖にしても、再解剖で骨髄の造血機能の不全が発見され、ネグレクトに遭っていた可能性を指摘したが、遺体の様子から栄養失調の所見はできたはず。栄養失調、造血不全なのに、血液検査で異常はなかったのだろうか?

 結局、いつもの如く、ネグレクトを指摘した後は、置き去りにされてしまった………


 朝顔と桑原(風間俊介)の初対面シーンも、ただ同情して涙を流すのではなく、ネグレクトに遭っていた兄妹のその後のケアをしていたなどの桑原の良いところも見せないと駄目なのでは?

第1話第2話第6話第7話第8話第10話最終話


【ストーリー】番組サイトより
 朝顔(上野樹里)は平(時任三郎)、桑原(風間俊介)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、震災以来、行くことができなくなっていた母・里子(石田ひかり)の生まれ故郷を訪れて祖父の嶋田浩之(柄本明)とも再会し、新たな1歩を踏み出す。

 そんな朝顔が、ある日、興雲大学法医学教室に出勤すると光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、熊田(田川隼嗣)、丸屋(杉本哲太)、絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)らがミーティングの準備をしていた。
 この日、運ばれてきたのは推定70歳から80歳の高齢者の遺体で、外傷もなく、身元につながる物は一切身につけていなかった。また、指紋を調べても何も出ず、歯も1本もない状態だった。山倉(戸次重幸)、森本(森本慎太郎)、江梨花(坂ノ上茜)ら野毛山署強行犯係は、少しでも遺体について何か分かるよう、解剖に一縷の望みをかけていた。
 主任教授の茶子(山口智子)が不在のため、朝顔と藤堂が解剖にあたった。あまりにも手がかりの無い遺体を前に、朝顔が思い出したのはあの事件だった……。

 果たして、朝顔たちは遺体の身元を究明できるのか?そして、遺体に秘められた悲しすぎる真実とは?さらに、朝顔と桑原が出会うこととなった、事件とは?

原作:(作)香川まさひと (画)木村直巳 (監修)佐藤喜宣
脚本: 根本ノンジ 
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