英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

将棋雑感 王将戦挑戦者決定リーグ

2010-10-09 16:59:13 | 将棋
 王将リーグが始まりました。
 メンバーは、ランキング1位から羽生名人、佐藤九段、深浦九段、森内九段、そして、5位に2次予選を勝ち抜いた渡辺竜王、三浦八段、豊島五段とそうそうたるメンバーだ。
 佐藤九段は昨年A級から陥落してしまったが、実力的にはA級上位と言っても語弊はないであろう。
 深浦九段にしても現在B級ではあるが、今夏まで王位を3期保持していたトップ棋士。
 豊島五段もC級1組在位ではあるが、昨年度は勝率、勝利数1位、通算勝率も118勝45敗の.724と対局数100以上の棋士では、羽生名人の.725に次ぐ2位(7割を超えているのはこの2者だけ)。20歳、若手の旗頭といえる。昨年は惜しくも陥落してしまったが、再度のリーグ入りは実力の証明と言えよう。
 とにかく、すごいメンバーでA級順位戦にまったく引けをとらない。……って、このメンバー、昨年と比べて、王将位を奪取した久保二冠に替わってリーグに落ちた羽生名人以外、まったく同じメンバー。
 ちなみに昨年は、久保棋王が5勝1敗で挑戦権獲得、佐藤九段が4勝2敗、深浦王位と森内九段が3勝3敗(ここまでが残留、タイトルは当時)、渡辺竜王、三浦八段、豊島五段は2勝4敗で陥落であった。
 最終局を前にして陥落の3人は決定してしまったが、残留した4人すべてに挑戦者、あるいはプレーオフ進出の可能性があった大激戦であった。豊島五段の2勝は、渡辺竜王と三浦八段。久保棋王の1敗は三浦八段。

 さて、豪華なリーグ戦のメンバーだが、2次予選も厳しいメンバーがそろっていた。
 1組は、渡辺竜王、藤井九段、屋敷九段、井上八段、北浜七段、飯塚七段で、リーグ入り決定戦は渡辺-藤井であった。
 2組は、郷田九段、高橋九段、三浦八段、鈴木八段、山?侮オ段、戸辺六段で、決定戦は三浦-鈴木であった。
 3組は、谷川九段、丸山九段、木村八段、阿部八段、杉本七段、豊島五段で、決定戦は豊島-丸山であった。
 豊島五段は、谷川九段、丸山九段を連破している。今期は2次予選の2回戦(準決勝)からの登場であったが、昨年は1次予選では、福崎九段、糸谷五段、阿部八段、南九段、2次予選では横山五段、高橋九段、藤井九段を破っている。
 ちなみに藤井九段は3年連続決定戦で敗退、その前2年はリーグ入り(陥落)、さらにその前年は決定戦で敗退している。相性が良いと言うか、悪いと言うか……


 今期は1回戦が終了。
 ○羽生-森内● ○深浦-三浦● ○渡辺-豊島● (佐藤は空き番)

 好勝負がバンバン行われるリーグであるが、ネット中継がないのが非常に残念。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする