英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『MR.BRAIN』 第3話「透明人間が仕掛けた連続殺人!」

2009-06-08 13:59:00 | ドラマ・映画
 今回は、ちょっと、イマイチ……それ以下かなあ。

 今回のお題は『透明人間』。
こういうお題で、事件を作れという脚本の組み立てなのでしょうか。『キイナ』を彷彿させます。

 興味を湧かせるようなタイトルも『キイナ』風。それに、「透明人間が仕掛けた連続殺人」て、反則ギリギリでしょう。2つの殺人があたかも同一犯であるようにミスリードさせています。

 で、監視カメラの死角ですか……しょぼい。まあ、最先端の機器や設備と最新理論を肩透かしさせるのも、このドラマの狙いかもしれないので、これはこれでいいのでしょう。

 しかし、第2の殺人の動機があまりにも薄い。裏金を受け取っていたことの発覚を恐れて婚約者を殺害ですか? 例え、うまく殺害できたとしても、他から発覚する怖れもありますし、「その危険性」+「婚約者を失う」というリスクの方が遥かに裏金受領発覚のリスクより大きいです。
 殺害を一瞬ためらったため、脳損傷に留まったけれど、それが言語部位であるというのも、かなりのご都合的展開。
 九十九(木村拓哉)がネズミ(ハムスター?)を追い掛け回して、偶然その廊下全部、監視カメラの死角に入るというのも苦しい。だいいち、ネズミを追っかけるのに、なぜ、壁にへばり付くのでしょう?

 それに、犯人は、なぜ、特定しやすい凶器を使ったのでしょう?

 恒例?の、逆説的(皮肉的)証拠は、
「あなたは透明な犯罪者を演じて、自分を透明にしすぎたんですよ」
 姿を隠しすぎて、映るべきところで映っていなかった……「映っていなかったことが証拠」というのも、けっこう使われたパターンです。(過去の刑事モノとかぶるのは仕方がないですが)

★今週の脳科学
 「脳が疲れたときには、尻とりでリフレッシュ」
 ですが、個人的には、かえって疲れそうな気がします。

 九十九と和音(綾瀬はるか)と船木(平泉成)のしり取りは、面白かったです。
1音防御…「根っこの根」って、かえって面倒くさい気もします。
「き」攻撃…「○○機」「△△器」というのは、けっこうあるかもしれません。普段から練習しておけば有効かもしれません。

☆小市慢太郎(千原医師役)さんは、『BOSS』第7話の東郷英憲役(カプセルで殺された)で出演していました。

 間をおかずに2つの刑事ドラマに出演するのは、川上麻衣子さん(『臨場』『ハンチョウ』)、松重豊さん(『MR.BRAIN』『二重裁判(月曜ゴールデン)』)と、今クールは多いような気がします。

 
コメント (2)
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