27日、防衛庁と自衛隊を結ぶ通信ネットシステムに、ハッカーが侵入し、陸上自衛隊のシステムが被害に遭っていた との報道がありました。
2011年の防衛産業に対する大規模なハッカー攻撃(情報盗取)、近年続いている金融機関へのハッカー攻撃(違法送金)、そして今回の、堅牢な防衛庁/自衛隊への侵入へと、ハッカーは広範囲に攻撃先を広げている。ハッカーは国家絡みでしょう。あの国の仕掛けでしょうか?
最近の中国の我が国への攻撃は、幅と深さを広げている:
・国連の場では、日本の奄美と琉球の世界遺産の登録に、これらは中国の領有権だと反対し
・実業界では、ソニーの中国工場売却(資本の流出)に従業員のストを通じて邪魔をする。
・尖閣海域への侵入も排他的経済水域から領海への侵入に変わってきた。
・一週間ほど前には、中露の連携でしょう、露の対潜哨戒ヘリが尖閣領空を侵犯した。
・公海上だが、沖縄と宮古間の上空を中国軍機が往来し、列島分断をし始めた…
トランプ次期米政権人事でまだ決まっていないのは国務長官(外務大臣)で、元ニューヨーク州知事のジュリアーノ氏(NY治安改善の立役者)で決まりと思っていたら、元マサチューセッツ州知事のロムニー氏へと傾き、今は不明といわれている。トランプ氏の思い、側近の思い、支持者たちの思いとがバラバラということでしょう。選挙中に訴えていた外交政策に迷いが出ているのでしょうか?
トランプ氏の国務長官/外交政策が決まり次第、体制が整わないうちに、中国は現在各方面の浸食を東シナ海に絞ってくるのではないでしょうか? 南シナ海は確保済みだし、朝鮮半島は朴政権の弱体化を待つだけで実質手に入ることから、残る海洋資源確保先は、日本と台湾でしょう。尖閣と沖縄を手に入れれば、ハワイを中心に、米国と、太平洋を二分できると考えるのでしょう。
これから?
ジュリアーノ氏の手法で、小さなことでも、一つづつ、ハッカー元の証拠収集、システムの再構成など、守りを固めることでしょう。米国の新体制ができるまで頑張って、あとは米国がどこまで日本防衛に力を貸すのか確認することでしょう。それから、最悪、対外防衛対応は、非日常から日常に変わるかも…
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