一日中雨が降り続くと気分はずっと滅入ったまま…
こんな時はアクション映画もいいが、「絶壁の死角」もいい。
気分は、主人公の境遇にシンクロし、話の展開にアップダウンして、まるでジェットコースターに乗っているよう。
また、山に登ったらきっとこんな心地と、味わえる…
<まもなく頂上にたどり着くと、ひんやりした石に腹ばいになり、くたびれた犬のようにあえいだ。つかの間、過去二年の間に私の人生を狂わせた出来事をすべて忘れた。・・・・・心がすっかり清められたような気がした。汗の流れるむき出しの背中に夜風が吹きつけ、体を突き抜けていくようだった。体を起こしてあたりを見ると、アドレナリンが引きはじめ、肺が楽になった。暗くなりつつある花崗岩の柱が、見渡すかぎり立ち並んでいた。薄暗がりのなかで紫色に見えた。あだ青みがかった空に星が姿を見せはじめ、銀色の月が東のほうにかかってきた。血がにじむ保護テープをはがしながら、私は久しぶりに満ち足りていた。>クリントン・マッキンジーの「絶壁の死角」P35より
こんな時はアクション映画もいいが、「絶壁の死角」もいい。
気分は、主人公の境遇にシンクロし、話の展開にアップダウンして、まるでジェットコースターに乗っているよう。
また、山に登ったらきっとこんな心地と、味わえる…
<まもなく頂上にたどり着くと、ひんやりした石に腹ばいになり、くたびれた犬のようにあえいだ。つかの間、過去二年の間に私の人生を狂わせた出来事をすべて忘れた。・・・・・心がすっかり清められたような気がした。汗の流れるむき出しの背中に夜風が吹きつけ、体を突き抜けていくようだった。体を起こしてあたりを見ると、アドレナリンが引きはじめ、肺が楽になった。暗くなりつつある花崗岩の柱が、見渡すかぎり立ち並んでいた。薄暗がりのなかで紫色に見えた。あだ青みがかった空に星が姿を見せはじめ、銀色の月が東のほうにかかってきた。血がにじむ保護テープをはがしながら、私は久しぶりに満ち足りていた。>クリントン・マッキンジーの「絶壁の死角」P35より
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