3日ほど前、18歳成人で消費者被害拡大、とのニュースがあった。
成人を20歳から18歳に下げると自活者が増えて、お金の流れが増えて、経済はよくなるはずなのに、消費被害とは不思議なものと、もう一度読み直すと、消費被害ではなく消費者被害でした。
成人を18歳に引き下げると、若者が詐欺などにかかったとき、民法の未成年者取消権(未成年の場合親などの同意のない契約は取り消しができるという規定)が適用されなくなり、18,9歳の被害が拡大するというものでした。要は18歳成人には反対という記事でした。
20歳以上を成人とする国は、韓国、タイ、シンガポール、インドネシア、クウェート、エジプト、モロッコ、ケニア、アルゼンチン、米国では1州だけでした。米州のほとんどは18歳成人で、世界の大多数は、欧州、インド、サウジ、中国、オーストラリアetcで18歳で成人としています。
18歳に寛容過ぎませんか?
将来世代に莫大な借金を負わせている環境下で、大学の授業料も条件付きで無料化(給付型奨学金制度)を進めているし、2010年からの高校の授業料無料化で、勉学意欲は上がっているのだろうか?勉強しなくても高校卒で、勉強しなくてもいい大学となると、優しさというより、もう過保護でしょう。
過保護の弊害は、自主性が・躾が育たない、自分勝手な性格に流れがち、欲望を抑えられない、親離れが難しいですから、ますます成人は先延ばしとなる?
18歳の学生のころ、マルチ商法に誘われたことがありました。アルバイトをせずにお金が手に入りそうなので、会員になることを‘真剣に'考えましたが、どう見ても買わされる部品が車の性能に関わるように思われなかったので、また、世の中に簡単にお金持ちになる方法はないと考え、誘いを断ったことがありました。
未成年者取消権はあってもいいが、逆に考える力も奪ってしまうのでは?悪徳商法の取り締まり強化でもいいような。
非情なようですが、体格的にも、精神的にも、学歴的にも、今即にででも、18歳成人に賛成です。